アラ還のオッサンがマルクスの勉強やらコンサートの感想やらを書き込んでいます

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置塩信雄『近代経済学批判』

2004年5月27日 at 03:29:29

置塩信雄先生の『近代経済学批判』(有斐閣双書、1976年)を読み終えました。

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小泉再訪朝を海外はどう見たか(続き)

2004年5月26日 at 23:21:09

■ アメリカ

これも共同通信。24日、バウチャー米国務省報道官が記者会見で、小泉純一郎首相の先の訪朝について評価するコメントをしたらしい。

(金正日総書記に)国際的な検証を伴った完全非核化の必要性を提起したことに留意したい。拉致被害者の家族が来日できたことは喜ばしく意義深い訪問だった。

また食糧援助については、日本側と十分な協議をしており、問題はないとの認識を示した、とのこと。

北朝鮮への食糧援助

2004年5月24日 at 00:22:10

■FAO(世界食糧計画)

統一日報2004/2/18によるとFAO(世界食糧計画)は今年北朝鮮の全人口の約3分の1に相当する650万人を対象に48万5000トンの支援を計画しているが、確保の見通しがついたのは14万トン。秋に収獲した穀物が冬の終わりに底を突き、食糧価格が急騰、孤児院では1日3食から2食になるなど子どもが餓えているという。

さらにFAOが昨年10月に発表した「北朝鮮の2003/2004年度食料受給見通しについて」では、今年も北朝鮮の食糧生産は「国内の生産量は依然として最小限の食糧必要量をかなり下回るもので、商業的な輸入にも限りがあることから、本年もかなりの対外的な食糧支援に依存しなければならない」とし、具体的には「650万人におよぶ脆弱層に対して48万4000トンの食糧援助(穀物ベースで約40万トン)を動員することを勧告する」と指摘している。

■韓国統一省の分析

asahi.com2004/05/20では、韓国統一省の分析として次のように報じている。

〈北朝鮮の食糧事情〉 北朝鮮の食糧生産量は慢性的に不足している。韓国統一省の分析では、今年は639万トンの需要に対し生産は425万トンと推定。「恒常的に200万トン前後が不足している」という。栄養失調や飢えで90年代半ば以降、数万人から数十万人が死亡したともいわれる。

アルチュセール『国家とイデオロギー』再読

2004年5月23日 at 22:11:46

今日は、神奈川県立近代美術館・葉山館の「ヴィルヘルム・レームブルック展」を見てきましたが、その行き帰りで、アルチュセール[1]『国家とイデオロギー』を再読。かつて読んだときには気づかなかったことにいろいろ気がつきました(だから、読書は面白いのですが)。

以前は、アルチュセールのいう「国家イデオロギー装置」というのを、機能というより、実体として捉えていて、国家機構を「国家抑圧装置」と「国家イデオロギー装置」とに二分して捉えたものというふうに理解していましたが、あらためて読んでみると、確かにそういうふうに実体的に二分する議論がなされていることは事実ですが、むしろアルチュセールの議論として注目されるのは、そもそもイデオロギーとは何か、イデオロギーというのはどうやって機能するのか、こういうことについての彼の分析です。

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  1. フランスの「構造主義」マルクス主義の哲学者。1918年生まれ、1980年に妻を殺害。1990年没 []

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小泉再訪朝 世界はどう見たか

2004年5月23日 at 20:27:23

○ロシア
共同通信によれば、ロシアのタス通信は、22日、「小泉首相は東京に凱旋(がいせん)帰国する」と報道、平壌発の記事で「小泉首相の再訪朝の最大の目的は拉致問題の解決」と指摘。

○アメリカ
これも共同通信。ベーカー駐日米国大使は「小泉純一郎首相の素晴らしい成功に祝意を示したい。被害者家族の帰国を大変喜んでいる」との声明を発表。米政府は未発表

○イギリス
さらに共同通信。英BBC放送は22日、日本人拉致被害者の家族5人の北朝鮮からの帰国を「衝撃的な帰国」と速報。さらにBBC電子版は、北朝鮮が拉致被害者家族の帰国を決定したことは、日朝関係の「画期的な前進」を意味すると伝えた。

○韓国
韓国外交通商省は22日、「『平壌宣言』の履行意志を再確認したことを歓迎。日朝国交正常化交渉再開に向けた関係改善の転機となったことを評価する」と声明。(共同通信による)

小泉再訪朝 毎日新聞世論調査

2004年5月23日 at 19:28:17

「毎日新聞」が23日に実施した世論調査では、小泉再訪朝を「評価する」が62%で、「評価しない」の32%を大きく上回った。評価理由は、拉致被害者の家族5人の帰国実現49%、「日朝国交正常化交渉が再開されそうだから」37%など。小泉内閣支持率は58%で、今月15、16日の調査から11ポイント増。

「評価しない」の理由は、「家族帰国と援助再開がセットになっているから」39%、「他の拉致被害者の安否確認につながらなかったから」35%。支持政党別では、自民支持層の82%が評価。民主支持層は62%が評価せず。共産支持層は評価する、評価せずがきっ抗した。

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PTSDの半分は別症例

2004年5月20日 at 23:26:10

朝日新聞は、「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」と診断された半数は、診断基準に該当しないものだと報道しています。

PTSD、半数は別症例 診断基準が浸透せず(朝日新聞)
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1-3月のGDP実質成長率5.6%

2004年5月19日 at 23:24:53

1-3月のGDP成長率が発表されました。年率換算で実質5.6%、名目3.2%。四半期では実質1.4%、名目0.8%ということです。内訳は、以下の通り。

実質 名目
個人消費 1.0% 0.7%
住宅投資 0.6% 1.3%
設備投資 2.4% 1.8%
政府消費 0.2% ▲0.7%
公共投資 ▲3.4% ▲3.1%
輸出 3.9% 3.1%
輸入 1.9% 2.1%

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アルチュセールのイデオロギー論

2004年5月19日 at 20:29:33

アルチュセール『不確定な唯物論のために』(イタリアの哲学者フェルナンダ・ナバロ女史によるインタビュー、原著1988年刊、邦訳=大村書店、1993年刊)を初めて読みましたが、彼のイデオロギー論についての非常に分かりやすい解説になっていると思いました。

1つは、彼の議論が、実はスターリン主義流の哲学――いわゆるヘーゲル主義にたいする批判をねらったものだということが非常によく分かったこと。

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国会議員の年金未納問題

2004年5月15日 at 23:24:20

朝日新聞2004年5月15日付 オピニオン「私の視点」

山口二郎・北海道大学教授

ここにきて首相の未加入問題が出てきたことは、発表の仕方を見る限り、一連の政局の駆け引きで、未加入の経歴を隠してきたととらえられても敷かないのではないか」「幹部がそろって未納だった公明党の発表のタイミングにしても、永田町の内側の論理でしか動いていないことが分かる。国民不在なのである。

「自己責任」論の分析

2004年4月27日 at 23:23:10

毎日新聞メディア欄がイラク人質事件について分析しています。
11日の「24時間以内に解放」声明の期限切れあたりから、人質や家族への批判が目立ち始めたと指摘。

フリージャーナリスト玉木明氏がコメントで、「臆面もない自己責任論」として、日本政府などの発言を批判するとともに、それに輪をかけるように紙面で「自己責任」論を主張した産経、読売を批判。

同日付「新聞時評」で、佐野眞一氏も「日本はいつからこんなに不自由な国になってしまったのか」と批判しています。

イラク問題

2004年4月27日 at 23:22:20

ポルトガルのサンパイオ大統領がイラク戦争を批判
「予防戦争という異論のあるドクトリンにもとづいて、国連による正当性の保障のない軍事介入を決定したことにたいして、歴史が審判を下すだろう」。(しんぶん赤旗、4/27付)

スペイン世論調査
スペインの新聞ペリオディコの世論調査(25日付)で、新政権のイラク撤兵支持が73.3%。撤兵反対は18%。ムンド紙の調査(26日付)では、支持67%、反対23%。

「反日的分子」発言

2004年4月26日 at 23:19:31

自民党の柏村武昭参議院議員が、26日、参院決算委で暴言。

人質の中には自衛隊のイラク派遣に公然と反対していた人もいるらしい。かりにそうなら、こんな反政府、反日的分子のために血税を用いるのは強烈な違和感、不快感を持たざるを得ない。

また、「中国なんかはろくな裁判もないし、刑務所の中にも外にも、人権なんてものはないんでしょ」と発言。質問後、報道陣にたいして、「反日的分子」発言については「僕の考えだから」と撤回する考えのないことをくり返し言明した。(東京新聞)