自民党分会は京都でも解散していた!!

「京都民報」2008年6月8日号
「京都民報」2008年6月8日号

前に、埼玉県松伏町で自民党の支部が解散したというニュースを紹介しましたが、実は、それよりも前に、京都でも自民党の地域支部分会が解散をしていたことが分かりました。分会といっても、党員98人。松伏町の支部よりはるかに大きな分会です。

これは、「京都民報」2008年6月8日付の1面トップの記事。

それによれば、自民党の京都府内最大の地域支部である伏見支部(党員1175人)のなかの淀分会(党員98人)が、5月12日に解散。理由は、<1>後期高齢者医療制度、<2>道路特定財源・ガソリン税問題、<3>官僚の天下りの3点だそうです。

こうなると、他にも解散した自民党支部がありそうな気がしますが、はたしてどうでしょうか?

自民党地域組織が解散 “崩壊現象”の真相
府内最大の伏見支部・淀分会(98人)
[京都民報 2008年6月8日]

 自民党の京都府内最大の地域組織が5月に解散しました。集団で離党した元党員たちは、「国民の声を聞かない政党に未来はない」というのです。取材すると、同党内に起こっている“崩壊現象”が浮かび上がってきました。(真下哲記者、立花亮記者)

役員「伏見で最強の分会」

 解散したのは、府内最大の地域支部である伏見支部(党員1175人)の淀分会。党員数は98人と同支部23分会で最も多いところ。同支部の別の分会長は、「伏見で最強の分会」と言います。
 淀分会関係者によると、解散したのは5月12日。後期高齢者医療制度、道路特定財源・ガソリン税問題、官僚の天下りの3点を理由にあげています。
 同分会役員の1人は打ち明けます。「日本の行く末に危機感を抱いています。しかし、今の自民党は派閥争いにきゅうきゅうとなり、ポスト福田や政界再編にかまけてばかりいる。立ち直りを期待したいけれども、もうあきません。解散は分会員の総意。国民の声を聞かない政党に未来はない」。既に分会財政の余剰金は分会員に均等分配したといいます。

分会長会議でも同調が

 淀分会の解散を受けて5月18日、同区の板橋会館で伏見支部分会長会議が開かれました。出席したのは支部長の高橋泰一朗京都市議や幹事長の前波健史府議のほか、約10人の分会長。席上、淀分会長が解散を報告しました。出席した分会長からは、「うちも党費がなかなか集まらず大変」などの意見が出ました。
 会議の最後に高橋支部長が突然、「(解散は)預からせてほしい。府連と協議する」と発言。これに対して、「それはおかしい。党員の自由だ」との声が上がりました。
 この会議に出席した分会長の1人は、「10年前なら『けしからん』という声も出たやろうけど今は違う。自民党に対する思いはみな淀分会と紙一重とちゃうか」と話します。

自民党に不満噴出

 同支部中心のメンバーからも自民党への不満が噴出しています。
 80代の前分会長は、「社会保障費を削り、年寄りをうば捨て山に持っていく制度をつくった。党員や支持者は高齢者ばかりなのに、『年寄りははよ死んだほうがええ』なんて政治はおかしい」と批判します。
 別の分会長は、「最近の自民党の政策は庶民に納得いかないものばかり。『もう嫌気がさした』という気持ちはかなりある」ともらします。
 「党員は高齢者ばかり。年金問題や後期高齢者医療制度などみんな自民党のやり方に怒っている」と話す70代の分会長は、「長年自民党を支持してきたが、商売も上手くいかないし、もう応援する気にもならない。こんなに政治が悪いんやから共産党にきばってほしいわ」とまくし立てました。
 伏見支部長の高橋議員は、「後期高齢者医療制度など今の自民党の政策に党内でも不満が広がっているのは事実。(分会の解散という事態は)これまではなかったこと」と話します。
 前出の分会長は言います。「今の自民党は国民に対してあまりにも冷たい。党内の不信も根深いものがある。(淀分会の解散は)タイムリーな行動だと思う」。

直接の情報源は、こちら↓。

はげしく学び はげしく遊ぶ(石川康宏研究室): 京都府内最大の自民党地域組織が解散

京都民報のウェブでは、記事の出だしの部分だけしか載ってません。そのかわり、取材した記者のメモが公開されています。

目の当たりにした自民党の“崩壊”:京都民報Web

目の当たりにした自民党の“崩壊”
[京都民報Web 2008年06月12日 10:24]

 8日付1・3面で報じた自民党伏見支部・淀分会の解散。取材では同党内で進行している“崩壊現象”を目の当たりにしました。
 解散に至った実情を打ち明けてくれた淀分会役員宅に掲載紙を持って再度訪問しました。美しいシャンデリアと豪華なソファの置かれた応接室に通され、掲載紙を手渡しました。紙面をぎゅっと握り締め、数分間無言のまま記事を読み通すと、納得した様子でいいました。「やっぱりみんな、同じ思いなんやな」。
 同氏の党歴は40年以上。自民党議員の選挙事務長も務め、名刺の裏には、分会役職名が記されています。党員98人と伏見支部内で「最強」と呼ばれるようになった理由をこう話してくれました。
 「淀は伏見の端っこで、(自民党の)府議も京都市議も出なかった。だから『無視したらいかんで』という思いを込めて、ここを自民党の大票田にしようと頑張ったんや。分会単独で新年会を開いて、国会議員が来てくれるのはうちぐらいと違うかな」。
 淀分会の解散をどう受け止めているのか――訪ねて回った他の分会長らは取材を断ることもなく、「(淀分会と)紙一重の状態」「多かれ少なかれそういう気持ちはみな持っている」「私も最近は同じような気分になる」「今は自民党やっとってもおもろない」など次々と不満を口にしました。この分会長らの職業は、農家や不動産業、工務店代表、中小企業社長、呉服店店主など。従来自民党を支えてきた人たちが自民党政治を見限っていると感じました。

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