「政権交代したのは良かったが、政治は良くなっていない」…読売・早大世論調査が示すもの

読売新聞と早稲田大学の共同調査。見出しは「『民主に期待』大幅増」となっているが、中身を見てみると、いろいろと面白い国民の政治意識が浮かび上がってくる。

1つは、政権交代にたいする評価。「昨年衆院選で政権交代したのは良かったか」との質問に、73%が「良かった」(「どちらかといえば良かった」を含む)と応えながら、「政権交代で日本の政治は良くなったか」の質問に「良くなった」(「どちらかといえば良くなった」を含む)と答えたのは47%しかない。この差26%は、「政権交代したのは良かったが、政治は良くなってない」と不満に思っている、ということになる。

「民主に期待」大幅増63%…読売・早大調査:読売新聞

2つ目。昨年の衆院選(比例)で民主党に投票した人のうち、今回の参院選で民主党に投票すると回答した人は56%しかない。とくに32%は「決めていない」と答えていることが注目される。民主党支持といっても、それほど確固としたものではなく、かなり流動的なものだというものが分かる。

3つ目。民主党への期待度、失望度についても、「これからの民主党に期待していますか、期待していませんか」の問いに、「期待している」(「ある程度期待している」を含む)と答えた人は63%と、3月調査の46%から17ポイント回復しているが、それでも昨年9月よりは9ポイント低くなっており、内閣支持率同様、鳩山政権誕生時より約10%低下している。

また、「失望度」では、67%の人が「これまでの民主党に失望している」と答えており、期待は高いが不満も大きいことを示している。

かわいそうなのは自民党。「ふたたび自民党に政権を担当してほしいと思うか?」という質問に、30%が「担当してほしくない」、52%が「担当してよいが、当面は望まない」と回答。つまり、82%が、当面は政権復帰を望まないということだ。さらに、自民党支持層に限っても、「当面は望まない」37%、「担当してほしくない」5%と、当面の政権復帰を望まないという回答が42%を占めている。自民党支持者にも見限られた自民党は浮かぶ瀬がない。

「民主に期待」大幅増63%…読売・早大調査

[2010年6月19日03時02分 読売新聞]

 読売新聞社と早稲田大学が12?13日に共同実施した面接方式の全国世論調査で、民主党に「期待している」と答えた人は63%となり、鳩山前内閣当時の前回調査(3月27?28日実施)の46%から大幅に上昇した。
 民主に政権担当能力が「ある」との答えも60%(前回46%)に回復した。
 昨年衆院選での政権交代については「良かった」が73%に上った。自民党からの政権交代は依然として好意的に受け止められ、菅首相への交代を機に、民主への評価を再び高めたと言えそうだ。参院選後も民主中心の政権が続いてほしいと思う人は56%で、「そうは思わない」34%を上回った。
 ただ、民主に「失望している」は67%で、前回69%と同水準だった。鳩山前内閣の「失政」が影響したようだ。政権交代によって日本の政治は「良くなった」は47%だったが、「悪くなった」も34%となった。
 自民については、「期待」は36%(前回37%)、政権担当能力が「ある」は50%(同48%)で、ともに民主に及ばなかった。「失望している」は78%(同75%)に達し、低迷を抜け出せていない。自民の政権復帰に関しては、「(政権を)担当してよいが、当面は望まない」52%が最も多く、「担当してほしくない」30%、「できるだけ早く担当してほしい」13%となった。

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