優しく繊細に ラザレフ&日フィル横浜定期演奏会

今日は、ラザレフ&日フィルの横浜定期演奏会へ。プログラムはオール・ブラームス。

  • ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 op.15
  • ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 op.90

ピアノは河村尚子さん。

前半のピアノ協奏曲、河村さんのピアノはどこまでも優しくソフトに。それに合わせて日フィルも、標準的な16型の編成ながら、音はあくまで徹底的に優しく繊細に。それでも少しも縒れないのが今の日フィルの凄いところです。

アンコールは、ブラームスのインテルメッツォ(間奏曲)第2番 op.118-2。

後半のブラームス交響曲第3番は、明るい曲調ながら、どこかに少し陰のある曲。ラザレフは、それをやはり繊細に演奏してゆきます。しかし、いくらなんでもおとなし過ぎるんでは? と思っていたら、最終楽章で一挙に爆裂。それでも音が濁らないのはお見事でした。各パートいずれも見事でしたが、なかでもホルンが、弱音でも音程を探るようなところもなく、思い切りのいい音をさせていたのが印象的でした。

ラザレフの定期演奏会ではすっかりお馴染みになったアンコールは、これまたブラームスのスラブ舞曲第4番。メインの交響曲第3番がどちらかといえばスマートな演奏だったのにたいして、こちらは、スラブのかおりがするような、ちょっとバタ臭さも感じさせる演奏でした。ラザレフは客席に向かって大きく手を振る大サービス、お客さんに拍手を催促しているようにも見えたのですが、演奏が見事すぎて拍手で中断させるのがもったいなく、そこはぐっと我慢しました。(^_^;)

演奏終了後、ヴァイオリンの石井啓一郎さんに花束が贈られました(石井さんもいよいよ定年?)。ラザレフが指揮台に引っ張り上げたものだから、困った石井さんは指揮台の上でガッツポーズして、満場の拍手喝采を浴びておられました。往年の日フィル・メンバーがまた一人去ってゆくのは寂しくもありますが、それに負けない、ここ何年かの日フィルの技量アップ。ますますいっそうの発展を期待したいと思います。

最後に、サイン会に行列して、しっかり河村尚子さんのサインをいただいて参りました。(^_^;)

河村尚子さんのサインをいただきました

河村尚子さんのサインをいただきました



【演奏会情報】
 日本フィルハーモニー交響楽団第275回横浜定期演奏会
指揮:アレクサンドル・ラザレフ/ピアノ:河村尚子/コンサートマスター:扇谷泰朋/会場:横浜みなとみらいホール/開演:2012年3月24日 午後6時

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