諦めかけていたのですが…

都響第671回定期演奏会(2008年11月19日)

  • ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 「皇帝」 op.73
  •    休憩
  • マーラー:交響曲第1番 ニ長調 「巨人」

昨日は、仕事が思いがけず早く終わったので、「こりゃ、都響の定期に間に合うぞ」と喜んだのですが、さて鞄のなかを探ってみたら、チケットがない!!

え゛――――ー

ということで、冷や汗たらりんこん、目は点…状態でしたが、ダメ元で、そのままサントリーホールへ向かいました。ついたのは19時15分。すでに演奏会は始まっていますが、受付に歩み寄って、「あの?、すみません。定期の会員なんですけど、チケット忘れてきたんですが…」と恐る恐る申し出てみると、「はい、わかりました」と、その場で名簿をチェックしてすぐに代券を発行していただきました。おかげで、すでに始まっていた中村紘子さんによる「皇帝」の第1楽章と第2楽章の楽章間に、無事ホール内に滑り込むことができました。

感謝感激、雨あられ?♪ ヽ(^o^)丿

さて、この日のメインの「巨人」。これは、賛否両論、意見が分かれる演奏だったと思います。というか、いいという人の方が少数だったかも知れません。(会場は、拍手喝采でしたが)

僕は、いかにも森の中で鳥が鳴いてますよ?式の、ありがちな演奏が気に入らなかったので、リントゥの指揮は、何か得体の知れないどろどろしたもののうごめきのようなものを感じさせて、なかなか良かったと思いました。ヴァイオリンも、木管も、しゃくりまくって演奏するし、弱音で低くうごめくかんじのところは、それこそ「引きずる」ように思いっきりテンポを遅くするなど、かなり強引に振っていましたが、そうすることで初めてマーラーらしくなったように思われました。

しかし、それをやり過ぎだと感じた向きもあるようです。確かに、曲を無理やり押さえつけるような指揮に、オケがついてゆけなかったようなところもあったのは事実。演奏として成功したとは言えないかも知れません。

それでも、通り一遍でない「巨人」との格闘は、評価しても良いのではないでしょうか。これまで演奏会やCDで聞いても、これというインパクトがなくて、正直、マーラーの交響曲のなかでは、唯一「ほとんど聴かない曲」になっています。そんななかで、3年前のコバケン&日フィルの演奏いらい、ひさびさに引きつけられた演奏でした。

さて、前半の「皇帝」ですが、中村紘子さんは、いってみれば、バッシン、バッシンとピアノをたたくタイプの演奏家で、僕はちょっと苦手なタイプ。オケは12-10-8-6-5の、やや小ぶりの演奏で、ピアノはピアノ、オケはオケで演奏しているときは、これがちょうどいいランスだったのですが、ピアノとオケの音が重なり合う部分では、オケの音がピアノの音に負けてしまって、ほとんど聞こえませんでした。(^^;)

【演奏会情報】 東京都交響楽団第671回定期演奏会
指揮:ハンヌ・リントゥ/ピアノ:中村紘子/会場:サントリーホール/開演:2008年11月19日 午後7時

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