あっという間に… 国内感染44人

新型インフルエンザの感染例が次々に確認されて、あっという間に44人になりました。神戸高校のバレーボール部と交流試合をした加古川の高校でも感染が確認されたし、大阪の私立高校の場合は通学範囲は大阪、兵庫、京都に広がっています。だから、まだまだ感染確認数が増えていくことは確実でしょう。

国内での感染確認44人に(NHKニュース)

国内での感染確認 44人に

[NHKニュース 05月17日 19時42分 ]

 国内で新型インフルエンザへの感染が確認された人は17日新たに32人増え、44人になりました。海外への渡航歴のない高校生を中心に感染が広がっていることから、厚生労働省は感染防止対策の徹底を求めています。
 新型インフルエンザへの感染が17日新たに確認されたのは、▽神戸市の神戸高校の生徒と保護者9人、▽兵庫高校に通う生徒7人など兵庫県内の23人と、▽大阪・茨木市の関西大倉高校に通う生徒9人のあわせて32人です。兵庫県内では16日までに、▽兵庫高校の生徒5人と▽神戸高校の生徒3人の感染が確認されていましたが、これで兵庫県内の感染者は31人になりました。このほか、成田空港の検疫でも今月9日と10日に4人の感染が確認されていて、国内で確認された新型インフルエンザの感染者はあわせて44人になりました。
 感染が確認された人の大半は高校生で、海外への最近の渡航歴はほとんどないということです。厚生労働省は、学校活動などで集団感染が起きた疑いもあるとみて感染経路を調べるとともに、感染防止対策の徹底を求めています。このほか、大阪の関西大倉高校に通う生徒2人と講師、それにこの学校の生徒の妹の女子中学生1人のあわせて4人についても、国立感染症研究所で最終的な確認検査が行われています。

ところで、今日の東京新聞「こちら特報部」には、興味深い記事が載っていました。

実は、新型インフルエンザはとっくに上陸していたのではないか? という話です。証拠はありませんが、季節性とされるインフルエンザの流行が続いていること。5月の連休明けに、関西、中国地方で増えているというデータもあるそうです。

いずれにせよ、感染ルートの解明が行き過ぎると、感染者が容疑者扱いされかねず、そうなればかえって保健所に連絡しなくなる、もはや「犯人探し」の段階はすぎた、との指摘はごもっともです。

新型インフルとっくに上陸?

[東京新聞 2009年5月17日付]

 16日、海外渡航歴のない高校生が新型インフルエンザに感染したことが確認された。「初の国内発生」とされるが、いまだに季節性インフルが収束しないなど妙な状況もあり、新型が紛れている可能性もある。仮にそうだとしても、深刻な事態にはなっていない。現状では、季節性と同程度の心構えで十分なのかも知れない。(山川剛史)

終息しない「季節性」…妙

 メキシコ保健省の発表では、最初に新型インフルの感染が確認されたのは3月9日。日本が世界保健機関(WHO)の警戒レベル引き上げを受けて、本格的な水際作戦を展開し始めたのは4月28日のこと。
 この約50日の間は、メキシコからの旅客機に対しても現在のような厳格な検疫は実施していない。また各国に急速に感染が広がる中では、すべての国から来る便の乗客をチェック、健康状態の追跡まですることは現実には不可能だ。
 「国内発生は時間の問題とは認識していたが、自治体の対応、医療体制を整えるまでの時間稼ぎができた」。この日の会見で舛添要一厚生労働相はこう強調。ウイルスの流入を少なくできたのは事実だろうが、やはり現実にはシャットアウトとはいかなかった。
 兆候はなかったのか。
 まずはインフルエンザなどによる学級閉鎖や休校など全国の状況をまとめた厚労省の週報。3月中旬になり急速に閉鎖数が減っているが、その後も残り火のように、全国各地で散発的な閉鎖が出ている。
 国立感染症研究所感染症情報センターのウイルス分離・検出報告のデータと突き合わせると、3月以降、分離されたウイルスの大半はB型。今回のインフルエンザA(HlN1)と比較的近い分類のA型(Hl)はゼロではないがごく少数。
 ただ、全国各地の医師365人が、自らの病院で簡易キットによる診断例を持ち寄ってつくるデータベース「M」インフルエンザ流行前線情報DB」には、気になる変化もあった。
 2月上旬はAソ連型の大流行もあり“A型が8割を占めたが、3月中旬には1割にまで縮小。5月の連休明けから2?6割と“復活”。関西と中国地方で、その傾向が強く読み取れた。
 データベースを管理する西藤成雄医師(滋賀県守山市)は「網羅的なデータではないが、鋭角的に変化をつかまえることもある。気になる変化ではある」と話す。

専門家「治った例多いのでは」

 新型インフル情報をネットで発信し続けてきた元小樽市保健所長の外岡立人氏は「もともと水際で阻止しきれるものではなく、3月、4月のうちに日本に入っていたと考えるのが普通。それなりに感染者もいたが、既に治っている、という状況だろう」と分析。
 その上で、国や自治体が水際作戦、感染ルートの解明に力を入れすぎるあまり、逆に感染者が分からなくなる問題を指摘する
 「だって“容疑者”みたいな扱いされるなら、私だって保健所に電話しないよ。もう“犯人捜し”の時期でもない。米国でも自宅で完治、無症状の例も多い。警戒は必要だが、普通に対応すればいい
 この日の舛添氏の会見は、1週間前と打って変わり、ゆっくりとした口調で、病原性は想定していたH5N1よりかなり低いと訴え、自分の防御より、人にうつさないことを呼びかけた。その冷静さが続けばよいが…。

新聞ではいろんな人がコメントをしていますが、毎日新聞のこのコメントがなかなか大事なところをついていると思いました。

差別生む過剰反応

[毎日新聞 2009/05/17付朝刊]

 岩崎恵美子・仙台市副市長(元仙台検疫所所長) 感染者への差別的な言動が出るのを見るにつけ、まるで伝染病予防法の時代に戻ったかのような印象を受けてしまう。
 このような反応が出た理由の1つに、毒性の強い新型インフルエンザを想定した対策に引きずられ、過剰ともいえる対策を取っていることが挙げられる。防護服姿での検疫や長期間の隔離などを見ていれば、医者であっても怖くなってしまう
 従来のインフルエンザと同様の対策で対処できる。

岩崎さん↑の意見は、要するに新型インフルエンザとしての特別な対策は必要ない、という意見。特別な被害がなければ、特別なことはしなくてもよい、ということでしょう。なるほどです。

【追記】

といっているうちに、国内感染はあわせて80人に。

新型インフルエンザ 新たに72人の感染を確認、国内の感染者数はあわせて80人に:FNNニュース

新型インフルエンザ 新たに72人の感染を確認、国内の感染者数はあわせて80人に

[FNNニュース 05/17 23:47]

 国内で感染の広がりを見せる新型インフルエンザは17日、新たに72人の感染が確認され、国内の感染者の数は、あわせて80人となった。
 17日までに感染が確認されているのは、兵庫・神戸市の県立神戸高校の生徒11人、県立兵庫高校の生徒12人と保護者1人、このほか、兵庫県内で17人の感染が確定している。
 さらに、大阪・茨木市の私立関西大倉高校の生徒11人と、大阪府内の小中高生ら28人の感染も確認された。
17日午後11時45分現在の感染者数は、あわせて80人となっている。

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