鳩山内閣支持率 いったいどこまで下がり続けるか

歴代内閣の発足当初の支持率推移(毎日新聞2010年4月19日付)

歴代内閣の発足当初の支持率推移(毎日新聞2010年4月19日付)

鳩山内閣の支持率低下が止まりません。毎日新聞の世論調査では、支持33%にたいし不支持52%。先日の読売新聞の調査では、支持33%にたいし不支持56%と、ほぼ同じ傾向です。

民主党の支持率も、読売新聞の調査では31%から24%に、毎日新聞では28%から23%へと急落しています。おもしろいのは、だからといって自民党の支持率が回復していないことです。毎日新聞調査では16%から14%へ、読売新聞調査では20%から16%へと低下しています。その分、「支持政党なし」が拡大しており、毎日新聞調査では45%、読売新聞調査では50%に達しています。

読売新聞の調査では、沖縄・普天間米軍基地の県内・県外分散移転案について、評価しない49%。毎日新聞でも読売新聞でも、この問題が5月末までに決着しなかった場合には「退陣すべし」とする回答が、53%(毎日)、49%(読売)を占めています。本当にこの問題が鳩山内閣の死命を制する問題になるかも知れません。

毎日新聞世論調査:内閣支持率33% 不支持は初の5割超:毎日新聞
鳩山内閣:支持率急落33% 不支持、初の5割超――毎日新聞世論調査:毎日新聞
鳩山内閣支持率が急落33%…読売世論調査:読売新聞
「内閣・政党支持と関連問題」2010年4月電話全国世論調査:読売新聞

毎日新聞世論調査:内閣支持率33% 不支持は初の5割超

[毎日新聞 2010年4月18日 21時14分(最終更新 4月18日 21時40分)]

 毎日新聞は17、18日、全国世論調査を実施した。鳩山内閣の支持率は33%で、3月の前回調査から10ポイントの急落。不支持率は52%と初めて半数を超えた。鳩山由紀夫首相が明言している米軍普天間飛行場移設問題の「5月末決着」ができなかった場合は「退陣すべきだ」との回答も過半数の53%に達した。政府が普天間飛行場の移設先に検討している徳之島(鹿児島県)で18日、大規模な反対集会が開かれ、追い込まれた鳩山首相の退陣もにらんだ参院選前の「5月政変」説が与野党に緊張感を広げている。
 4月になれば子ども手当や高校無償化を盛り込んだ10年度予算が執行に移され、事業仕分け第2弾も始まれば内閣支持率は上向く――。夏の参院選を見据えて政府・与党が描いていた政権浮揚のシナリオは、内閣支持率の急落で崩れつつある。
 この1カ月間、普天間問題で首相の「言葉の軽さ」が鮮明となった。「3月中に政府案をまとめる」と明言しながら「法的に決まっているわけではない」「腹案は用意している」などと言ってうやむやにしてしまった。地元と米側の合意を得て5月末に決着させるという首相の言葉を信じる者は政府・与党内にも少なく、オバマ大統領からも疑念を呈されるに至った。
 国民生活に直結しにくい外交・安全保障の問題が首相退陣を招いた例は少なく、日米安全保障条約改定(1960年、岸信介首相)が挙げられる程度だ。前回調査以降、郵政改革案を巡る閣内対立もあり、世論調査では、ゆうちょ銀行の預け入れ限度額を2000万円に引き上げる郵政改革案への反対が64%に上った。首相周辺は「民主党が政権交代で何かを変えるという期待感がしぼんだ。鳩山さんはきちんと物事を処理できないと思われている」と指摘する。
 首相のリーダーとしての資質に対する国民の不信感が支持率急落につながったとの見方だ。それを裏付けるように、内閣不支持の理由では「指導力に期待できないから」が40%(前回比4ポイント増)、「政策に期待できないから」が35%(同2ポイント増)を占めた。一方、内閣支持の理由では「政治のあり方が変わりそうだから」が66%(同7ポイント減)。なお残る変革への期待が鳩山政権の命綱となっている。
 鳩山政権が失速する中、自民党を離党した与謝野馨元財務相らが結成した新党「たちあがれ日本」(平沼赳夫代表)に「期待する」との回答は21%にとどまった。離党の混乱も影響し自民党の政党支持率は前回比2ポイント減の14%と低迷している。
 民主党も23%と5ポイント下げる一方、「支持政党なし」と答えた無党派層は5ポイント増の45%に達した。みんなの党が1ポイント増の8%と第3党の座を固めつつあるものの、政権交代で高まった政治への期待は再び不信へと逆戻りし始めた。自民党が惨敗した07年参院選直前の4月、当時の安倍内閣の支持率は43%あった。同じ発足7カ月の時点で鳩山内閣は安倍内閣を下回り、参院選へ向けた不安が民主党内に募る。【坂口裕彦】

<分析>鳩山内閣:支持率急落33% 不支持、初の5割超――毎日新聞世論調査

[毎日新聞 2010年4月19日 東京朝刊]

◇普天間「失敗なら退陣」53% 「5月政変」説じわり

 毎日新聞は17、18日、全国世論調査を実施した。鳩山内閣の支持率は33%で、3月の前回調査から10ポイントの急落。不支持率は52%と初めて半数を超えた。鳩山由紀夫首相が明言している米軍普天間飛行場移設問題の「5月末決着」ができなかった場合は「退陣すべきだ」との回答も過半数の53%に達した。政府が普天間飛行場の移設先に検討している徳之島(鹿児島県)で18日、大規模な反対集会が開かれ、追い込まれた鳩山首相の退陣もにらんだ参院選前の「5月政変」説が与野党に緊張感を広げている。
 4月になれば子ども手当や高校無償化を盛り込んだ10年度予算が執行に移され、事業仕分け第2弾も始まれば内閣支持率は上向く――。夏の参院選を見据えて政府・与党が描いていた政権浮揚のシナリオは、内閣支持率の急落で崩れつつある。
 この1カ月間、普天間問題で首相の「言葉の軽さ」が鮮明となった。「3月中に政府案をまとめる」と明言しながら「法的に決まっているわけではない」「腹案は用意している」などと言ってうやむやにしてしまった。地元と米側の合意を得て5月末に決着させるという首相の言葉を信じる者は政府・与党内にも少なく、オバマ大統領からも疑念を呈されるに至った。
 国民生活に直結しにくい外交・安全保障の問題が首相退陣を招いた例は少なく、日米安全保障条約改定(1960年、岸信介首相)が挙げられる程度だ。前回調査以降、郵政改革案を巡る閣内対立もあり、世論調査では、ゆうちょ銀行の預け入れ限度額を2000万円に引き上げる郵政改革案への反対が64%に上った。
 首相周辺は「民主党が政権交代で何かを変えるという期待感がしぼんだ。鳩山さんはきちんと物事を処理できないと思われている」と指摘する。首相のリーダーとしての資質に対する国民の不信感が支持率急落につながったとの見方だ。それを裏付けるように、内閣不支持の理由では「指導力に期待できないから」が40%(前回比4ポイント増)、「政策に期待できないから」が35%(同2ポイント増)を占めた。一方、内閣支持の理由では「政治のあり方が変わりそうだから」が66%(同7ポイント減)。なお残る変革への期待が鳩山政権の命綱となっている。
 鳩山政権が失速する中、自民党を離党した与謝野馨元財務相らが結成した新党「たちあがれ日本」(平沼赳夫代表)に「期待する」との回答は21%にとどまった。離党の混乱も影響し自民党の政党支持率は前回比2ポイント減の14%と低迷している。
 民主党も23%と5ポイント下げる一方、「支持政党なし」と答えた無党派層は5ポイント増の45%に達した。みんなの党が1ポイント増の8%と第3党の座を固めつつあるものの、昨年の政権交代で高まった政治への期待は再び不信へと逆戻りし始めた。
 自民党が惨敗した07年参院選直前の4月、当時の安倍内閣の支持率は43%あった。同じ発足7カ月の時点で鳩山内閣は安倍内閣を下回り、参院選へ向けた不安が民主党内に募る。【坂口裕彦】

鳩山内閣支持率が急落33%…読売世論調査

[2010年4月5日03時12分 読売新聞]

鳩山内閣の支持率(読売新聞2010年4月5日付)

鳩山内閣の支持率(読売新聞2010年4月5日付)

 読売新聞社が2?4日に実施した全国世論調査(電話方式)で、鳩山内閣の支持率は33%だった。
 前回調査(3月5?7日)の41%から8ポイント下がり、昨年9月の内閣発足以来、初めて4割を切った。不支持率は56%(前回50%)。米軍普天間飛行場移設問題が5月末までに決着しない場合、鳩山首相が「退陣すべきだ」とした人は49%で、「その必要はない」43%を上回った。内閣支持率が「危険水域」とされる30%に近づいたことは、今後の政局にも影響を及ぼしそうだ。
 支持率低下の背景には、首相、小沢民主党幹事長らの「政治とカネ」の問題に加え、普天間問題や郵政改革などを巡る首相の指導力不足や閣内の混乱があるようだ。内閣不支持の理由では、「首相に指導力がない」が44%で最も多かった。
 普天間飛行場を沖縄県内の別の地域に移転させ、訓練などを県外に分散させる政府案を「評価する」人は30%にとどまり、「評価しない」は49%。ゆうちょ銀行への預入限度額を2000万円に引き上げるなどの郵政改革案についても、「評価しない」58%が「評価する」24%を上回った。
 「政治とカネ」の問題では、小沢氏が幹事長を「辞任すべきだ」とする人は77%(前回78%)で、民主支持層でも57%を占めた。
 一方、鳩山内閣が今年度予算に盛り込んだ主要政策に関しては、「高校の授業料の無償化」と「農家の戸別所得補償」を「評価する」人はそれぞれ54%、50%で多数を占めた。だが、「子ども手当の支給」を評価する人は43%、「高速道路の無料化」は23%で、「評価しない」が上回った。
 政党支持率は、民主が前回の31%から24%に低下したが、自民も16%(前回20%)に下落。「支持政党なし」は36%から50%に急増した。参院比例選での投票先は、民主22%(同25%)、自民19%(同22%)。みんなの党は、政党支持率が4%、投票先は5%で、いずれも民主、自民両党に続いた。
 民主党が参院選の結果、参院で過半数を「獲得する方がよい」は31%(同33%)にとどまり、「そうは思わない」は57%(同57%)。最も重視したい争点は、「景気や雇用」36%、「年金など社会保障」26%、「消費税など税制改革」12%、「少子化や子育て」「政治とカネ」各8%などの順だった。

内閣・政党支持と関連問題」 2010年4月電話全国世論調査

[読売新聞 2010年4月5日]

▽調査日:2010年4月2-4日 対象者:全国有権者
 方法:RDD追跡方式電話聴取法
 発信用電話番号(対象全域バンク4)4500件
 有権者在住世帯が確認できたもの  1753件
 各世帯で有権者1人を無作為に指定(乱数方式)
 有効回答 1096人(有権者世帯に対する回答率 63%)

Q あなたは、鳩山内閣を、支持しますか、支持しませんか。
 答 1.支持する 33   2.支持しない 56   3.その他 6   4.DK.NA 5

SQ1【前問の答えが(1)の人だけ】
   支持する理由を、次に読みあげる6つの中から、1つだけ選んで下さい。
  答 1.政策に期待できる         20
    2.政治主導の政策決定を目指している 14
    3.首相に指導力がある        2
    4.首相に安定感がある        4
    5.閣僚の顔ぶれがよい        6
    6.非自民の政権だから        47
    7.その他              —
    8.答えない             7

SQ2【前問の答えが(2)の人だけ】
   支持しない理由を、次に読みあげる6つの中から、1つだけ選んで下さい。
  答 1.政策に期待できない        23
    2.政治主導の政策決定に期待できない 12
    3.首相に指導力がない        44
    4.首相に安定感がない        12
    5.閣僚の顔ぶれがよくない      4
    6.非自民の政権だから        2
    7.その他              0
    8.答えない             2

Q 今、どの政党を支持していますか。1つだけあげて下さい。
 答 1.民主党 24
   2.自民党 16
   3.公明党 2
   4.共産党 1
   5.社民党   1
   6.みんなの党 4
   7.国民新党  0
   8.改革クラブ —
   9.新党日本   0
   11.支持政党なし 50
   10.その他の政党 0
   12.答えない   1

Q 民主党の小沢幹事長は、自らの資金管理団体をめぐる事件の責任を取って、幹事長を辞任すべきだと思いますか、その必要はないと思いますか。
 答 1.辞任すべきだ 77
   2.その必要はない 18
   3.答えない 6

Q 小沢氏は、自らの資金管理団体をめぐる事件について、国会で説明すべきだと思いますか、その必要はないと思いますか。
 答 1.説明すべきだ 84
   2.その必要はない 13
   3.答えない 4

Q 鳩山内閣は、沖縄県にあるアメリカ軍の普天間飛行場について、沖縄県内の別の地域に移転し、訓練などは沖縄県外にも分散させる案をまとめ、アメリカ政府と沖縄県などに提示しました。この移設案を、評価しますか、評価しませんか。
 答 1.評価する 30
   2.評価しない 49
   3.答えない 21

Q 鳩山首相は、普天間飛行場の移設問題を、5月末までに決着させるとしています。5月末までに決着しない場合、鳩山首相は責任を取って、退陣すべきだと思いますか、その必要はないと思いますか。
 答 1.退陣すべきだ 49
   2.その必要はない 43
   3.答えない 7

Q 政府の郵政改革案は、全国の郵便局で貯金や保険のサービスを受けられるようにする一方、貯金の預け入れ限度額を1000万円から2000万円に引き上げるなどとし、民間の金融機関の経営に影響を与えるという指摘もあります。この郵政改革案を、評価しますか、評価しませんか。
 答 1.評価する 24
   2.評価しない 58
   3.答えない 18

Q 鳩山内閣が初めて編成した2010年度当初予算が成立しました。予算に盛り込まれた4つの政策について、それぞれの評価をお聞きします。
S1「子ども手当の支給」については、評価しますか、評価しませんか。
 答 1.評価する 43
   2.評価しない 52
   3.答えない 5

S2「高校の授業料の無償化」についてはどうですか。
 答 1.評価する 54
   2.評価しない 41
   3.答えない 5

S3「農家の戸別所得補償」についてはどうですか。
 答 1.評価する 50
   2.評価しない 31
   3.答えない 19

S4「高速道路の無料化」についてはどうですか。
 答 1.評価する 23
   2.評価しない 70
   3.答えない 7

Q 今の国会議員の中で、首相には誰が最もふさわしいと思いますか。次の10人の中から、1人だけ選んで下さい。(※氏名は50音順)
 答 1.岡田克也さん  9
   2.小沢一郎さん  2
   3.菅直人さん   7
   4.谷垣禎一さん  2
   5.鳩山由紀夫さん 5
   6.原口一博さん 2
   7.前原誠司さん 8
   8.舛添要一さん 29
   9.与謝野馨さん 4
   10.渡辺喜美さん 6
   11.その他の人 1
   12.いない   16
   13.答えない  7

Q 今年夏に行われる参議院選挙で、投票する候補者や政党を決めるとき、最も重視したい政策や争点を、次の6つの中から、1つだけ選んで下さい。
 答 1.景気や雇用    36
   2.年金など社会保障 26
   3.少子化や子育て  8
   4.消費税など税制改革 12
   5.外交や安全保障   5
   6.政治とカネ     8
   7.その他   0
   8.とくにない 1
   9.答えない  3

Q 夏の参議院選挙の比例代表では、どの政党の候補者、あるいは、どの政党に投票しようと思いますか。1つだけあげて下さい。
 答 1.民主党 22
   2.自民党 19   
   3.公明党 2   
   4.共産党 1   
   5.社民党   1
   6.みんなの党 5
   7.国民新党  0
   8.改革クラブ —   
   9.新党日本   0
   10.その他の政党 0
   11.決めていない 44
   12.答えない   5

Q 現在、参議院では、民主党の議席は半数を少し下回っています。夏の参議院選挙の結果、民主党が、参議院で過半数の議席を獲得する方がよいと思いますか、そうは思いませんか。
 答 1.獲得する方がよい 31
   2.そうは思わない 57
   3.答えない 12

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