リーマン破綻(続報)

米大手証券リーマン・ブラザーズの経営破綻で、いっそう深刻になった米金融不安。同大手保険AIGへの公的資金投入でも、おさまる様子を見せていない。

NY株式市場は一時400ドル近い下げ。ヨーロッパ市場も下げている。

また、リーマン・ブラザーズ日本法人が落札した2年物の国債と政府短期証券について、指定日までに払い込みがなく、発行できなくなっていることが判明。これはもちろん一時的なものだが、金融不安が広がると、こんなところにも影響が出るとは知らなかった。

欧州株、下落(時事通信)
外為・株式:NY市場 株急落、一時398ドル安(毎日新聞)
英住宅金融最大手HBOS、ロイズTSBによる買収交渉を発表(AFPBB News)
国債1287億円、発行できず=異例の事態、リーマン破綻で?財務省(時事通信)
米リーマン破綻:リーマン向けの債権総額3200億円――国内主要9行(毎日新聞)

欧州株、下落
[時事通信 2008/09/18-00:24]

 【ロンドン17日時事】欧州各国の主要株式市場は17日、英大手銀行の合併観測などが好感され一時反発したが、午後に入り米株式の急落につれ、マイナスに転じた。
 英国のFT100種平均株価指数は午後3時14分現在、前日終値比6.5ポイント(0.1%)安の5019.1。英大手銀行ロイズTSBと同業のHBOSが合併交渉を行っていると報じられたことから、朝方は銀行株を中心に買いが先行した。ただ、米株式相場が急落して始まると、売り圧力が強まりマイナスに転じた。
 また、仏CAC40種指数と独株式主要30銘柄指数(DAX)も値を消した。

外為・株式:NY市場 株急落、一時398ドル安
[毎日新聞 2008年9月18日 東京朝刊]

 【ワシントン斉藤信宏】17日のニューヨーク株式市場は、8月の米住宅着工件数が大幅に減少したことなどを受けて信用不安に拍車がかかり急落、ダウ工業株30種平均は一時、前日終値比398.88ドル安の1万660.14ドルまで下落し、05年11月以来2年10カ月ぶりの水準で取引されている。その後、下げ幅はやや縮小している。
 米最大手の保険会社AIGを政府管理下に置くことへの期待感からダウ平均は16日には急反発。17日の東京株式市場も大幅に値上がりした。しかし住宅市場の低迷などから「低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題の解消には程遠い」との見方が依然根強い。
 金融関連株の一部が売り込まれる動きも続いており、特に投資銀行業務を主力とする証券大手の一部は投げ売りに近い状態になっている。米証券大手モルガン・スタンレーは一時、同12.60ドル安の16.10ドルと約44%下落したほか、証券大手ゴールドマン・サックス(GS)も同32%安の100.67ドルをつけた。公的管理の決まったAIGは、約47%安の1.99ドルまで下落している。

英住宅金融最大手HBOS、ロイズTSBによる買収交渉を発表
[AFPBB News 2008年09月17日 23:43 発信地:ロンドン/英国]

 【9月17日 AFP】英住宅金融最大手HBOSは17日、同大手のロイズTSB(Lloyds TSB)と買収も視野に入れた交渉を行っていると発表した。
 英国放送協会(BBC)はすでに、ロイズTSBがHBOSの買収を交渉中であると報じていた。
 HBOSの株価は今週、乱高下を続けていた。約50%も下落した後、買収交渉が報じられて急上昇。その後、米証券大手リーマン・ブラザーズ(Lehman Brothers)の経営破たんへの動揺が続く中、反落していた。
 英金融監督当局は、HBOSは健全な財務状況だと述べていた。

国債1287億円、発行できず=異例の事態、リーマン破綻で?財務省
[時事通信 2008/09/18-02:48]

 破綻(はたん)した米証券大手リーマン・ブラザーズの日本法人、リーマン・ブラザーズ証券が落札した2年物国債と政府短期証券(FB)について、同社から期日までに払い込みがなく、発行できなくなったことが17日明らかになった。未発行額は2年債が約817億円、FBが約470億円。財務省は「国債発行計画を見直すほどの規模ではない」(理財局)としているが、民間金融機関の破綻で国の歳入に欠陥が生じるのは異例だ。
 2年債は8月28日(1兆8493億円)、FBは9月10日(4兆4639億円)にそれぞれ入札があり、リーマン証券が一部を落札。いずれも9月16日が代金の払込期日となっていた。

米リーマン破綻:リーマン向けの債権総額3200億円??国内主要9行
[毎日新聞 2008年9月18日 東京朝刊]

 金融庁は17日の政府の経済財政諮問会議で、国内主要銀行9グループの米リーマン・ブラザーズ向け債権額(16日現在)の集計を報告した。総額は約3200億円で、うち担保などで保全されておらず、損失化する可能性のある部分は約1400億円にのぼった。
 債権額が最大だったのは、三井住友フィナンシャルグループ(FG)で1034億円。あおぞら銀行の693億円、みずほFGの400億円と続いている。また、新生銀行の債権額は380億円で、全額が担保で保全されていない。一方、地域銀行は30行がリーマン向け債権額を公表し、総額は計610億円だった。【永井大介】

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◆主要行のリーマン・ブラザーズへの債権額◆
三井住友FG    1034  (110)
あおぞら銀      693  ( 26)
みずほFG      400  (200)
新生銀        380  (380)
三菱東京UFJ銀   273  (231)
りそな銀       200  (200)
中央三井信託銀    150  (150)
住友信託銀       60  ( 60)
三菱UFJ信託銀    16  ( 16)
………………………………………
計        約3200(約1400)
※単位は億円、カッコ内は担保などで保全されていない額

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