ユーロ急落

ユーロが急落。数カ月前には1ユーロ=170円近くまでいったのに、一気に130円を割ってしまいました。それにともなって、東京市場の株価も631円下げて、ふたたび8600円台に。

対円ユーロ相場は一気に130円割れ
対円ユーロ相場は一気に130円割れ(東洋経済オンライン)

ユーロ、4年ぶり安値 ロンドン市場、円高急進(朝日新聞)
ユーロ・ショックで株安加速、企業業績見通しに暗雲 : Reuters
止まらぬユーロ下落、EU各国の利害対立深刻化で一段の下落も : 東洋経済オンライン
東証:反落、631円安 3日ぶり終値9000円割る(毎日新聞)

ユーロ、4年ぶり安値 ロンドン市場、円高急進

[asahi.com 2008年10月22日22時8分]

 【ロンドン=尾形聡彦、稲田清英】ロンドン外国為替市場は22日、欧州経済が本格的な景気後退に入るとの見方が広がり、日本円に対して、ユーロやポンドが大きく売られる展開になっている。同日午前の取引で、円ユーロ相場は1ユーロ=126円28銭まで円高が急進し、4年ぶりの安値水準まで円高ユーロ安が進んだ。
 英ポンドについても、英中央銀行総裁が景気後退入りの可能性に言及したことで、大幅に円高が進行。一時、1ポンド=160円59銭と、00年12月以来約8年ぶりの円高ポンド安水準に達している。市場関係者は「大陸欧州や英国の景気後退へと市場の関心が移り、ユーロやポンド売りが拡大している」と指摘している。

ユーロ・ショックで株安加速、企業業績見通しに暗雲

[ロイター 2008年 10月 22日 19:26 JST]

 [東京 22日 ロイター] ユーロ・ショックが株式市場を直撃した。22日の外為市場でユーロが下落基調を鮮明にしたことを受け、日経平均は後場から下げが加速、終値は631円安と4日ぶりの大幅反落で引けた。
 4-9月期決算発表の本格化を控え、市場では会社側から収益計画の下方修正が相次ぐのではないかとの懸念が高まっている。

<欧州向け売上比率の高い銘柄が狙い撃ちに>

 欧州経済に対する先行き不安や根強い金融危機への懸念を背景に、ユーロが対主要通貨で急落している。とりわけ対円での下げがきつく、ユーロ/円は一時127.00円まで下落し4年4カ月ぶり安値を更新した。英ポンドも下げ止まらず、英ポンド/円は161円半ばと8年ぶり安値圏へ下落している。ユーロ安はドル売りにも波及、ドル/円は100円割れとなり、結果的に円高が際立つ形となった。
 株式市場では欧州向けの売上比率が高い銘柄が狙い撃ちされた。コニカミノルタHD、ブラザーがいずれもストップ安まで売られたほか、マツダが年初来安値を更新、キヤノン、任天堂、日立工機も急落するなどハイテク、精密、自動車などの輸出関連株が大きく値を崩した。
 朝方から欧州勢、アジア勢などの売りが先行したが、後場に入って下げが加速した背景には海外短期筋の動きがある。「米株先物安やユーロ安を手掛かりに買い戻しが一巡した短期筋が売り直している。海外機関投資家は円高で日本株の資産が計算上増えており、ロングをいったん手じまう動きにもなっている」(大手証券トレーダー)という。
 証券ジャパン調査情報部長の小林治重氏は「ユーロ急落を材料に、ヘッジファンド勢が日本株の現物、先物に売りを仕掛けた。マーケットのゆがみをついた投資行動であり、一般投資家はなすすべなく、投げ売りせざるを得なくなっている」とみている。「市場を落ち着かせるには財政出動しかないが、米国は大統領選が終わるまで動けない。その間隙をヘッジファンド勢に狙われた」と小林氏は話している。

<日米欧とも景気対策の実行まで時間>

 来週から4―9月期の決算発表が本格化するが、円高の進展で企業業績の先行きに暗雲が立ち込めてきた。「国内企業はユーロ/円の想定レートを157?160円程度のレンジで設定している。足元の130円を割れるような水準では、2009年3月期通期の業績予想に一段の下方修正圧力が生じる」(立花証券執行役員の平野憲一氏)という。
 原油や非鉄金属など原材料価格のピークアウトが利益を押し上げる効果もあるとみられるが、投資家のマインドは冷え込み、好材料に目が向かいにくくなっている。
 いちよし証券投資情報部チーフストラテジストの高橋正信氏は「輸出企業は追い込まれつつある。2009年3月期業績は、全体で前年比2割減益は覚悟しなければならないだろう。ユーロ安を考えると、下期だけでみて欧州向け輸出比率の大きいところなどは前年同期比半減という企業もでてきそうだ」と危惧する。「選挙をはさんで日米には政治空白が生じる。欧州各国が景気対策でまとまりにくいことも容易に想像がつく。景気対策の催促相場になれば、日経平均は10日の安値(8115円)を割り込む可能性もある」と高橋氏は話している。
 各国の政府と中央銀行が公的資金投入や協調利下げなどで一斉に金融危機の封じ込めに動いたため、金融不安は多少後退したものの、投資家の不安心理は根強い。「恐怖指数」とも呼ばれるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー(VIX)指数は、21日現在で53.11と高水準を維持している。
 野村証券エクイティ・マーケットアナリストの佐藤雅彦氏は「日経平均は目先、年初来安値を更新する可能性は低いものの、年末、年始にかけて安値更新の可能性が50%程度に高まりそうだ。景気悪化が進むなかクリスマス商戦は厳しいとみられる。金融問題もすべてが解決したわけではなく10?12月決算などでサプライズが出れば再び下値を模索する可能性は大きいだろう」と話している。(ロイター日本語ニュース 金融マーケットチーム)

止まらぬユーロ下落、EU各国の利害対立深刻化で一段の下落も

[東洋経済オンライン – 08/10/22 | 18:38]

 外国為替市場でユーロの下落が止まらない。22日の東京市場では対円でユーロが大きく値下がりし一時、1ユーロ=127円台と4年6カ月ぶりの水準まで円高ユーロ安が進行した。
 最近のユーロ売りの背景にあるのは欧州景気の先行きに対する不安感の台頭だ。国際通貨基金(IMF)は2009年のユーロ圏の経済見通しを修正。従来の 1.2%から0.2%へ引き下げた。下方修正したのはユーロ圏の予測だけではない。米国、日本、それに中国やインドなど新興国の見通しも軒並み変えた。だが、今年の夏場ごろまで欧州は新興国などと並び「デカップリング(非連動)」の地域ともてはやされていた。歯止めのかからないユーロ安はその反動という側面が大きい。
 利下げ観測の台頭もユーロ売りに拍車をかける。一時は金利格差に着目し、円やドルを売ってユーロを買う「キャリー取引」が活発化したが、最近のリスクマネー収縮の流れも受けて同取引の巻き戻しの動きが続く。22日の市場ではユーロ下落による資産の目減りを嫌って「欧州などの外債を投資対象に組み込んだ投資信託の解約に伴う売り物も出た」(三菱東京UFJ銀行市場業務部の高見和行調査役)。損失確定のいわゆる「ストップロス」の売りも巻きこみ、一気に値を下げた。

 「いったんは逆方向への揺り戻しが起きるケースも考えられるが、状況は何も変わっていない」(みずほコーポレート銀行国際為替部の兼平修一参事役)。心理的なフシとされた130円を割り込んだこともあって、ユーロの先安観測がさらに勢いを増す。三菱東京UFJ銀行の高見氏は「124円前後を目指す展開になる」と読む。
 “震源地”の米国から欧州へと飛び火した金融危機をめぐっては、各国が相次いで金融機関への公的資金注入などを表明。欧州が「一枚岩」になって危機打開へ乗り出したかのように見える。だが、英国に13年近くにわたって住んだ経験があり、欧州事情に詳しい同志社大学の浜矩子教授は「欧州連合(EU)の共同体としての求心力が幻想にすぎないことがわかった」と手厳しい。同教授いわく、「ユーロを導入していない英国が実利主義に走っていち早く公的資金注入を決め、他国が追随せざるを得なかっただけ」。
 ユーロ圏の金融政策は欧州中央銀行(ECB)の下で一本化されているが、財政政策は各国に委ねられている。加盟国間の経済格差は決して小さくないだけに今後、景気が減速の度合いを深めれば保護主義的な政策へと傾き、各国の利害が対立する可能性もある。それを見透かすかのようにユーロが一段と売られるシナリオも決して否定できない。(松崎泰弘=東洋経済オンライン)

東証:反落、631円安 3日ぶり終値9000円割る

[毎日新聞 2008年10月22日 21時13分(最終更新 10月22日 21時24分)]

 22日の東京株式市場は、世界的な景気悪化懸念や為替相場の円高を嫌気し、全面安の展開となった。日経平均株価は4営業日ぶりに反落し、この日の最安値となる前日終値比631円56銭安の8674円69銭で取引を終えた。終値で9000円を割り込むのは3日ぶり。TOPIX(東証株価指数)も4日ぶりに反落し、終値は同67.41ポイント安の889.23。東証1部の出来高は21億5700万株。
 市場では、トヨタ自動車の世界販売台数が計画を大きく下回る見通しになったことなど実体経済の悪化で、今週から企業の発表が本格化する08年9月中間決算への懸念が強まった。円高も不安材料となり、自動車、電機など輸出関連株を中心に大きく値を下げた。
 アジア市場でも主要の株価が軒並み下落した。韓国総合指数と香港ハンセン指数は5%以上値下がりし、上海総合指数も3.2%下げた。3指数とも年初来安値を更新した。【野原大輔】

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