厚生労働省、「年越し派遣村」に講堂開放

日比谷公園で解説されている「年越し派遣村」。大晦日には130人でしたが、元日には200人、今日はとうとう300人を超えて、主催者側の当初の予定を大きく上回る事態になっています。

それだけ、12月にクビを切られ、会社の寮からも追い出されて、職と住居と、それに日々の食事にも困るところまで追い込まれている人たちがたくさんいるということです。

厚労省講堂、「派遣村」の宿泊に開放(TBS News-i)
年越し派遣村:利用者、予想の倍 厚労省講堂なども開放(毎日新聞)
派遣村 200人が支援求める(NHKニュース)
「年越し派遣村」に130人=炊き出しや職業相談支援?東京・日比谷公園(時事通信)
日比谷公園に「年越し派遣村」開設 : AFPBB News

厚労省講堂、「派遣村」の宿泊に開放

[TBS News-i 最終更新:2009年1月2日(金) 22時0分]

 仕事や住まいを失った派遣労働者への支援を行う東京・日比谷公園の「年越し派遣村」に大勢の人が集まり、テントに泊まれなくなる人が出ていることから、厚生労働省は、省内の講堂を宿泊場所として開放する異例の措置を取りました。
 東京・日比谷公園に開設された「年越し派遣村」では、大晦日から支援団体などが仕事や住まいを失った派遣労働者などへ食事や寝る場所を提供してきましたが、300人を超える人たちが集まり、全員は泊まれない状態になっていました。
 このため、「派遣村」側から支援の要請を受けた厚労省は、5日の朝まで省内の講堂を臨時の宿泊所として提供することを決め、講堂を開放しました。
 「厚生労働省の講堂が開放されるようにになった。それは、皆さんの声が国に届いたということなので、基本的に歓迎したいと思っています」(「年越し派遣村」湯浅誠村長)
 講堂には、およそ300人が寝泊りできるということです。また、東京・中央区も廃校となった小学校の講堂を開放することを決めています。(02日21:47)

年越し派遣村:利用者、予想の倍 厚労省講堂なども開放

[毎日新聞 2009年1月2日 20時08分(最終更新 1月2日 22時34分)]

 仕事と住居を失った非正規社員らを支援するために東京・日比谷公園に開設されている「年越し派遣村」の実行委員会は2日、入村者が予想以上に増えているとして、舛添要一厚生労働相に緊急避難所の設置・開放を要請した。これを受け厚労省は、5日午前9時まで庁舎内の講堂やトイレの一部を開放した。
 実行委によると、年末に派遣村が開設されて以降、入村希望者が相次ぎ、2日午後6時現在で予想の2倍以上となる304人(宿泊者274人)に達した。食料は提供できるが、テントが不足し一部は外の椅子に座り一夜を過ごしていた。
 入村者らは2日夜から、実行委などが都内を中心に集めたレンタル用の布団を厚労省の講堂に運び込んだ。この夜講堂を利用するのは約260人。布団を運び終えた男性(41)は「自動車マフラー製造の請負を10月末に解雇された。今まで2週間野宿で派遣村には初日から来た。寒い外と講堂は天と地の差だが、なぜ今さらという気がする。急に気が抜けて風邪をひいてしまった」と話した。
 東京都中央区も廃校の小学校2校の講堂を、早ければ2日夜から提供することを決めた。
 実行委によると、派遣村への相談件数は1日までに108件。村長を務めるNPO法人「自立生活サポートセンターもやい」の湯浅誠事務局長は「行き場を失った人が増えていることは異常で、行く場所を作るしかない。政府は人を路頭に迷わせた企業の責任も追及すべきだ」と話した。
 村へのカンパは800万円を超えたが、今後もさらに募る。問い合わせは臨時電話(090-3499-5244)、振込先はみずほ銀行銀座支店 普通2692964派遣村寄付金口座 弁護士棗(なつめ)一郎 【工藤哲】

派遣村 200人が支援求める

[NHKニュース 1月1日 17時32分]

 景気の悪化で仕事や住まいも失った非正規雇用の労働者に食事などを提供する「年越し派遣村」が、1日も東京・日比谷公園で開かれ、初日の先月31日を上回る200人余りが集まり、支援を求めました。年越し派遣村は5日まで開かれます。
 年越し派遣村は、契約の打ち切りで仕事を失い会社の寮からも退去を迫られた非正規雇用の労働者などを支援するために、労働組合や弁護士で作る実行委員会が先月31日から始めました。会場の東京・日比谷公園には、初日を70人ほど上回る200人余りが集まり、ボランティアの人たちから、炊き出しのおじやや、もちや果物などの提供を受けていました。また、弁護士がさまざまな相談に応じるコーナーも設けられ、訪れた人たちが生活保護の申請方法などについてアドバイスを受けていました。実行委員会によりますと、派遣村を訪れた人の中には、東海地方で仕事を失ったあと、東京の方が新たな仕事が見つけやすいと考えて移ってきた派遣労働者や期間従業員が目立つということです。
 実行委員会の関根秀一郎さんは「訪れる人が予想を上回り、これ以上増えれば支援物資にも限界が出てくる。正月休みを返上して、行政が生活支援を行う必要があるのではないか」と話しています。年越し派遣村は5日まで開かれ、実行委員会は国に対して支援の強化を求めていくことにしています。

「年越し派遣村」に130人=炊き出しや職業相談支援?東京・日比谷公園

[時事通信 2008/12/31-20:50]

 解雇され寮を追い出されるなどした派遣社員らを支援しようと、東京都千代田区の日比谷公園に31日、約20団体の実行委員会による「年越し派遣村」が開設され、年越しそばなどの食事の炊き出しや生活・職業相談会などが行われた。
 不動産会社で約5年マンション販売をしていたが、昨年会社が倒産したという男性(54)はスーツ姿で訪れた。「心配掛けるので両親とは4、5年電話してない。こういった支援は助かる」と言い、暗い表情で年越しそばをすすった。
 OA機器販売の上場会社で総務の仕事をしていた男性(34)は「仕事が合わず3、4年前に辞め、合う仕事が見つからないまま今は簡易宿泊街にいる。自立できるまで支援してもらいたい」と話した。
 村には、全国の市民団体や個人から米や野菜、果物、飲料水などが届けられた。約360人集まったボランティアが食材運搬や調理、会場案内などに当たった。
 主催者によると、31日は午後6時までに129人が支援を受けるための入村手続きを行い、食事、防寒着などを提供された。住む所がない83人は宿泊施設のあっせんを受けた。また弁護士らが30人の相談に応じ、ほとんどが正月明けに生活保護を申請することを決めた。

日比谷公園に「年越し派遣村」開設

[AFPBB News 2008年12月31日 18:57 発信地:東京]

【12月31日 AFP】派遣契約の打ち切りや解雇などで年末年始に暮らす場所がなくなった人びとを支援する「年越し派遣村」が31日、都内の日比谷公園に開設された。運営には約20の非営利組織が協力している。
 年末年始はハローワークなど公共の職業支援機関の窓口も閉まることから、緊急の求職相談所も設けられた。
「年越し派遣村」を運営する団体の1つ、NPO法人自立生活サポートセンターもやいの湯浅誠(Makoto Yuasa)事務局長は、寝泊まりする場所もなく、食べ物を買うお金もなく、行くあてもない人びとの数が急増していると訴える。「派遣村」には弁護士もボランティアで参加し、不当に解雇されたり、会社の寮を追い出されたりした人の相談に応じるという。
 世界的な経済危機により2008年下半期の日本経済は大きく落ち込み、トヨタ自動車(Toyota Motor)やソニー(Sony)などの大企業も大量の人員削減や工場閉鎖を迫られる事態となっている。

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