共産党志位委員長、派遣切りをやめさせよと首相に要請

共産党の志位和夫委員長が、麻生首相に対して、政府がきちんと大企業を監視して“派遣切り”をやめさせるように要請。

自民・共産の2党だけの党首会談は、「毎日新聞」が指摘するように、たしかに異例。自民党からすれば、民主党にたいする牽制という意味もあるのかも知れないが、そうした駆け引きでなく、いま雇用問題が大きな社会的な問題になっているのだから、あらゆる機会を利用して、派遣切りをやめさせて、雇用を守るように働きかけるのは当然のこと。自民党からみても、共産党は、政局的な思惑なしに政策を語り合える唯一の相手?ということだろう。

共産 雇用問題で首相に要請(NHKニュース)
自共党首:異例の会談 雇用不安や貸し渋りめぐり(毎日新聞)

共産 雇用問題で首相に要請

[NHKニュース 12月5日12時12分]

 共産党の志位委員長は麻生総理大臣と会談し、企業が非正規雇用の労働者を大量に解雇することのないよう国が指導を強めるべきだと申し入れたのに対し、麻生総理大臣は厳しい状況認識は共有しており、できるだけの努力をしたいと応じました。
 この中で、志位委員長は「景気の悪化で、非正規雇用の労働者の大量解雇が予想され、年を越せないという訴えが寄せられている」として、非正規労働者の解雇や大学生などの採用内定の取り消し、また、金融機関による中小企業への貸し渋りをやめさせるため、国の指導・監督を強化するよう求めました。これに対し、麻生総理大臣は「厳しい状況にあるという認識は共有しており、すでに日本経団連に、正規雇用の確保への協力や採用の取り消しをなくすよう申し入れている。政府としてできるだけの努力をしたい」と述べました。
 会談のあと、志位委員長は記者団に対し「麻生総理大臣も、このままではまずいという認識は持っていたが、指導・監督を強化するという言明はなかった。今後も、国会審議などで政府に対策を求めるとともに、大企業などにも申し入れを行いたい」と述べました。

自共党首:異例の会談 雇用不安や貸し渋りめぐり

[毎日新聞 2008年12月5日 22時21分(最終更新 12月5日 23時09分)]

 共産党の志位和夫委員長は5日、国会内で麻生太郎首相と会談し、雇用不安への対応や中小企業の貸し渋り対策を訴える「雇用と中小企業を守る緊急対策」の実施を提言した。自民・共産の2党だけの党首会談は異例。
 会談で志位氏は、非正規労働者の相次ぐ解雇について、政府の強力な指導監督を要請。首相は「経団連首脳に雇用維持を申し上げた」と応じたが、志位氏は「その直後に、御手洗冨士夫経団連会長の足元のキヤノンの子会社で1100人の解雇計画が出てきた」と指摘した。
 首相は「企業は非正規を切らないで、正社員に置き換える道を探るべきだ」などと一般論に終始し、10分弱の会談は平行線で終わった。会談に同席した河村建夫官房長官は「党派を超えてという思いもあり、申し入れを受けた」と述べた。(以下略)【田中成之】

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