久しぶりにコンサートに行ってきました

『月刊オーケストラ』4月号

『月刊オーケストラ』4月号

選挙も終わって、昨日は久しぶりにコンサートを聴いてきました。3月は、東日本大震災のあと、予定していた演奏会が次々と中止となり、さらに4月も選挙でまったく通えていなかったので、ほぼ2カ月ぶりのコンサートになりました。

プログラムは、こんな感じ。

  • モーツァルト:交響曲第38番 ニ長調 K.504 〈プラハ〉
  • ヤナーチェク:交響詩〈タラス・ブーリバ〉
  •  (休憩)
  • スメタナ:連作交響詩〈わが祖国〉から 交響詩〈モルダウ〉
  • ヤナーチェク:シンフォニエッタ

チェコにちなんだ曲が並んでいますが、プログラムノーツ(満津岡信育氏)によると、「単にチェコにちなんだ楽曲というだけでなく、シンコペーションや半音階的書法、とりわけ弦楽器がめまぐるしく動く音楽が並んでいる」とのこと。そう思って聞くと、ふだんならメロディに気をとられるところが、いろいろとリズムの変化や調性の変化を楽しませていただきました。

事前にチケットは買ってなかったので、昼間、読響に確認すると「6時から、10枚程度当日券を出します」ということでした。それで職場を15分ばかり早く抜け出して会場へ。着いてみると、すでに人の列ができていましたが、5人目くらいだったので、無事、2階RD席を手に入れることができました。(^_^)v

プログラムのなかで印象に残ったのは、初めて聴いた「タラス・ブーリバ」。コサック隊長とその息子たちの死を描いた作品で、2人の息子の死を描いた第1曲、第2曲は悲痛きわまりない楽曲ですが、未来の「予言」が描かれた第3曲は救済を感じさせる展開で、ほっとするものがありました。4曲目、シンフォニエッタは、ステージ上にバンダものせて、にぎやか、華やかに。

それにしても、カンブルランの指揮は見ていても楽しいですね。図体のでかい読響から、いかに軽やかな音を引き出すか。いかにもフランス人らしい、そんな雰囲気が、指揮する様子からも伝わってきます。といっても、今日のオケは、それにこたえた部分もあり、こたえきれなかった部分もあり…でしたが。(^_^;)

なお、プログラムに先立ち、スメタナ「忘れられた捧げ物」が東日本大震災の犠牲者に捧げられました。

僕自身、久しぶりにコンサートを聴いて、ふたたび音楽が聴けるようになったことにただただ感謝。演奏会終了後、中止になった3月の定期演奏会のチケットを払い戻していただいたのは、そのまま東日本大震災の募金箱へ入れてきました。

今月の『月刊オーケストラ』には、カンブルランのメッセージとともに、正指揮者・下野竜也氏の「感謝とお願い」が載っていますが、その中で下野氏は、条件が整えば「有志を募り、慰問演奏や、心に傷を負った被災地の子供達への音楽を使ったレクリエーション等を行い、呼びかけていきたい」と書かれています。読響は、3月19、20日の公演で150万円を超える義援金をあつめたほか、都内で2度チャリティ・コンサートを開催するなどしています。他のオーケストラを含め、演奏家のみなさんのこうした取り組みに注目したいと思います。

会場にテレビカメラが入っていましたので、この日の演奏は後日、日本テレビで放送されるようです。

【演奏会情報】 読売日本交響楽団第537回サントリーホール名曲シリーズ
指揮:シルヴァン・カンブルラン/コンサートマスター:藤原浜雄/会場:サントリーホール/開演:2011年4月25日 午後7時

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