今週の「九条の会」(2月25日まで)

全国各地の草の根で活動している「九条の会」の活動を、インターネットを流れるニュースのなかから拾い集めています。

聖路加病院の日野原先生が「朝日新聞」に連載している「99歳・私の証」。2月7日の回には、「若者の力で改憲を阻止しよう」と考え、「九条の会」の応援団となって全国で講演しているが、どこも盛況で、若い人の参加が多くて心強い[1]と紹介してくださっています。

修学院学区九条の会が5周年 – 京都民報 2/12
平和の尊さ考えて、「原爆パネル展」始まる/箱根:神奈川新聞 2/11
戦争体験文集:平和の尊さ、後世に 坂井市の「丸岡・9条の会」が発行/福井:毎日新聞 2/8
憲法9条を守る運動 – あるがまゝ行く:朝日新聞 2/7
市民の戦争体験、小冊子に 北広島:北海道新聞 2/3
仙石原から見た戦争史:タウンニュース 1/28

修学院学区九条の会が5周年

[京都民報 2011年2月12日 09:00]

 京都市左京区の修学院学区九条の会は6日、結成5周年の記念のつどいを学区内修学院ルーテル教会で開催し、80人が参加しました。
 はじめに、同会を代表して佐本昌平さんが開会のあいさつを行いました。佐本氏は、民主党が「新防衛大綱」や「東アジアの平和」のもとに、軍備強化を進めていることを指摘しました。
 「真宗大谷派・九条の会」代表世話人で「憲法9条京都の会」呼びかけ人でもある真宗大谷派僧侶の南斎子(ときこ)さんが「戦争と罪責」と題して記念講演。南さんの斎子(ときこ)という「命名」の謂(いわ)れや戦争体験、小学校4年生で歴代天皇の名前や「教育勅語」などを暗記する「軍国少女」だったことなどを振り返り、当時学校で歌った戦争鼓舞の歌も披露し、時代時代の教育の持つ責任と重みについて語りました。
 戦後、「一億総懺悔」民主主義教育がはじまり、豊かになった今日また、「日米安全保障条約」重視、東アジアの安全のためのわが国の役割を理由とした軍備強化、憲法を変えるための「国民投票法」の実施など、再び戦争への道へ進もうとしている社会的な不安や、原子力発電所からでる核ゴミの始末の問題などについて語られました。そして「命はあずかりもの」「命を大切に」と佛教僧侶として平和の大切さを強調しました。
 つどいでは、土屋彰男さん親子のオカリナ演奏と、洛北青年合唱団のみなさんの歌唱指導のもとで、参加者全員で平和の歌を合唱しました。教会の2階では、これまで同「会」で取り組んできた修学院地域を中心とした戦跡めぐりのパネル紹介、各地区の9条の会の活動が展示されました。

平和の尊さ考えて、「原爆パネル展」始まる/箱根

[神奈川新聞 2011年2月11日]

 広島と長崎の原爆被害から平和の尊さを考える「原爆パネル展」が10日、箱根町小涌谷の町社会教育センターで始まった。箱根九条の会13 件などの主催で、20年以上前から開催している。17日まで。無料。
 被爆直後の焼け野原にたたずむ女性や、空腹のあまり道ばたの雪をかじる少年、全身が焼け焦げた被爆者の写真や絵をパネル約30枚で展示。核廃絶への思いや、当時の悲惨な状況をありのままにつづった詩も添えている。資料は原水爆禁止西さがみ地区協議会から借り受けた。
 米軍に対する沖縄住民の不満が爆発した1970年12月の「コザ騒動」を扱った新聞記事や、昨年6月の沖縄全戦没者追悼式で地元高校生が読み上げた平和メッセージの全文も並んでいる。
 同会事務局長の国貞昭治さん(68)は「凄惨(せいさん)な被害を知り、平和についてあらためて考えてほしい」と話している。
 13日午後2時からは、元中学校長の勝俣睦さん(83)が「仙石原から見た太平洋戦争史」と題し、戦時中の食糧難などの実体験を講演する。大人は資料代300円が必要。
 午前9時?午後5時。最終日は正午まで。12、14日は休館。

戦争体験文集:平和の尊さ、後世に 坂井市の「丸岡・9条の会」が発行/福井

[毎日新聞 2011年2月8日 地方版]

 貴重な戦争体験を次の世代に引き継ごうと、坂井市丸岡町を中心に活動する市民団体「丸岡・9条の会」が、体験や平和への思いをつづった文集「語り伝える戦争体験―明日の君へ」を発行した。同会の酒井隆平さんは「特に若い人に読んでもらい、平和の尊さを知ってほしい」と話している。
 同会の発足5周年を契機に発行した。ビルマ戦線の従軍体験や、満州からの引き揚げ経験など24作品を収めた。なかでも硫黄島に従軍し奇跡的に生還した男性は、同会が体験を聞き取った後に亡くなったという。酒井さんは「どの人も『あんなむごい戦争はもうしてはいけない』と口々に訴えていた。この思いをたくさんの人に届けたい」と話していた。
 B5判76ページ。丸岡町内の小学校などに配るほか、希望者に300円で分ける。問い合わせは同会事務局の土井さん

99歳・私の証 あるがまゝ行く 憲法9条を守る運動

[朝日新聞 2011年2月7日]

日野原重明

 憲法9条をなくそうという改憲政策が、安倍内閣以来、国会の中にうごめいています。国民投票になった場合、日本の若者は、こぞって改憲阻止運動をすべきだと、私は2008年の5月にこの欄に書きました。その時までに日本人の選挙権を20歳から18歳に下げ、若者の力で改憲を阻止しようというのが私の主張でした。
 あのエッセーから、2年半が経ちました。米軍基地を県外へ移転せよとの沖縄住民の声が日に日に高まる中で、鳩山前内閣を継いだ菅内閣が米軍と約束した案には、失望させられました。どんなに大きな規模の国家予算を基地住民のために捻出することになったとしても、基地を移転させて、沖縄の人たちの生活環境を好転させなければいけないのが今日の情勢だと考えます。
 全国民が沖縄の住民と共に、基地をできるだけ早く国外に移す具体案を政府に確約させない限り、解決の道は考えられません。憲法9条を守る運動こそが、沖縄の問題を解決する唯一の方法であると、私は思います。
 この間私は、10歳の小学生への「いのちの授業」で平和の心を教えてきました。今までに150校以上を回り、最近では10歳より上の子どもたちも含まれるようになり、さらに、中学校や高校からの要請もありました。日程が空いていれば、いつでも予約を受け付けようと思っています。
 さらに、09年3月からは、「九条の会」の応援団となって、全国各地で講演をしてきました。昨年11月には東京都大田区の産業プラザで開かれた「東京9条まつり」と題した集会に出かけました。「生きいき憲法」の題で講演し、出席者から活発な意見や質問が出て、非常に熱気のある会合でした。
 このほか銀座ブロッサム(東京)や日本教育会館の大会議室(同)、横須賀芸術劇場(神奈川県横須賀市)などでの「九条の会」は、会場の大小はあっても、過去に訪れたところはいずれも満員の盛況でした。
 どの会でも、参加者の3分の2を女性が占めていました。80歳を超えた女性も熱心に出席する中、20〜50代の若い層が多いことに、私は心強くなりました。

市民の戦争体験、小冊子に 北広島

[北海道新聞 02/03 13:25]

 【北広島】北広島九条の会6 件が、市民の戦争体験談をまとめた小冊子「バトンタッチ」の第3集を3月1日に発行する。同月6日には北広島団地住民センターで「発刊のつどい」を開催する予定。第4集の掲載希望者もすでに集まっており、活動の輪が広がっている。
 同会は「若い人たちに平和への思いを伝えたい」と市民から戦争体験談を募り、一昨年10月に第1集を発行した。市内外から反響があったため、昨年8月には第2集を出版。これまでに市民38人分の体験談を紹介し、読者からは「亡き母には聞けなかった時代のことがわかった」など感想も寄せられた。
 冊子には本人が執筆した原稿のほか、同会会員が聞き書きした体験談を掲載。中には、終戦から65年がたち、ようやく重い口を開いた人もいる。同会事務局の梁川彰博さんは「対面して話を聞いていると、ぐっと胸にくるものがある」。出版後も体験談の掲載依頼は続いており、梁川さんは「悲劇を繰り返したくないという思いが市民の胸の内にあるのではないか」と語る。
 第3集には市民15人の体験談を盛り込む。3月に開かれる「つどい」ではこれまでの寄稿者に参加してもらい、それぞれの思いを語ってもらう予定だ。同会は「戦史を伝え続けるのがバトンタッチの使命。人々の声を拾っていきたい」と話している。
 「つどい」には、一般市民も参加できる。会費は500円。申し込みは21日までに梁川さんへ。

元明星中校長で画家勝俣睦さん講演 仙石原から見た戦争史

[タウンニュース 2011年1月28日号]

 元箱根明星中学校校長の勝俣睦さんが2月13日、「〜戦争体験を次世代に語り継ぐために〜仙石原から見た太平洋戦争史」と題し講演する。社会教育センターで、14時開演。オカリナやトランペットの演奏も行われる。

  1. ただし、「若い人」というのは20〜50代。50代でも「若い人」になるあたりが、さすが99歳の日野原先生です。 []

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