まだ何もしていないのだから支持率が高いのも当たり前

菅内閣発足でマスコミが一斉に世論調査を実施。その結果は、菅内閣支持率66%(毎日)、60%(朝日)、64%(読売)など、いずれも高率。

もちろん、誰もが辞めるべきだと言っていた鳩山・小沢氏に代わって誕生したのだから、そして、まだ何もやっていない内閣なのだから、反対する理由がない。だから、支持率が高いのも当たり前ですね。(^_^;)

毎日新聞世論調査:菅内閣の支持率 66%の高率に:毎日新聞
クローズアップ2010:毎日新聞世論調査 菅内閣支持率66%:毎日新聞
菅内閣支持60%、不支持は20% 朝日新聞世論調査:朝日新聞
緊急世論調査―質問と回答〈6月8、9日実施〉:朝日新聞
菅内閣支持64%、「脱小沢」評価…読売調査 : 読売新聞
緊急電話全国世論調査(菅内閣発足):読売新聞

中身を詳しく見てみると、たとえば「毎日」の世論調査で、菅内閣を支持する理由をみると、「民主党の首相だから」は10%、「指導力に期待できる」は21%、「政策に期待できる」は10%しかなく、58%が「政治のあり方が変わりそうだから」というもの。

つまり、昨年夏に自民・公明政治を終わらせた国民の政治革新のエネルギーが、もっと政治を変えてほしいという期待となって、菅内閣の高い支持率に現われている、ということが分かります。

同時に、民主党の支持率が回復したといっても、それは「2月調査の水準」(毎日)まで。鳩山内閣発足時の支持率よりは10%程度下がったままです。これだけの人が、わずか8ヶ月の間に、「民主党では日本の政治は変えられない」ということに気づいた訳ですから、これもものすごい変化だといえるのではないでしょうか。

2つめに、小沢前幹事長について、依然として、国会の場で「説明すべきだ」とする回答が82%(朝日)、83%(読売)と高い割合を占めていることです。

菅首相は、鳩山前首相の辞任で、普天間問題と「政治とカネ」の2つの「重荷」がクリアされたと言っていましたが、実際には、この問題にたいする国民の批判がまったくクリアされていないというわけです。

3つめは、普天間問題。私は、この問題も「政治とカネ」の問題同様、鳩山辞任で少しも解決されないと思うのですが、世論調査の結果をみると、これについてはもう少し慎重な分析が必要なようです。

「毎日」の調査では、「日米合意通りに、辺野古への移設を進めるべき」が51%。「朝日」の調査では「評価する」が49%など、約半数が辺野古移設の日米合意を評価しています。もちろん、「辺野古への移設を進めるべきでない」40%(毎日)など、反対の世論も決して少なくないけれども、しかし、「辺野古移設やむなし」という世論が少なからずある、ということのようです。同様の傾向は、鳩山内閣の支持率が20%台に低落した5月末の世論調査でも見られていました。

この問題にかんしては、沖縄の基地被害の実態や、米海兵隊の実態、誤った「抑止力」論など、まだまだ国民の間での討論が必要だ、ということのようです。

同じことは、消費税についてもいえそうです。「毎日」の調査では、「消費税引き上げに賛成か」との問いに、賛成52%(男性62%、女性45%)、反対44%(男性34%、女性51%)と、賛成が過半数を超えています。

といっても、これも反対44%と、反対の世論も高いのですが、まあこれだけ「財政危機だ、財政危機だ」と言われ続ければ、「財政再建のためならやむを得ない」という人が多くなるのも当然と言えば当然でしょう。同時に、女性では、反対の方が多いのにたいして、男性では3人に2人が賛成、というあたりに、毎日の生活実感から考える女性にたいして、頼まれたわけでもないのに天下国家を論じたがる男性の“弱さ”が反映した結果ともいえます。

何にしても、誰だって消費税増税反対に決まってる、という“思い込み”から出発するのでなく、ほんとうの財政再建を進めるためには何が必要か、よく議論することが求められているようです。

毎日新聞世論調査:菅内閣の支持率 66%の高率に

[毎日新聞 2010年6月9日 21時34分(最終更新 6月10日 10時33分)]

 菅内閣の発足を受け毎日新聞は8、9日、緊急の全国世論調査を実施した。内閣支持率は66%で、鳩山内閣退陣直前の支持率20%(5月29、30日調査)からはね上がった。民主党の小沢一郎前幹事長の後任に「非小沢系」の枝野幸男前行政刷新担当相を起用した人事は75%が「評価する」と回答。菅直人首相の進める「脱小沢」路線が疑似政権交代の印象を与えたようだ。参院選比例代表の投票先では民主党が41%と自民党の14%の約3倍まで伸ばし、勢いづく民主党内では早期の参院選を期待する声が強まっている。
 菅首相は9日、記者団に「この内閣の発足に期待を持っていただいたことをたいへんうれしく思うし、心強く思っている。適材適所で考えた結果がこういう人事になった。そのことが評価されたと思う」と語った。小沢氏の影響力を排した「適材適所」の人事に自信を深めている。
 発足直後の内閣支持率としては歴代5位。仙谷由人官房長官、蓮舫行政刷新担当相ら閣僚の顔ぶれを見て菅内閣に期待できるかを聞いたところ「期待できる」との回答が69%を占めた。枝野氏起用への評価は内閣への期待値より高く、小沢氏が政府や党の役職につかなかったことを「評価する」との回答は80%、民主党内で小沢氏の影響力が「弱い方がいい」は85%に達した。
 世論の批判を一身に背負った格好の小沢氏は9日、枝野氏からの引き継ぎ要請を受け入れ、国会内の民主党幹事長室を訪れた。会談時間はわずか2分。幹事長室を出て、それより長い5分間、記者団の取材に応じた。「国務大臣のような行政上の引き継ぎの形式を取るわけではない。新しい体制で国民の信頼を回復し、参院選でいい結果が得られるよう心から願っている。私自身は一兵卒として微力を尽くしたい」。新体制とは距離を置く姿勢をにおわせた。
 民主党内では「小沢系」と「非小沢系」の対立がくすぶるが、菅首相の「脱小沢」路線を歓迎する世論が政党支持率を押し上げている。鳩山由紀夫前首相の退陣前の調査では自民党と並ぶ17%まで落ち込んだが、菅首相の誕生を受けた6月4、5日の前回調査では28%、今回は34%と、2月調査の水準まで一気に戻した。
 逆に自民党支持率は13%まで沈み、過去最低だった野党転落直後(09年9月)の12%に近づいた。参院選比例の投票先では、質問を始めた今年1月以降最低の14%(前回比3ポイント減)。同党幹部は「これで党内がかなり動揺するだろう」と危機感をにじませる。
 民主党批判層の受け皿として存在感を増しつつあったみんなの党も、新内閣への期待に押され始めた。5月調査で9%まで伸びた政党支持率は今回5%。比例投票先でも自民党に迫る15%に達した5月から一転、8%と1けたに逆戻りした。
 高支持率を背景に参院選を乗り切り「本格政権」につなげるシナリオを菅首相-仙谷官房長官-枝野幹事長の「新トロイカ」は描く。次期衆院選後の消費税引き上げも視野に、財政再建を進める構えもみせている。世論調査では消費税引き上げに賛成52%、反対44%。鳩山内閣当時の5月調査(賛成48%、反対47%)より賛成が増えて過半数となった。
 ただ、鳩山前首相を退陣に追い込んだ米軍普天間飛行場移設問題が再び立ちはだかる。8月末に工法などを決める期限を迎えるが、菅首相は沖縄県名護市辺野古周辺に移設する日米合意を引き継ぐ考えを示している。世論調査では、合意通りに「進めるべきだ」との回答が51%と半数を超えた。5月調査では辺野古移設への賛成は41%で反対の52%を下回っていた。菅内閣への期待感が普天間問題や消費税を巡っても首相の姿勢を支持する形で表れた。【中田卓二】

クローズアップ2010:毎日新聞世論調査 菅内閣支持率66%

[毎日新聞 2010年6月10日 東京朝刊]

◇全国世論調査の質問と回答◇

◆菅内閣を支持しますか。
                全体 前回 男性 女性
支持する            66(20) 66 66
支持しない           18(67) 19 17
関心がない           15(12) 13 16

◇<「支持する」と答えた方に>支持する理由は何ですか。

民主党の首相だから       10(12)  9 10
指導力に期待できる       21 (3)  21  21
政策に期待できる        10(14) 12  9
政治のあり方が変わりそうだから 58(69) 56  59

◇<「支持しない」と答えた方に>支持しない理由は何ですか。

民主党の首相だから       12 (3)  12 12
指導力に期待できない      12(50) 14 10
政策に期待できない       21(26) 29 15
政治のあり方が変わりそうにない 54(21) 43 62

◆どの政党を支持していますか。

民主党             34(28) 36 33
自民党             13(14) 14 13
公明党              4 (4)  2  5
共産党              2 (2)  1  2
社民党              3 (2)  3  3
国民新党             0 (0)  ?  0
みんなの党            5 (8)  7  4
新党改革             0 (1)  ?  0
たちあがれ日本          1 (?)  1  0
新党日本             0 (0)  1  ?
その他の政党           0 (1)  1  0
支持政党はない         36(39) 33 39

◆菅内閣は、仙谷由人氏、蓮舫氏らが入閣しました。閣僚の顔ぶれを見て、菅内閣に期待できますか。

期待できる           69    66 71
期待できない          27    29 26

◆菅直人首相は、民主党の小沢一郎前幹事長の後任に枝野幸男氏を起用しました。このことを評価しますか。

評価する            75    78 73
評価しない           19    18 20

◆小沢氏は政府や党の役職につきませんでした。これを評価しますか。

評価する            80    76 83
評価しない           15    19 13

◆民主党内での小沢氏の影響力は強いほうがいいと思いますか、弱いほうがいいと思いますか。

強いほうがいい         11    14  9
弱いほうがいい         85    80 87

◆菅首相は、米軍の普天間飛行場の移設先を沖縄県名護市辺野古に決めた日米合意を引き継ぐ考えを示しました。日米合意通りに、辺野古への移設を進めるべきだと思いますか。

進めるべきだ          51    61 44
進めるべきでない        40    33 44

◆菅首相は財務相の時、消費税引き上げに前向きな考えを示していました。消費税引き上げに賛成ですか。

賛成              52    62 45
反対              44    34 51

◆参院選が今行われるとして、あなたは比例代表でどの政党、あるいはどの政党の候補者に投票しますか。

民主党             41(34) 42 40
自民党             14(17) 14 14
公明党              5 (4)  2  7
共産党              3 (3)  2  3
社民党              3 (3)  3  3
国民新党             0 (0)  1  0
みんなの党            8(10) 10  6
新党改革             0 (1)  ?  0
たちあがれ日本          1 (1)  2  1
新党日本             0 (0)  1  0
その他の政党          14(18) 14 14

◆民主党は衆院で半数を大きく超える議席を持っていますが、参院選の結果次第で連立政権の枠組みが変わる可能性があります。参院選後、民主党がどの政党と連立を組むのが望ましいと思いますか。

民主党の単独政権        33(33)33 32
社民党、国民新党との連立    13(13)11 14
自民党との大連立        13(11)14 12
公明党との連立          3 (3) 4  3
みんなの党との連立       12(12)13 12
その他             20(23)20 20

(注)数字は%、小数点以下を四捨五入。0は0.5%未満、?は回答なし。無回答は省略。カッコ内の数字は前回6月4、5日の調査結果。内閣支持と支持・不支持の理由のカッコ内は前々回5月29、30日の鳩山内閣の調査結果。

菅内閣支持60%、不支持は20% 朝日新聞世論調査

[asahi.com 2010年6月9日23時0分]

 菅内閣の発足を受けて朝日新聞社が8、9の両日実施した全国緊急世論調査(電話)によると、内閣支持率は60%、不支持率は20%だった。鳩山内閣の最後の支持率17%(5月)から大きく回復した。民主党は政党支持率で38%(前回4、5日調査は32%)、参院選比例区の投票先で39%(同33%)と伸ばしており、第2党の自民党に大差をつけた。
 発足当初の内閣支持率としては、小泉内閣の78%、鳩山、細川内閣の71%には及ばないものの、麻生内閣の48%や福田康夫内閣の53%をかなり上回っている。
 閣僚や党の役員に小沢一郎・前民主党幹事長と距離を置く議員を起用した菅直人首相の人事について、全体をみた評価を聞くと「評価する」が60%で「評価しない」16%を大きく上回る。枝野幸男幹事長の起用についても58%が「評価する」とした。これらの人事を評価する人は8割前後が内閣を支持している。
 こうした人事への評価や民主党の変化への期待が内閣支持率を押し上げたようだ。
 民主支持率は鳩山内閣末期の5月末には21%まで下がっていた。その後、約10日間で3回の調査で27%→32%→38%と急激な回復ぶりだ。自民支持率は14%(前回14%)と低迷を続けている。
 参院選比例区の投票先でも民主の急上昇が止まっていない。今回の39%は1月から始めた投票先調査で最も高い。民主党が大勝した昨年の衆院選直前に衆院選比例区の投票先で40%だったのに迫る勢いだ。自民は13%(同17%)とさらに下がった。
 参院選については「大いに」と「ある程度」をあわせて8割あまりが「関心がある」と答えた。
 小沢前幹事長の政治資金問題では、小沢氏は「国会で説明すべきだ」が82%で、「必要はない」13%を圧倒した。
 沖縄の米軍普天間飛行場の移設問題で、菅首相が日米合意を踏まえて対応するとしていることについては「評価する」は49%で、「評価しない」26%を上回った。

緊急世論調査―質問と回答〈6月8、9日実施〉

[asahi.com 2010年6月9日23時0分]

 (数字は%。小数点以下は四捨五入。質問文と回答は一部省略。◆は全員への質問。◇は枝分かれ質問で該当する回答者の中での比率。〈 〉内の数字は全体に対する比率。丸カッコ内の数字は、4、5日の前回調査の結果)

◆菅内閣を支持しますか。支持しませんか。

 支持する 60 支持しない 20

◇それはどうしてですか。(択一。上は「支持する」60%、下は「支持しない」20%の理由)

 首相が菅さん   28〈17〉 3〈1〉
 民主党中心の内閣 20〈12〉 35〈7〉
 政策の面     17〈10〉 29〈6〉
 実行力の面    29〈18〉 27〈5〉

◆どの政党を支持していますか。

 民主党          38(32)
 自民党          14(14)
 公明党           4(3)
 共産党           1(2)
 社民党           2(1)
 みんなの党         2(2)
 国民新党          0(0)
 たちあがれ日本       0(0)
 新党日本          0(0)
 新党改革          0(0)
 幸福実現党         0(0)
 その他の政党        0(0)
 支持政党なし       32(36)
 答えない・分からない    7(10)

◆今年の夏に参院選があります。今度の参院選にどの程度関心がありますか。(択一)

 大いに関心がある  34
 ある程度関心がある 47
 あまり関心はない  16
 まったく関心はない 3

◆仮にいま、参院選の投票をするとしたら、比例区ではどの政党、またはどの政党の候補者に投票したいと思いますか。

 民主党        39(33)
 自民党        13(17)
 公明党         5(3)
 共産党         2(3)
 社民党         3(2)
 みんなの党       5(5)
 国民新党        0(0)
 たちあがれ日本     0(0)
 新党日本        0(0)
 新党改革        0(1)
 幸福実現党       0(0)
 その他の政党      1(0)
 答えない・分からない 32(36)

◆今後も民主党を中心にした政権が続いたほうがよいと思いますか。そうは思いませんか。

 民主党を中心にした政権が続いたほうがよい 41(38)
 そうは思わない              34(38)

◆新しい内閣の大臣や民主党役員の顔ぶれ全体をみて、菅首相の人事を評価しますか。評価しませんか。

 評価する    60
 評価しない   16

◆菅首相は、民主党の幹事長に行政刷新大臣だった枝野幸男さんを起用しました。枝野さんを起用したことを評価しますか。評価しませんか。

 評価する    58
 評価しない   16

◆菅さんが首相になったことで、民主党は変わると思いますか。そうは思いませんか。

 民主党は変わる  47(42)
 そうは思わない  42(49)

◆沖縄にあるアメリカ軍の普天間飛行場の移設問題についてうかがいます。菅首相は、普天間飛行場を沖縄県名護市に移設するとした、日本とアメリカ両政府の合意を踏まえて対応するとしています。菅首相のこの姿勢を評価しますか。評価しませんか。

 評価する    49
 評価しない   26

◆民主党の幹事長を辞めた小沢一郎さんの政治資金の問題についてうかがいます。小沢さんは、国会で政治資金の問題について説明すべきだと思いますか。その必要はないと思いますか。

 説明すべきだ    82
 その必要はない   13

     ◇

 調査方法 8日夕から9日夜にかけて、コンピューターで無作為に作成した番号に電話をかける「朝日RDD」方式で、全国の有権者を対象に調査した。世帯用と判明した番号は1865件、有効回答は1088人。回答率58%。

菅内閣支持64%、「脱小沢」評価…読売調査

[2010年6月9日23時02分 読売新聞]

 読売新聞社は、菅内閣が発足した8日夜から9日にかけて、緊急全国世論調査(電話方式)を実施した。
 新内閣の支持率は64%で、発足直後の調査(1978年の大平内閣以降)としては5番目の高さとなった。不支持率は25%だった。夏の参院比例選で民主党や同党の候補者に投票すると答えた人は36%で、鳩山前首相の退陣表明を受けた前回調査(2〜3日実施)から11ポイント上がり、自民党の13%(前回18%)を引き離した。参院選の結果、民主が参院でも過半数の議席を獲得する方がよいと思う人は49%で、同じ質問をした3月調査以降で初めて、「そうは思わない」40%を上回った。
 民主は政党支持率も39%(同29%)に伸ばした。内閣支持率が19%まで落ち込んだ鳩山前内閣から菅内閣への「刷新効果」が鮮明になった。自民は過去最低の5月調査に並ぶ14%(同18%)に後退した。
 菅首相(民主党代表)が、内閣と民主党役員の人事で、同党の小沢一郎前幹事長とは距離を置く議員を要職に起用したことを「評価する」との答えは76%に上り、民主支持層では81%に達した。首相が「脱小沢」の姿勢を示したことが、内閣や民主党への支持を回復させたと言えそうだ。内閣を支持する理由をみると、「非自民の政権だから」21%に続き、「閣僚の顔ぶれがよい」18%が2番目に多かった。
 閣僚人事について具体的に聞くと、蓮舫行政刷新相の起用を「評価する」は71%だった。仙谷官房長官の起用は「評価する」55%、「評価しない」19%となった。また、民主党の枝野幹事長の就任は「評価する」64%が「評価しない」15%を大きく上回った。
 ただ、小沢前幹事長が民主党内で引き続き強い影響力を持つと思う人は72%に上った。小沢前幹事長が、自らの資金管理団体をめぐる「政治とカネ」の問題について、国会で説明すべきだと思う人は83%を占めた。「小沢問題」への対応が、菅内閣と民主党に対する今後の評価を左右することになりそうだ。
 菅首相が財政再建に積極的な姿勢を示していることを「評価する」との答えは71%だった。
 参院選で投票先を決める時に最も重視する政策や争点は、「景気や雇用」33%、「年金など社会保障」27%、「消費税など税制改革」13%――などの順に多かった。

「緊急電話全国世論調査(菅内閣発足)」 2010年6月緊急電話全国世論調査

▽調査日:2010年6月8-9日 対象者:全国有権者
 方法:RDD追跡方式電話聴取法
 発信用電話番号(対象全域バンク4)4600件
 有権者在住世帯が確認できたもの  1768件
 各世帯で有権者1人を無作為に指定(乱数方式)
 有効回答 1057件(有権者世帯に対する回答率 60%)

Q あなたは、菅内閣を、支持しますか、支持しませんか。
 答 1.支持する     64
   2.支持しない    25
   3.その他      3
   4.答えない     8

SQ1【前問の答えが(1)の人だけ】支持する理由を、次に読みあげる6つの中から、1つだけ選んで下さい。
  答 1.政策に期待できる         17
    2.政治主導の政策決定を目指している 13
    3.首相に指導力がある        13
    4.首相が信頼できる         14
    5.閣僚の顔ぶれがよい        18
    6.非自民の政権だから        21
    7.その他              0
    8.答えない             4

SQ2【前問の答えが(2)の人だけ】支持しない理由を、次に読みあげる6つの中から、1つだけ選んで下さい。
  答 1.政策に期待できない        31
    2.政治主導の政策決定に期待できない 15
    3.首相に指導力がない        13
    4.首相が信頼できない        6
    5.閣僚の顔ぶれがよくない      9
    6.非自民の政権だから        18
    7.その他              1
    8.答えない             6

Q 今、どの政党を支持していますか。1つだけあげて下さい。
 答 1.民主党      39
   2.自民党      14
   3.公明党      3
   4.共産党      2
   5.社民党      1
   6.みんなの党    4
   7.国民新党     0
   8.たちあがれ日本   0
   9.新党日本     —
   10.新党改革    0
   11.その他の政党  0
   12.支持政党なし  35
   13.答えない    2

Q 菅首相は、財政再建に積極的な姿勢を示しています。あなたは、これを、評価しますか、評価しませんか。
 答 1.評価する     71
   2.評価しない    17
   3.答えない     12

Q 菅内閣の閣僚のうち、仙谷由人さんが官房長官に起用されたことを、評価しますか、評価しませんか。
 答 1.評価する     55
   2.評価しない    19
   3.答えない     26

Q 蓮舫さんが行政刷新担当大臣に起用されたことを、評価しますか、評価しませんか。
 答 1.評価する     71
   2.評価しない    18
   3.答えない     10

Q 民主党の幹事長に、枝野幸男さんが就任したことを、評価しますか、評価しませんか。
 答 1.評価する     64
   2.評価しない    15
   3.答えない     20

Q 菅首相が、内閣と民主党役員の人事で、小沢一郎前幹事長とは距離を置く議員を、重要な役職に起用したことを、評価しますか、評価しませんか。
 答 1.評価する     76
   2.評価しない    15
   3.答えない     9

Q 小沢・前幹事長は、民主党の中で引き続き、強い影響力を持つと思いますか、そうは思いませんか。
 答 1.強い影響力を持つ  72
   2.そうは思わない   20
   3.答えない      8

Q 小沢・前幹事長は、自らの資金管理団体をめぐる「政治とカネ」の問題について、国会で、説明すべきだと思いますか、そうは思いませんか。
 答 1.説明すべきだ   83
   2.そうは思わない  14
   3.答えない     3

Q 今年夏に行われる参議院選挙で、投票する候補者や政党を決めるとき、最も重視したい政策や争点を、次の6つの中から、1つだけ選んで下さい。
 答 1.景気や雇用     33
   2.年金など社会保障  27
   3.少子化や子育て   8
   4.消費税など税制改革 13
   5.外交や安全保障   8
   6.政治とカネ     7
   7.その他       1
   8.とくにない     1
   9.答えない      2

Q 夏の参議院選挙の比例代表では、どの政党の候補者、あるいは、どの政党に投票しようと思いますか。1つだけあげて下さい。
 答 1.民主党       36
   2.自民党       13
   3.公明党       3
   4.共産党        2
   5.社民党       1
   6.みんなの党     4
   7.国民新党      0
   8.たちあがれ日本    0
   9.新党日本      —
   10.新党改革     0
   11.その他の政党   —
   12.決めていない   36
   13.答えない     4

Q 現在、参議院では、民主党の議席は半数を少し下回っています。夏の参議院選挙の結果、民主党が、参議院で過半数の議席を獲得する方がよいと思いますか、そうは思いませんか。
 答 1.獲得する方がよい   49
   2.そうは思わない    40
   3.答えない       10

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