後半はうって変わって見事な演奏でした

都響第718回定期演奏会(2011年6月15日)

昨日、都響定期演奏会を聴きにサントリーホールへ。

  • ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.83
  • オルウィン:秋の伝説―イングリッシュホルンと弦楽オーケストラのための
  • シベリウス:交響曲第7番 ハ長調 op.105

指揮のジョセフ・ウォルフは、チラシの写真を見るとまだまだ若い。いったいどんな指揮者なんだろうと思っていましたが、プログラムを読むと、コリン・デイヴィスの息子さんとか。う〜む、なるほど、じゃありませんが、後半2曲はお見事でした。

このプログラム自体、前半のブラームスPf協が約50分なのに、後半はシベリウス7番でも20分ちょっとという、いささか頭でっかちなプログラム。

で、そのブラームスPf協ですが、出だしのホルンが音を探った感じで始まったと思うと、ピアノとオケもお互いに相手を探り合ってるみたいな演奏になって、結局最後まで何だかな〜のまま。あとから考えてみると、テンポがかなり遅かったようだったので、それがすっきりしない原因だったのかも知れません。

そんなもんだったから、半分諦めながら後半を聴いたのですが、それがうって変わって、都響の弦をきれいに響かせていました。どちらの曲も、音を重ねて、それらが響き合っていくような感じの作品なのですが、とくにシベリウスの方は、海の底から音が盛り上がって、打ち寄せて、流れていくような壮大さ(わずか20分あまりの曲ですが)が見事に組み立てられていって、感心してしまいました。

2曲目、独奏イングリッシュホルンと弦楽との協奏曲的作品。ソロは、2年前に日フィルから都響に移籍した南方総子さん。透明度の高い弦とイングリッシュホルンの音の組み合わせが美しい曲でした。

ところでその南方さん、演奏が終わったあとは、ぎこちなく客席にちょこっと頭を下げたかと思うと、そのまますたこらさっさと袖に引き上げてしまいました。緊張していたのか、ソリストとしてステージに上がるのが慣れてないのか、ともかく初々しい感じでした。

東条碩夫のコンサート日記 6・15(水)ジョセフ・ウォルフ指揮東京都交響楽団

【演奏会情報】 東京都交響楽団第718回定期演奏会
指揮:ジョセフ・ウォルフ/ピアノ:若林顕/イングリッシュホルン:南方聡子/コンサートマスター:山本友重/会場:サントリーホール/開演:2011年6月15日 午後7時

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