福田改造内閣 支持率再浮上せず?!

福田改造内閣の支持率。「毎日」は3ポイント増の25%、「朝日」は24%横ばい。共同の調査でも「やや回復」とはいえ、依然として31%で、不支持48.1%を大きく下回っている。

ところが「読売」だけは41%と大きく好転。しかし、同じ調査で、今回の改造で福田首相に対する評価が変わったかという質問にたいする回答は、72%が「変わらない」、「上がった」12%に対して「下がった」13%で、これだけみると、内閣支持率が上がる理由は何もない。詳しい設問などが不明だが、面妖な調査だ。

福田改造内閣:支持率3ポイント増の25% 評価せず56%――毎日新聞世論調査(毎日新聞)
内閣支持横ばい24% 麻生幹事長高評価 本社世論調査(朝日新聞)
改造内閣支持31%、やや回復 全国電話世論調査(共同通信)
内閣支持41%に好転、「麻生幹事長」評価66%…読売調査(読売新聞)

福田改造内閣:支持率3ポイント増の25% 評価せず56%――毎日新聞世論調査
[毎日新聞 2008年8月3日 東京朝刊]

 内閣改造・自民党役員人事を受け、毎日新聞は1、2日、電話による全国世論調査を実施した。2日に正式に発足した福田改造内閣の支持率は7月の前回調査比3ポイント増の25%だった。今回の人事に対する評価では「評価しない」が56%。「内閣改造によって首相の目指す政治がはっきりしたと思うか」という質問への回答も「思わない」が72%に達した。今回の人事が必ずしも政権浮揚に直結していないことが浮かび上がる結果となった。
 内閣不支持は前回比2ポイント減の52%、「関心がない」は前回と同じ21%だった。
 昨年9月の政権発足時に57%あった内閣支持率は下がり続け、今年5月には18%まで落ち込んだ。その後、今回も含め3カ月連続で微増したものの、低迷状況は抜け出せなかった。参院選の大敗を受けて安倍晋三首相(当時)が昨年8月に実施した内閣改造後には支持率は11ポイント上昇しており、それと比較しても今回の人事がそれほど効果的でなかったことが分かる。
 今回の人事を「評価する」という回答は31%で、理由は(1)「ふさわしい人材を起用した」45%(2)「人心一新になった」20%――の順。「評価しない」の理由は分散したが、「首相が指導力を発揮しなかった」の27%が最多だった。
 今回の人事の目玉と位置づけられる自民党の麻生太郎幹事長に対しては57%が「期待する」と回答。「期待しない」の36%を上回ったが、内閣支持率を大きく押し上げる「起爆剤」とはならなかった。
 「首相の目指す政治が内閣改造ではっきりしたと思うか」への回答で「思う」は18%にとどまった。政党支持別に見ると、自民支持層でも「思わない」が60%で、「思う」30%の倍に達した。公明支持層も56%が「思わない」と答えており、与党支持層が今回の人事に明確な「福田カラー」を実感していないことがうかがえた。内閣支持層で見ても「思う」45%と「思わない」43%が拮抗(きっこう)した。
 政党支持率は自民党が前回比2ポイント増、民主党が1ポイント減の24%で並んだ。しかし、「次の衆院選で自民党と民主党のどちらに勝ってほしいか」との質問に対する回答は、民主党が46%で自民党の31%に大きく水をあけた。後期高齢者医療制度への批判が高まった5月調査の27ポイント、前回調査の21ポイントより差が縮まった。【坂口裕彦】

内閣支持横ばい24% 麻生幹事長高評価 本社世論調査
[asahi.com 2008年8月3日3時1分]

 福田内閣の改造を受けて朝日新聞社が1、2の両日実施した全国緊急世論調査(電話)によると、内閣支持率は24%で、前回(7月12、13日)の24%から変わらなかった。不支持率は55%(前回58%)だった。自民党役員人事で麻生太郎氏が幹事長になったことについては、「評価する」51%が「評価しない」29%を大きく上回った。
 内閣支持はガソリン税問題で混乱した4月に20%台に下がって以来、低い水準のままだ。発足当初80%台だった自民支持層の内閣支持も52%まで下がるなど、改造は反転上昇のきっかけに今のところなっていないようだ。
 改造で福田首相は指導力を発揮したかの問いには、「発揮した」は15%で、「そうは思わない」が66%を占めた。指導力を「発揮した」と思う人は、自民支持層で30%、内閣支持層でも38%しかいない。直前まで自らの意思を明言しなかった今回の改造で、首相の指導力への見方は支持基盤のなかでも厳しい。
 改造で首相の印象が「よくなった」は9%にとどまり、「悪くなった」9%で、「変わらない」74%が大半を占めた。
 首相が掲げた「国民目線の改革」に対しては、新しい内閣で改革が進むことを「期待する」が47%と、「期待しない」の44%をわずかに上回った。野党支持層や無党派層でも「期待する」は3割から4割程度あり、政策の方向としては一定の支持を得ているようだ。
 衆院の解散・総選挙の時期については、「できるだけ早く実施すべきだ」が45%で、「急ぐ必要はない」42%だった。
 「いま投票するとしたら」として聞いた衆院比例区の投票先は自民25%、民主32%など。6月時点の自民23%、民主36%から差は縮まったものの、民主優位が続いている。
 政党支持率は自民23%(前回26%)、民主22%(同24%)などだった。

改造内閣支持31%、やや回復 全国電話世論調査
[2008/08/02 18:24 共同通信]

 共同通信社は福田康夫首相による内閣改造と自民党役員人事を受け1、2両日、全国電話世論調査を実施した。改造内閣の支持率は31.5%で、前回7月の調査から4.7ポイント上昇した。不支持率は48.1%で、前回より5.4ポイント低下した。
 重厚な布陣が一定の評価を得た格好だが、支持する政権の枠組みは「民主党中心」が前回より2.9ポイント増の48.2%と過半数に届く勢い。「自民党中心」は3.6ポイントアップしたものの、34.8%にとどまった。
 政党支持率は前回、自民、民主両党が28.6%で並んだが、今回は民主党30.2%、自民党28.7%と差がついた。
 次期臨時国会では、インド洋での海上自衛隊による給油活動延長が最大の焦点となるが、賛成は34%で、反対が53.4%と過半数を占めた。

内閣支持41%に好転、「麻生幹事長」評価66%…読売調査
[2008年8月3日03時01分 読売新聞]

 読売新聞社が1日夜から2日にかけて実施した緊急全国世論調査(電話方式)で、福田改造内閣の支持率は41.3%、不支持率は47.0%となった。
 単純比較はできないが、面接方式での7月世論調査(12?13日)の支持率26.6%、不支持率61.3%に比べて評価は好転した。自民党幹事長への麻生太郎氏の起用を「評価する」は66%に上っており、実力者の起用による政策実行力向上への期待感が政権への評価を押し上げたことがうかがえる。
 ただ、内閣改造で福田首相に対する評価が変わったかどうかを聞いたところ、「変わらない」が72%と大半で、「上がった」は12%、「下がった」が13%だった。また、今回の人事で首相が「福田カラー」を十分に出せたと思う人は28%で、そうは思わない人が59%だった。
 人事の顔ぶれでは、舛添厚生労働相の留任を評価する人は77%に達し、中山恭子氏の拉致問題相起用についても75%が「評価する」と答えた。
 しかし、目玉人事の一つである野田聖子氏の消費者相起用を「評価する」は41%にとどまり、「評価しない」44%の方が多かった。政策通として知られる与謝野馨氏の経済財政相起用についても、「評価する」は33%と「評価しない」の43%を下回った。
 内閣に優先して取り組んでほしい課題(複数回答)は「物価対策」の88%が最も多く、「年金問題」82%、「高齢者医療」「地球温暖化対策」各77%が続いた。首相が重視する「消費者行政」は51%と少なかった。
 政党支持率は自民35.1%、民主24.6%で、7月面接調査(自民27.2%、民主18.8%)に比べて大きな傾向の変化はなかった。次期衆院選の比例代表選で投票しようと思う政党は、民主が34%と自民の31%より多く、今回の人事で与党への逆風が和らいだとは言えない状況だ。
 衆院解散・総選挙については「できるだけ早く行う」35%と「来年9月の任期満了までに行えばよい」32%がほぼ拮抗(きっこう)し、「年末・年始」は10%、「来春以降」は16%だった。

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  1. 自分なりの判断のご紹介 - trackback on 2008/08/05 at 01:57:11

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