鳩山「居抜き」公約違反「居直り」内閣

当初は、6月4日代表戦、即日首班指名・組閣といわれた菅新政権ですが、なんだかんだとずれ込んでいますが、結果的に、いま報道されている限りでは、ほとんど鳩山内閣の閣僚の再任。みずほちゃんが抜けた消費者相と少子化担当大臣、それに自分が担当していた財務大臣、それに官房長官になる仙石氏が担当していた国家戦略担当大臣あたりが入れ替わるだけ。

結局、首相の首だけをすげ替えた、鳩山「居抜き」内閣ということになりそうです。ちなみに、「居抜き」とは「住宅や店舗を、家具や商品・設備をつけたまま、売りまたは貸すこと」(広辞苑)をいいます。

他方で、首相の交代で、民主党の支持率は大幅回復。う〜む、どうなんだろう…。

そもそも、鳩山前首相の辞任の最大の理由になったのは、普天間基地問題と「政治とカネ」問題ですが、鳩山氏の辞任でこの問題が解決したのか、といえば、まったくなにも解決していません。

そもそも、菅氏は、代表選出馬の記者会見のなかで、普天間問題と「政治とカネ」という「2つの重荷」を、鳩山氏の辞任によって「取り除いてくれた」などと発言して、この2つの問題の完全な棚上げを宣言しました。そして首相に選ばれて最初にやったことは、アメリカに、普天間にかんしては日米合意を忠実に実行します、と約束すること(まだ大臣も決まってないうちから!!)。

「政治とカネ」についても、鳩山前首相の「故人」献金問題にしても、小沢前幹事長の4億円政治資金の不正記載問題にしても、なに1つ、解明されていません。

鳩山「居抜き」内閣だけでなく、公約違反「居直り」内閣といわなければならないようです。

【民主党代表選】菅出馬会見詳報「鳩山氏の思い受け継ぐ」:MSN産経ニュース
在日米軍再編:普天間移設 日米合意履行で一致 菅首相、大統領と電話協議:毎日新聞

【民主党代表選】菅出馬会見詳報「鳩山氏の思い受け継ぐ」

[MSN産経ニュース 2010.6.3 23:41]

 菅直人副総理・財務相(63)は3日、民主党本部で代表選の出馬会見を行い、「国民が民主党に託した『日本の再生』というたいまつを鳩山(由紀夫)首相から引き継ぐ」と述べた。
 会見の詳細は以下の通り。

 【出馬の理由】

 「一昨日、鳩山総理が両院(議員)総会において辞意を表明されました。私としては鳩山政権、4年間しっかりと総理として活動して、そして国民の皆さんの期待に応えていただきたい。そのなかで私も総理、あるいは財務大臣という重要な役割をいただいていましたので、全力で総理を支えながら自らの役割も務めていきたいと思っていただけに、8カ月あまりのなかで、鳩山総理が辞任されるということは、本当に残念でなりません」
 「しかし同時に、鳩山総理は自ら、『国民の皆さんから声を聞いてくれなくなった』。これは政治とカネの問題、普天間の問題が原因だった。そういうものを処理して民主党の新たな政権を、新たな歩みを再スタートをするためには、自ら辞任する。さらには政治とカネの問題で同じように大きな国民の皆さんからの不信を招いている幹事長にもともに辞任をしていただく。そういう形で1つの新しい民主党への扉を勇気を持って開いていただいた。このように感じている」
 「私にとって鳩山総理は1996年に旧民主党を立ちあげるとき、ともに代表を務めました。もちろんその前のさきがけの時代からご一緒していましたが、旧民主党、そして1998年からの新民主党。そういう意味では、まさに盟友中の盟友だ。みなさんからはライバルともいわれたが、ある意味ではよきライバルであり盟友だったと思って、今でも。それだけに鳩山総理が、そうした自らのある意味で身を捨てて、新しい民主党の道筋を、扉を開いていただいたのだから、その扉の先に、しっかりとした、まさに、これぞ本来の民主党だといえるような民主党を作らなければならない。このように考えているところだ」
 「その中で、私自身、鳩山総理の話を聞き、その日の昼食も総理とともにし、総理の真意もお伺いした。改めて夕方鳩山総理にお会いして、私自身、昨年の秋の国民の多くの皆さんが民主党に託してくださった『日本の再生』というたいまつを鳩山代表から引き継いで、果たしてそれを実現につなげていく。そのために代表選に出馬したいということを総理にも申し上げ、そして今日、この場で国民の皆さんにメディアの皆さんを通して私の考えを申し上げたいということで記者会見させていただいた」
 「今申し上げた私の考え方は、私自身が書いたこの2ページの紙にまとめている。あえてこの紙は読み上げませんが、この中で申し上げているように、私は昨年の政権交代は、多くの国民のみなさんが20年にもわたる日本の経済の低迷、社会の閉塞(へいそく)感。これをなんとか打ち破ってほしい。そういう思いは数年前には小泉総理という、自民党をぶっ壊すという自民党総理を生み出した。そのエネルギーでもあった。しかし結果として、小泉総理の劇場型政治が終わってみると、日本の経済、社会の行き詰まりは突破できたか。何一つ突破できなかった。それどころか、さらに大きな閉塞感を産み、さらに大きな財政の累積赤字を産んでいるわけだ」
 「そうした意味で、昨年の選挙で、こういう20年間にわたる国民の閉塞感を打ち破るには、自民党の中の政権交代では駄目だ。民主党に託してみよう。その思いがエネルギーになって実現したと考えている。その多くの国民の皆さんの思いを実現する。このことには、成長戦略とか、あるいは財政運営戦略とか、あるいは地方主権(地域主権)改革とか、多くの改革としてすでにスタートをきっている。残念ながら鳩山総理がいわれたように、そういう前向きな色んな活動の前に、雇用戦略もあったが、いろんな活動が残念ながら、普天間と政治とカネの問題の中で、十分に国民の皆さんに伝え切れなかった」
 「その2つの大きなある意味での重荷を、鳩山総理に、代表に、自らが辞めるということで取り除いていただいたわけでありますから、いよいよ国民のみなさんが民主党政権に期待され、そしてこの8カ月あまり、鳩山総理を先頭にして、取り組みを進めてきている日本の経済、財政、社会、この改革をいよいよ本格的に推し進める。その時が来た。このように考えております」
 「幸いにして、民主党、多くの有能な人たちがこの民主党に、1998年の結成以来、参加をしていただいております。昨年の選挙でも、さらに多くの若い候補者が当選をして、参加をしていただきました。そういった意味では、まさに今こそ、そうした本格的な20年にもわたる閉塞感を、閉塞状態を打ち破る改革に、いよいよ本格的な歩みを進めるときだ」
 「そういったところにあって、私もこの党がスタートして以来、いろいろな仕事を務めてまいりましたけれども、ここでは鳩山さんの思いもしっかりと受け止め、受け継ぎながら、そうした若いエネルギーをおおいに発揮をしてもらって、まさに戦後の60数年の中で、特にこの20年の閉塞状態を打ち破っていく、そのための政策を遂行する。その先頭に立たしていただきたい。こういった思いで今回、代表選の立候補を決意をしたところであります。私からは、以上申し上げて、後は皆さんのご質問にお答えしたいと思います」

在日米軍再編:普天間移設 日米合意履行で一致 菅首相、大統領と電話協議

[毎日新聞 2010年6月6日 東京朝刊]

 菅直人首相は6日未明、首相官邸で米国のオバマ大統領と初めて電話で協議した。両氏は米軍普天間飛行場移設問題に関する日米共同声明の着実な履行で一致。大統領は菅氏の首相就任に祝意を述べた上で、普天間移設問題についても「日米合意をもとに対応していこう」と語った。菅氏は「しっかりと取り組んでいきたい」と応じた。
 協議は米側が申し入れ約15分間行われた。大統領は「平和と繁栄を推進する世界規模のパートナーシップを築きたい」と語った。
 首相は「自分が市民活動から政治活動を始めたことと、(大統領の経歴に)共通点を感じている。カナダ(でのサミット)でお話しするのを楽しみにしている」と述べた。大統領も「市民活動家として共通するところがありそうだ。話をするのを楽しみにしている」と応じた。【影山哲也】

菅新首相“期待する”60%:NHKニュース
菅新首相「期待」59%、民主は回復:朝日新聞

菅新首相“期待する”60%

[NHKニュース 6月7日 19時13分]

 菅新総理大臣の選出を受けて行ったNHKの世論調査によりますと、菅新総理大臣に「期待する」と答えた人は、60%だったのに対し、「期待しない」と答えた人は、37%でした。
 NHKは今月5日から2日間、全国の20歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDDという方法で世論調査を行いました。調査の対象となったのは1673人で、このうちの66%にあたる1109人から回答を得ました。
 それによりますと、菅新総理大臣への期待を聞いたところ、「大いに期待する」が19%、「ある程度期待する」が42%で、「期待する」と答えた人はあわせて60%だったのに対し、「あまり期待しない」が27%、「まったく期待しない」が10%で、「期待しない」と答えた人はあわせて37%でした。また、民主党と国民新党による連立の枠組みへの評価を尋ねたところ、「大いに評価する」が7%、「ある程度評価する」が34%、「あまり評価しない」が38%、「まったく評価しない」が16%でした。
 自民党などの野党側が求めている衆議院の解散・総選挙について質問したところ、「できるだけ早く行うべきだ」が20%、「急いで行う必要はない」が49%、「どちらともいえない」が28%でした。一方、鳩山総理大臣の辞任をどう思うか聞いたところ、「辞任は当然だ」が35%、「辞任はやむを得ない」が43%、「辞任する必要はなかった」が18%でした。また、民主党の小沢前幹事長の辞任をどう思うか尋ねたところ、「辞任は当然だ」が71%、「辞任はやむを得ない」が22%、「辞任する必要はなかった」が5%でした。
 さらに、鳩山総理大臣と小沢前幹事長が辞任したことで、民主党の印象を質問したところ、「良くなった」が28%、「悪くなった」が8%、「変わらない」が59%でした。そして、8か月半の鳩山内閣の実績に対する評価を聞いたところ、「大いに評価する」が4%、「ある程度評価する」が38%、「あまり評価しない」が36%、「まったく評価しない」が18%でした。
 今度の参議院選挙の投票に行くかどうか尋ねたところ、「必ず行く」が60%、「行くつもりでいる」が28%、「行くかどうかわからない」が8%、「行かない」が2%でした。また、参議院選挙にどの程度関心があるか質問したところ、「非常に関心がある」が42%、「ある程度関心がある」が41%、「あまり関心がない」が13%、「まったく関心がない」が1%でした。
 参議院選挙で議席が増えてほしいと思う政党は、どこか聞いたところ、民主党が28%、自民党が19%、公明党が4%、共産党が3%、社民党が3%、国民新党が1%、みんなの党が7%、新党改革が1%、たちあがれ日本が1%、「特にない」が17%などでした。さらに、参議院選挙の結果、民主党が参議院で単独過半数を占めることは望ましいと思うか尋ねたところ、「望ましい」が22%、「どちらかといえば望ましい」が28%、「どちらかといえば望ましくない」が22%、「望ましくない」が19%でした。

菅新首相「期待」59%、民主は回復 朝日新聞世論調査

[asahi.com 2010年6月5日22時57分]

 朝日新聞社が4、5の両日実施した全国緊急世論調査(電話)によると、菅直人新首相に「期待する」人は59%で、「期待しない」33%を大きく上回った。参院選比例区の投票先で民主は33%と、鳩山由紀夫首相の辞任表明に伴う前回調査(2、3日)の28%からさらに上昇し、自民の17%(前回20%)と大きな差がついた。首相交代の効果はいまのところくっきり表れている。
 昨年の衆院選直後の調査で、首相就任が確実だった鳩山氏に「期待する」は63%だった。菅氏はこの時とほぼ同程度の期待を集めている。
 背景には菅氏の「脱小沢」の姿勢に加え、改革の進展や民主党の変化への期待があるようだ。
 民主党幹事長の小沢一郎氏と距離を置く菅氏の姿勢を「評価する」は82%、「評価しない」10%で、高い評価を受けている。
 菅氏が首相になることで民主党が「変わると思う」は42%、「そうは思わない」49%と悲観派が多いが、「変わると思う」人の中では菅新首相に「期待する」が87%に達する。
 参院選比例区の投票先は、鳩山首相が米軍普天間飛行場の沖縄県名護市移設を決めた直後の先月29、30日の調査では、民主20%、自民20%と並んでいた。しかし、首相交代で急速に回復、1週間で自民のほぼ倍になった。政党支持率も民主は32%(同27%)に上がり、自民は14%(同16%)に下がった。
 一方、民主党中心の政権が「続いた方がよい」は38%、「そうは思わない」38%と伯仲。民主党政権の将来については必ずしも信認されているとはいえないようだ。無党派層では「続いた方がよい」25%より「そうは思わない」45%が多くなっている。
 政治が「大きく変わってほしい」は78%、「それほどでもない」は15%。政治そのものへの変化の願望も強い。衆院の解散・総選挙を「早く実施すべきだ」33%、「急ぐ必要はない」57%だった。

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