今週の「九条の会」(12月12日まで)

全国各地の草の根で活動する「九条の会」の取り組みを、インターネットを流れるニュースの中から拾い集めています。今週は、12月8日の太平洋戦争開戦日にちなんだ取り組みが各地でありました。

召集令状や軍服…平和のための戦争展 美浜で12日まで

[asahi.com 2010年12月12日 マイタウン和歌山]

 「平和のための戦争展」が11日、美浜町和田の町地域福祉センターで開かれた。召集令状、軍服、鉄かぶと、戦地からの手紙など戦争を伝える品約300点や同町の空襲被害を記した資料などが展示され、大勢の来場者が見入っていた。
 「九条の会・美浜」(約300人)や町民有志でつくる同展実行委員会が主催、朝日新聞和歌山総局など後援。資料展示では、1945(昭和20)年6月、アルミ工場近くであった米軍B29爆撃機の空襲で51人が亡くなるなど、終戦までの半年間だけで美浜町内では6回の空襲があったことが説明された。
 来場者らに、実行委員長の尾浦浩己・元町教育長(84)が「戦後65年たち、戦争を体験した人は少ない。今こそ悲惨な戦争を子や孫に伝え、平和な世の中を続けていかなければならない」とあいさつ。日本国憲法誕生の過程を描いた映画「日本の青空」(大澤豊監督)の上映会もあった。同展は12日午後4時までで、昼過ぎからは戦中戦後によく食べられたすいとんの試食会もある。入場無料。

平和の尊さ訴える光 大山崎の市民団体がアピール

[京都新聞 12月10日(金)11時59分配信]

 太平洋戦争開戦の日に当たる8日夜、京都府大山崎町の市民団体「大山崎町・9条の会」が、JR山崎駅前で平和を訴えるアピールを行った。
 太平洋戦争は1941年のこの日、旧帝国海軍の真珠湾(アメリカ・ハワイ)攻撃などで始まった。取り組みは戦争の悲惨さを忘れず、平和の大切さを伝えようと毎年実施している。会員約20人はペットボトルを切って中にろうそくを立てた明かりや、「ふたたび日本が 戦争をしないよう 守ろう憲法9条」と書いたプラカードを持って沿道に立った。
 仕事や学校帰りの人たちに「赤紙」(召集令状)を手渡し非戦を呼び掛けたほか、平和を願う歌を合唱した。参加者は順番にマイクを握りアピール。同町円明寺の前田礼二さん(76)は戦時中を振り返り、「市民が徴兵される国に二度とさせないよう頑張りましょう」と訴えた。

太平洋戦争:開戦の日、平和の大切さ訴える 佐賀市内で集会相次ぐ/佐賀

[毎日新聞 2010年12月9日 地方版]

 太平洋戦争開戦の日の8日、平和の大切さを改めて訴える平和集会が佐賀市内で相次いで開かれた。
 佐賀市の佐賀玉屋前交差点周辺では、9条の会県連絡会と県原水協、新日本婦人の会県本部が12・8平和行動を実施した。街頭で各団体の代表者がリレー演説したほか、ビラ配りや署名活動を展開した。
 県原水協の田中龍一郎事務局長は「北朝鮮の砲撃事件などで緊張が高まっているが、軍備増強でなく、6カ国協議などで平和的に半島の非核化を実現すべきだ」と訴えた。
 佐賀市の自治労会館で12・8不戦の誓いを開いたのは県平和運動センター。今年は日韓併合100年の年であることから、在日朝鮮人男性を招いて話を聞いた。

太平洋戦争:戦場へ駆り立てた赤紙 チラシ配り、平和の大切さ訴え/京都

[毎日新聞 2010年12月9日 地方版]

 太平洋戦争開戦から69年となる8日、府内で市民団体のメンバーが戦時中の赤紙(召集令状)を模したチラシを配り、平和の大切さを訴えた。
 府内の労働組合メンバーなどで作る「京都母親連絡会」が1980年に始めた活動で、この日、府内の50カ所以上で1万4000枚のチラシを配布した。同会によると、赤紙の存在を知らない人も多く、若者らが不思議そうに受け取ったチラシに目を落とす姿もあった。
 京都市の繁華街の四条河原町、四条烏丸交差点などでは、通行人にチラシを手渡し、憲法9条を守ることを呼びかける署名への参加を求めた。南区の無職、駒田幸三さん(77)は45年の終戦時、中学校の授業でグライダー訓練を受けていたという。「多くの友人、知り合いが志願や徴兵で戦地に行った」と感慨深そうに話した。

消さぬ平和の灯火 名古屋の九条の会企画、反戦訴え行進

[asahi.com 2010年12月9日 マイタウン愛知]

 69年前、旧日本軍がハワイの真珠湾を攻撃して太平洋戦争が始まった8日、名古屋市では、市民が反戦を訴えながら夜の街を歩く「平和のともしびウオーク」があった。領土をめぐる日中、日ロ間の問題や、北朝鮮の砲撃事件で東アジアの緊張が高まるなか、参加した市民は思い思いの言葉で平和の尊さを訴えた。
 護憲の立場から全国各地で市民が活動する「九条の会」のうち、同市の「昭和区九条の会」など五つの会が共同で今回の催しを開いた。三つのコースに、計約500人が参加し、ゴールの今池西公園(千種区)を目指した。参加者は、ペットボトルとろうそくで作った手製のあかりを持参。ボトルの表面には、平和や反戦を訴える言葉やイラストなどを書き込んだ。
 ともしびウオークは「昭和区九条の会」事務局長の舟橋勝さん(65)と次長の古田剛さん(71)らが、瑞穂区と千種区の九条の会にも呼びかけ、2006年に始めた。「8月の終戦記念日など、夏は平和関連の企画が多いが、冬は少ない。太平洋戦争が始まった12月8日を冬の反戦の日にしたい」と考えた。その後、催しには名東区が参加。今年は東区も加わり、年々規模を拡大させている。
 「九条の会」は、04年に作家の大江健三郎さんや澤地久枝さんら9人が呼びかけ人となって発足。現在、全国に7千以上の会があり、活動が広がっている。
 ただ、舟橋さんらには「九条の会の催しは屋内での講演会が多く、集まってくるのは平和運動に関心のある人ばかり」との問題意識があった。「一般市民にも見える形のイベントをしたい」。そう考えて企画したのが、ともしびウオークだった。「クリスマスの季節に、ろうそくのあかりでロマンチックな雰囲気を出せば、参加者も増えるのでは」との思惑もあった。今年からは、手製のあかりの出来栄えを審査して、優秀作品を選ぶ試みも始めた。
 舟橋さんは「武器輸出禁止3原則の見直しなど、政権が代わっても、日本を戦争へと近づける動きがある」と感じている。そんな時だからこそ「8月のにっぽんど真ん中祭りのように、名古屋の12月といえば『平和のともしびウオーク』と言われるぐらいにまで、催しを育てていきたい」と夢を膨らませている。

「つらい、でも語る責任」 8日、東京大空襲語る講演会

[asahi.com 2010年12月8日 マイタウン岐阜]

 「10万人の人が亡くなった。生かされた私たちには語る責任がある」。高山市三福寺町の尾前昌子さん(79)は日米開戦の日の8日夜、東京大空襲の体験をそんな思いで語る。高山市民文化会館で開かれる「九条の会・高山」の創立6周年の記念講演会。
 1945年3月10日未明、東京・下町は、米軍機が落とした焼夷(しょうい)弾で焼き尽くされた。尾前さんは当時14歳。家族で下町に住んでいた。周囲の空が赤くなっていくのを見て、「ここにいては危ない」と父母や妹・弟らと自宅から逃げた。長女の尾前さんは5歳の弟を背中におんぶした。
 間もなくして、近くにも焼夷弾が落ち、強風にあおられ、炎が噴き上がった。泣き叫ぶ声と爆音の中を逃げた。
 迫る炎から身を守るため鉄条網の中の貯水池へ身を沈めた。防空ずきんで顔を隠していたが、火だるまの人が飛び込んでくるのがわかった。どんよりとした煙のなかで、やがて夜が明けた。池にはたくさんの死体が浮いていた。
 3月10日が来るたびに悲しみがよみがえる。横たわる黒こげの遺体。ろう人形のように立ったまま死んでいた人。背中で亡くなった弟のことも。「つらいけど話さないといけない」。戦後60年のころから、少しずつ語り始めた。
 8日の講演会のための原稿を4、5日かけて改めて書き上げた。書いているうちに何度も涙がこみあげた。講演会は午後7時から。入場無料。

若者にも平和伝える使命 宇治明神9条の会フィールドワーク

[京都民報 2010年12月 6日 10:24]

 神明9条の会は4日、恒例の平和のつどいを行い、「戦争遺跡に平和を学ぶ京都の会」の足立さんを講師に京都市伏見区内にある戦争遺跡のフィールドワークをしました。
 17人が参加し、師団街道の「師団橋」「騎兵20連隊の碑」「歩兵第9連隊の石碑」などを見学。聖母女学院ではパワーポイントで「第16師団司令部庁舎」の歴史を知り、立派な大理石のマントルピース(暖炉)やサーベル(洋刀)あとも生々しい応接室も見ました。
 また、「輜重兵第16大隊」の遺跡保存は『負の遺産』として、平和の大切さを学ぶ場であることも学びました。
 藤森神社近くのそうぞう館での交流会では、戦争体験者から「戦争はしたらあかん。その想いで今日は参加した」などの感想が出されました。若者たちに今日学んだことを伝える使命があると感じた平和ウォークでした。

平和会議に加盟促す活動発表

[中国新聞 2010/12/5]

 山陽女子高(岡山市中区門田屋敷)の放送部が5日、市民の前で岡山県内市町村に「平和市長会議」加盟を働き掛ける活動について発表する。場所は地元の三勲・旭東九条の会が貸し切り走らせる市電車両「九条電車」内。「市長会議への関心が高まるきっかけになれば」との期待を胸に臨む。
 部員15人のうち2年の坂本明保さん(17)、大和美緒さん(17)、日下裕梨さん(17)、1年の佐藤有沙さん(16)が参加。機材を電車に持ち込み、約7分間の発表をする。
 昨年8月に広島市を訪れて同会議の存在と、当時県内で総社市しか加盟していないことを知ったのが活動のきっかけと紹介。市長に手紙を送った岡山市が今年1月に加盟し「大きな達成感」を得て、倉敷、笠岡、井原などを含む現在8市の加盟を全27市町村に広げたいと訴える。
 4人は2日、放課後に練習し発声などをチェックした。坂本さんは「活動を発展させるいい機会」、大和さんは「若い世代の思いを知ってもらえる」、日下さんは「一般の方が聴衆で反応が楽しみ」と意気込んだ。佐藤さんは「先輩の活動をつないでいく」と誓った。
 九条電車は午後1時、同高近くの東山電停で30人が乗り出発、JR岡山駅前までを1往復する。岡山駅前で約30分間止まり、その間に4人が発表。岡山空襲の体験談の朗読などもある。

憲法絵本と語りの会:イメージ一新、憲法分かりやすく 県内中学校で開催/奈良

[毎日新聞 2010年12月1日 地方版]

◇たんぽぽの家と弁護士会が企画

 障害者の文化活動を支援する財団法人たんぽぽの家(奈良市六条西3)と奈良弁護士会による「憲法絵本と語りの会」が、県内の中学校で開かれている。同弁護士会が発行した憲法絵本を使い、子供たちに憲法に親しんでもらおうと企画。開催校を募って地道な活動を続けている。

 憲法絵本は、同弁護士会憲法委員会が条文を易しい言葉に換えて作製。08年1月に1万部を発行し、学校や生協などを通じて無料配布した。「分かりやすい」と評判になり、同8月には日本弁護士連合会(日弁連)が同じ内容の絵本を発行。部数は6万部に上り、全国の教育現場などで読まれている。
 生駒市西松ケ丘の市立生駒中で開かれた語りの会には、1年生約200人が参加。障害を個性として生かし、自分の思いを重ね合わせて表現する「わたぼうし語り部」の伊藤樹里さん(33)が絵本を語り聞かせ、田中啓義弁護士(52)が解説した。
 戦争放棄を明記した9条1項は「争いごとは話し合いとルールで解決する それが、『人間の知恵』」などと語り、子供たちは熱心に聞き入った。最後に声楽を専攻する大学2年、田中茜さんが、個人の尊重と幸福追求権を規定した13条を題材にした歌を披露した。
 参加した中川優歩さん(13)は「憲法はとっつきにくいイメージがあったが、語りはわかりやすかった」と、感想を語った。田中弁護士は「憲法は人の生き方、社会の作り方の指針。子供たちには憲法をしっかり学んで、命や自由、幸せについて考えてもらいたい」と話していた。
 語りの会についての問い合わせは、たんぽぽの家憲法絵本事務局。

戦争体験談集稲沢市に寄贈 自費出版の50冊

[2010年11月30日 読売新聞:愛知版]

 稲沢市の「そぶえ九条の会」(代表=遠島満宗・永張寺住職)が、戦争体験を聞き書きしてまとめた「昭和史の証人に聞く」を自費出版し、29日、同市に50冊を寄贈した。市は市内3か所の図書館に置く。
 同会は2005年に発足し、昨年7月から月1回、戦時中の体験談を聞く会を開いてきた。このうち、南方への輸送業務に当たっていた水谷靖さん(84)ら従軍者をはじめ、その遺族、学童疎開の体験者ら14人の話をA5判、206ページの本にまとめた。遠島住職は「戦争は身近なものだった。その体験を戦争全体を見る糸口にしてほしい」と話している。
 同会は来月3?9日に同市祖父江町のギャラリー・類で戦争の資料を集めた「昭和史の証人」展を開く。問い合わせは同会へ。

沖縄と連帯する集い:基地問題などテーマに開催――きょう、早良区で/福岡

[毎日新聞 2010年11月28日 福岡都市圏版]

 福岡市内の九条の会などでつくる「沖縄と連帯する集い実行委員会」は28日、沖縄基地問題などをテーマにした催し「沖縄と連帯する集い」を開く。午後2時から、早良区のももちパレスで。参加費は500円。
 第1部は、沖縄県平和委員会の亀山統一理事が「米軍・自衛隊再編と憲法九条」と題して講話。尖閣諸島沖での中国漁船衝突事故などにも触れ、日米安保などについて考える。第2部は、琉球王府神歌(おもろ)伝承15代の石川真昭さんが王朝時代の儀式歌などを披露する。

「坂の上の雲」題材に学習会 憲法九条の会・はだの

[タウンニュース 2010年11月27日号]

 憲法九条の会・はだの主催の学習会が12月5日(日)に秦野駅北口のなでしこ会館4階B・C会議室で開催される。参加は無料。
 今回の学習会では、NHKドラマスペシャル「坂の上の雲」(司馬遼太郎原作)で日清・日露戦争がどう描かれたのかについて、予備校で日本史を教える矢野義幸さん(同会会員)が報告する。時間は午前10時から正午。希望者は直接会場へ。

生田9条の会 韓国・北朝鮮との向き合いかた あす生田教会で公開学習会

[タウンニュース 2010年11月26日号]

 「生田9条の会」があす27日(土)、公開学習会を開く。テーマは「韓国併合から100年の歴史を踏まえ韓国・北朝鮮とどう向き合うか」。日本キリスト教団生田教会(小田急線読売ランド前駅南口より徒歩7分)で午後1時30分から開演する。同会は参加者を募集している。
 講師は日本キリスト教団の東海林勤牧師。1970年から80年代にかけて徐兄弟や金大中元大統領を支援し、韓国の民主化運動に関わった。高麗博物館の初代理事長(現理事)でもあり、韓国について深い知識がある。
 講演後は東海林講師と約1時間の懇親会を予定している。資料代は300円。

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