久しぶりに『資本論』について囀りました

中心テーマは、DingとSacheについて、あるいはdinglichとsachlichについて。

しかし、「質と量という二重の観点から」の問題は未解決。さらに、馬鹿げている問題も未解決。どなたかご教授を。

  • 資本論第1章を読み返して見たが、マルクスがDingとSache、あるいはdinglichとsachlichを明確に使い分けているとはとても思われない。例えばMEW S.88物が人間労働の物的外皮だというところ、本文ではSacheだが注27はdinglichになっている。 posted at 13:53:02
  • マルクスが商品としての物をSacheと呼んでいるかといえばそうでもない。例えば、この入れ替わりによって労働生産物は商品に、感覚的であると同時に超感覚的な物Dingeになる、と書いているし、物と物との関係という幻影的形態をとるというのもDingen。 posted at 14:27:31
  • 第一章では、Sacheは、労働生産物、有用物、商品などを指して使われるだけでなく、一般的な事態、事情を指す単語としても使われている。これはドイツ語の一般的用法だが、このことも、逆の形ではあるが、マルクスがSacheを特別の意味用法で使ったのではないという証拠になるのではないか。 posted at 14:39:16
  • @marukenkyu 基本的にはこうだが、例外もあるというのでは、結局、それが基本であることが論証されたことになりませんね。一つの解釈としてはわかりますが、論証するためには、例外とされるものがなぜ例外になったのかを基本的なものによって説明する必要があります。 posted at 16:07:53
  • @marukenkyu SacheとPersonの関係は気づきませんでした。調べてみたいと思います。 posted at 16:11:18
  • 「上着、長靴などが抽象的人間労働の一般的化身としてのリンネルに関係すると私がいえば、一見するとこの表現は馬鹿げているように見える」というのは、マルクス自身がこの命題は馬鹿げていると言っているのか、この命題は正しいが一瞬馬鹿げたものに見えるという意味なのか、一体どちらなんだろう? posted at 16:17:35
  • 結局、SacheがPersonとの関係で用いられているのは、MEW S.87の、「諸人格が労働において結ぶ直接的に社会的な関係としてではなく、むしろ諸人格の物的諸関係および諸物の社会的関係として現れる」というところだけではないか。 posted at 17:09:08
  • eigenschaftは、実体抜きに宙に浮いているわけにはいかないから、そこにはかならずDingがあるというのは、きわめて当然の話。だから物の有用性は商品体のもつ属性によって制約されているのではなく、条件づけられているのである。商品体があっての物の有用性ということ。 posted at 17:17:33
  • 同様に、DingはEigenschaftenからできあがっているのではなく、DingがEigenschaftenを持っている。物は多くの属性を持った一つの全体なのである。 posted at 17:21:49
  • 有用物は質と量の二重の観点から考察されなければならないという有名な文句がよく分からん。この二重の考察が行われているのはどこまでか? 次の段落で、物の有用性はそれを使用価値にするというのが質。使用価値は常に量的規定性をもつというのが量ーとすれば、二重考察はこの段落で終わり? posted at 17:27:49
  • それとも、価値の実体とその量=労働時間ということを明らかにした第1節末尾までが、全部、二重の観点からの考察? posted at 17:29:52
  • @marukenkyu Personとの対比で取り上げる場合、多分Dingは使えないのでしょう。マルクスの観点からすれば、PersonもDingですから。 posted at 17:34:40
  • @marukenkyu というか、日本では廣松氏以来、Ding=物(モノ)、Sache=事象(コト)という図式がほとんど検証もされずに定説化してきましたからね。前々から気にはなってたのですが、改めて第1章を読む機会があったので、取り急ぎ調べたまでのことです。 posted at 17:59:12

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