Daily Archives: 2011/08/31

東京新聞夕刊「百年の手紙」

「東京新聞」の夕刊に、ノンフィクション作家の梯久美子さんが「百年の手紙」を連載されています。

先週の第26回(8月26日)には宮本百合子の夫・顕治への手紙が、第27回(29日)には夫・宮本顕治から百合子への手紙が取り上げられ、へぇ〜と思って眺めていたら、昨日(第28回)には、小林多喜二と志賀直哉の交流が紹介されていました。

連載のサブタイトルは「20世紀の日本を生きた人びと」。そんななかに、治安維持法で獄の内外に隔てられた宮本百合子と顕治、そして若くして命を奪われた小林多喜二がきちんと取り上げられたというのは大事なことだと思いました。

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4つめの「調査委員会」

以前、『資本論』には3つの工場調査委員会が出てくると書きましたが、あらためてよく読んでみると、そのほかにもう1つ、調査委員会が登場します。

それは、第24章「いわゆる本源的蓄積」第6節「産業資本家の創生記」の原注(246)のなかに、フランシス・ホーナー 1の言葉として出てきます。

もう1つ、もっと恐ろしい事件が、議会の調査委員会の一員としての自分の耳に入った。2

ここで言われている「議会の調査委員会」とはいったい何なのか? 手がかりは、1815年ごろの存在した委員会だということと、王立の委員会ではなくて「議会の」委員会だということです。

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  1. 工場監督官レナード・ホーナーの兄で、ホイッグ党下院議員。 []
  2. 新日本出版社『資本論』上製版Ib、1293ページ、新書版第4分冊、1299ページ、ヴェルケ版786〜787ページ []