オバマ大統領、軍事費を34兆円削減へ

2012年1月7日 (土) at 22:28:18 Posted in アメリカ, 在日米軍

オバマ米大統領が、10年間で約34兆円の軍事費を削減する新たな国防戦略を発表。

米が新国防戦略、「2正面作戦」見直し:TBS News-i
米国:新国防戦略 二正面作戦見直し 地上戦力を大幅削減:毎日新聞

米が新国防戦略、「2正面作戦」見直し

[TBS News-i:最終更新:2012年1月6日(金) 6時42分]

 アメリカのオバマ大統領は新たな国防戦略を発表し、2つの大規模紛争に同時に対処する「2正面作戦」を見直す一方、アジア太平洋地域での軍事プレゼンスを強化する方針を表明しました。
 「我々はアジア太平洋でのプレゼンスを強化するだろう」(オバマ大統領)
 オバマ大統領は、今後10年で最低4500億ドル=およそ34兆円の国防費を削減するための新たな国防戦略を発表しました。
 この中で、2つの大規模紛争に同時に対処する冷戦後の基本戦略である「2正面作戦」を見直し、1つの大規模な地域紛争への対処と、別の地域では紛争の抑止を目的とする態勢に転換することで、国防費の削減を目指す方針を示しました。
 一方で、オバマ大統領は、中国の軍事的台頭が著しいアジア太平洋地域については国防費削減の対象にせず、むしろ戦力を強化する考えを強調しました。(06日04:31)

米国:新国防戦略 二正面作戦見直し 地上戦力を大幅削減

[毎日新聞 2012年1月6日 東京朝刊]

 【ワシントン白戸圭一】オバマ米大統領は5日午前(日本時間6日未明)、国防総省で演説し、国防費削減に対応するための新国防戦略を発表した。米軍が約20年間にわたり維持してきた二つの紛争に同時対処する「二正面作戦」遂行の態勢を見直し、イラク駐留米軍の完全撤収とアフガニスタンからの段階的撤収を受けて大幅に地上戦力を削減。地域別では、安全保障上の脅威が軽減している欧州や中南米の戦力を削減し、中国の軍事的台頭を見据えたアジア・太平洋地域重視の方針を改めて明確化した。
 大統領が国防総省へ出向いて演説するのは異例。米国家安全保障会議のビーター報道官は「大統領が(新戦略策定の)過程に個人的に関与してきたことを示す」と述べた。11月の大統領選で再選を目指すオバマ氏は、米経済低迷の元凶とされる戦費削減に真剣に取り組む姿を国民にアピールする狙いとみられる。
 米議会は昨年8月、総額2兆5000億ドル(約192兆円)の財政赤字削減を目指す法律を成立させた。今後10年で国防費約4900億ドルを削減する必要が生じ、国防戦略見直しが進められてきた。
 新国防戦略ではこのほか米軍の接近を阻止する能力を持つ国家に対抗する「ジョイント・エア・シー・バトル」(空海統合戦略)構想を推進するため、空、海軍の大幅削減は避ける。

■ことば

◇米軍の二正面作戦

 東西冷戦終結後、朝鮮半島と中東有事を想定した戦力配置。しかし、01年の米同時多発テロ以降、国家間の戦争だけを念頭に置くのは時代に合わないとされ、米国防総省は10年2月発表の「4年ごとの国防政策の見直し」(QDR)で見直す方針を示した。

軍事費を削減したからと言って、アメリカは、引き続きアジア・太平洋地域のプレゼンスを辞めるつもりはない。それどころか、軍事費を削減した分、同盟国の負担や軍事増強を求めてくる危険性もある。

しかし、それにしても、財政赤字を減らさなければならないとなれば、軍事費といえども聖域としない、というやり方は見習うべきところがある。

Similar Articles:

Tags: ,

この記事を評価してください。☆いくついただけますでしょうか?

【日記・ブログランキング】に参加しています。よかったらクリックしてください。

Print This Post Print This Post

Trackback This Post

http://ratio.sakura.ne.jp/archives/2012/01/07222818/trackback/

Leave a Reply