アラ還のオッサンがマルクスの勉強やらコンサートの感想やらを書き込んでいます

尾高忠明 バーンスタインを振る

2008年7月20日 at 22:44:25

東京フィルハーモニー交響楽団第756回オーチャード定期演奏会

先週の日曜日、渋谷のオーチャード・ホールで東フィルの定期演奏会を聴いてきました。今年はバーンスタイン生誕90年、ということで、尾高忠明氏がバーンスタインの「シンフォニック・ダンス」と「不安の時代」を振りました。(今年27回目のコンサート)

  • バーバー:弦楽のためのアダージョ op.11
  • バーンスタイン:ミュージカル「ウェスト・サイド物語」より “シンフォニック・ダンス”
  •    (休憩)
  • バーンスタイン:交響曲第2番「不安の時代」(改訂版)

「シンフォニック・ダンス」は、「ウェスト・サイド物語」の音楽の組曲。ただし、プログラム解説によると、映画版の「ウェスト・サイド物語」には、バーンスタインはまったくタッチしていないらしい。そして、この組曲「シンフォニック・ダンス」も、バーンスタイン監修とはいえ、実際の編曲作業はシド・ラミンとアーウィン・コスタルがおこなっているそうです。

第1曲では弦楽パートが指を鳴らし、第4曲ではいっせいに「マンボ!」と叫ぶというお馴染みの曲。しかし、それをいかにも生真面目にやるあたりが日本人らしいというか…。ベネズエラのドゥダメル率いるボリバール・ユース・オーケストラだと、これが会場と一体になったノリノリのマンボになる。

後半「不安の時代」は、交響曲ということになっていますが、実際はピアノ協奏曲。舞台中央にどでんとピアノが陣取っています。で、1947年に出版されたオーデンの長編詩「不安の時代」をモティーフにした作品。第2部にはジャズなども登場します。

しかし、正直言って、バーンスタインは苦手。とくに、個人的には、ビッグバンドのジャズが嫌いなので、う〜むなプログラムでした。(^_^;)

そのなかで、東フィルの“うまさ”を感じさせてくれたのは、1曲目のバーバーの「弦楽のためのアダージョ」。バーバーは、バーンスタインとカーティス音楽院で同級生だったそうで、バーバーが亡くなったとき、バーンスタインがこの曲を追悼に振ったとか。

アメリカ音楽といっても、だいぶ趣の違う2人の作品でした。

【演奏会情報】 東京フィルハーモニー交響楽団第756回オーチャード定期演奏会
指揮:尾高忠明/ピアノ:江口 玲/コンサートマスター:三浦章広/会場:Bunkamuraオーチャードホール/開演:2008年7月13日 午後3時

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