韓国の国民は「アメリカ言いなり」に甘んじてはいないようだ

韓国・ソウルで行われた米国産牛肉の輸入再開への抗議デモ=2008年6月5日撮影(AFP)
韓国・ソウルで行われた米国産牛肉の輸入再開への抗議デモ=2008年6月5日撮影(AFP)

韓国では、2月に大統領に就任したばかりの李明博政権が窮地に立たされている。4月に、米国産牛肉の輸入自由化を認めたことにたいする抗議が続き、ソウルでは、中心部がデモ隊によって埋め尽くされている。当選直後には70%あった大統領の支持率も20%に急落。ついに、閣僚全員が辞意を表明するところにまで追い込まれる事態になった。

韓国、全閣僚が辞意表明 牛肉批判で関係閣僚更迭へ(MSN産経ニュース)
韓国大統領、改革推進で危機打開訴え ソウルでは2万人集会(AFPBB News)
韓国地方選、与党ハンナラ党が惨敗(AFPBB News)
韓国:大統領支持率20% 米国産牛肉輸入規制撤廃で急落(毎日新聞)

韓国、全閣僚が辞意表明 牛肉批判で関係閣僚更迭へ
[MSN産経ニュース 2008.6.10 12:10]

 韓国の韓昇洙首相は10日、米国産牛肉の輸入問題をめぐり政府に対する国民の批判がやまないことを受け、李明博大統領に全閣僚の辞意を表明した。政府当局者が明らかにした。
 聯合ニュースなどによると、李大統領はこれを受け、鄭雲天農林水産食品相ら少なくとも関係閣僚4?5人を更迭する内閣改造を近く行い、大統領首席秘書官も大幅に交代させるとみられる。
 李大統領は牛肉問題の責任にけじめをつけることで国政の混乱を収拾したい意向だが、国民の反発を沈静化できるかどうかは不透明だ。
 大統領府に関しては、李大統領の最側近である柳佑益大統領室長と大統領首席秘書官6人全員、報道官の計8人が既に辞意を表明している。(共同)

韓国大統領、改革推進で危機打開訴え ソウルでは2万人集会
[AFPBB News 2008年06月06日 12:58 発信地:ソウル/韓国]

 【6月6日 AFP】米国産牛肉の輸入再開をめぐって政府批判が高まっている韓国の李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)大統領は6日、政権が直面している危機的状況を脱するためにも改革を推進していくと強調した。
 李大統領は演説の中で、経済の減速やインフレ、原油・原材料価格の高騰などの問題へは国全体で取り組まなければならないと指摘し、「国民とともに絶え間ない変革を推進することで、韓国が直面している危機を乗り越える」と述べた。
 大統領府によると、李大統領は今週末、宗教、政治、学界などの指導者と会談し「現在の政治危機の打開に向けた」意見交換を行うという。
 韓国では5日、国会が開幕したが、議席の過半数を占める野党議員らが無期限のボイコットを行っており、事実上審議が不可能となっている。
 ソウル(Seoul)では5日夜も市民2万人以上が集まり、米国産牛肉の輸入再開に抗議するキャンドル集会を行った。

韓国地方選、与党ハンナラ党が惨敗
[AFPBB News 2008年06月05日 17:26 発信地:ソウル/韓国]

【6月5日 AFP】韓国で4日、地方自治体首長・議会の統一再・補欠選が李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)政権発足後初めて行われ、米国産牛肉の輸入制限撤廃をめぐる世論の批判などを反映し、与党ハンナラ党(Grand National Party、GNP)が惨敗した。
 首長選では9自治体で行われたが、ハンナラ党の擁立候補6人のうち当選したのは1人だった。最大野党の統合民主党(United Democratic Party、UDP)の首長候補からは首都ソウル(Seoul)市長を含む2人が当選した。
 地方議会選の再・補欠選のうち広域自治体議員選では29議席が争われ、UDPが14議席を獲得した一方で、GNPはわずか7議席で、残る議席はその他の政党や無所属候補によって占められた。

韓国:大統領支持率20% 米国産牛肉輸入規制撤廃で急落
[毎日新聞 2008年6月2日 20時33分]

 【ソウル堀山明子】韓国の有力各紙は2日、李明博(イミョンバク)大統領が3日で就任100日となるのを前に世論調査を発表、中央日報によると大統領支持率は19.7%と2割を割り込んだ。米国産牛肉の輸入に反対する市民集会を「不法デモ」として取り締まる李政権への不信が募っているようだ。
 支持率は東亜日報が22.9%、朝鮮日報は21.2%だった。2月末の就任直後は50%を超えていたが、米国産牛肉の輸入規制撤廃で合意した4月半ば以後に急落。盧武鉉(ノムヒョン)政権の末期ですら30%前後で推移しており、政権初期の支持率20%前後は異例だ。
 ハンナラ党の姜在渉(カンジェソプ)代表は2日朝、李大統領に内閣改造による政権の刷新を提案したが、李大統領は「各界の意見を十分に聞いて事態収拾案を提示する」と述べるにとどめた。

さすがのアメリカも、念願の保守・李明博政権を見捨てておけず、月齢30カ月以上の輸出規制を認めざるを得ないところに追い込まれたようだ(もちろん、ホントに規制されるかどうかは、これからの話だが)。

月齢30カ月以上の牛肉、対韓輸出を規制 米大統領方針(NIKKEI NET)

月齢30カ月以上の牛肉、対韓輸出を規制 米大統領方針
[NIKKEI NET 2008年06月08日 00:42]

 【ソウル=島谷英明】韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は7日夜、反発が強まっている米国産牛肉の輸入問題を巡りブッシュ米大統領と電話で協議した。李大統領はBSE(牛海綿状脳症)の発症例が多い月齢30カ月以上の牛肉が韓国に輸出されないように求め、ブッシュ大統領は「具体的な措置を準備する」と述べ、輸出を規制する方針を表明した。
 青瓦台(大統領府)によると、協議は同日午後8時過ぎから約15分間にわたった。李大統領は「米国産牛肉の安全性について韓国の消費者が不安になっている」と説明し、信頼できる効果的な対応を要請。ブッシュ大統領は「韓国国民の心配と憂慮を十分に理解している」と応じた。
 李大統領はブッシュ大統領から協力を取り付け、国内の批判をかわしたい考えとみられるが、市民団体や野党は米国との再交渉を要求。事態が沈静化に向かうかどうかはなお不透明だ。

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