すかいらーく、東響への支援中止

神奈川県川崎市のミューザ川崎を本拠地とする東京交響楽団。すかいらーくが年1億円を超える支援の中止を伝えていたことが明らかになりました。

バブル華やかなりし頃に、さんざんもてはやされたメセナですが、世界的な経済危機の中で、苦境に立ち至っています。神奈川新聞の記事によれば,同楽団の年間収入は13億円あまり。そのうちの1億円の削減ですから、かなり大きな比率です。市民による支援を含め、ぜひとも頑張ってほしいと思います。

すかいらーく、東京交響楽団支援を取りやめ/川崎(神奈川新聞)

すかいらーく、東京交響楽団支援を取りやめ/川崎

[神奈川新聞 2009/03/18]

 川崎市のフランチャイズオーケストラ・東京交響楽団の最大の支援企業である「すかいらーく」(本社・東京、谷真社長)が、毎年1億円を超える規模で行ってきた支援を、2009年から全額とりやめる意向を楽団側に伝えていたことが、17日までに分かった。経営再建中の同社は「しばらくの期間、経営の立て直しに全力を挙げたい」と話している。
 東京交響楽団の2007年度の総収入は、演奏収入や民間、公的支援を中心に約13億3000万円。なかでも同社の支援は楽団の財政基盤をより確かなものとし、日本有数のプロオーケストラに育てる重要な役割を果たした。
 同社が楽団への支援を始めたのは1988年。長年の支援活動が評価され、92年には「第2回メセナ大賞」を受賞している。
 しかし、外食産業の市場縮小や競争激化により業績が低迷。2006年からは野村ホールディングスグループと外資系ファンドの支援を受け、経営立て直しを図っている。
 すかいらーくの広報担当者は「文化活動は継続が大切と、経営が厳しい時期も乗り越えて続けてきた。しかし現在は、過去にない苦しい状況にあり、残念だがやむを得ない」と話した。同社グループのジョナサンの店名を冠した、同楽団のファミリーコンサートは継続するという。
 同楽団の山下芳彦楽団長は「公演の質は決して落とさない」と話し、人件費の抑制などで苦境をしのぐ方針。楽団員やスタッフの固定給は減らさずに残業などの変動部分で調整。さらにエキストラ奏者を減らすなど合理化を進める。山下楽団長は「すかいらーくグループには長年の支援に深く感謝している。自助努力で2年間ほど乗り切れば、新しい局面がひらけてくると信じている」と話す。
 同楽団は02年、川崎市とフランチャイズ提携を交わし、ミューザ川崎シンフォニーホールやサントリーホール(東京)を拠点に活動を続けている。同市は「音楽のまち・かわさき」を推進しており、ミューザ川崎はこの事業の中心となっている。

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