マルクスの読み方(1)―革命論

今夜の理論教室について呟きました。

  • 学習会が終わったので、帰ります。本日はマルクスの革命論について大変興味深いお話を聞きました。話としては大変わかりやすく、面白かったのですが、それを実際に自分がマルクスの文献を読む時に生かすとなると、なかなか大変だなと思います。精進あるのみですね。 posted at 21:30:21

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学生さん相手にマルクスについて語ってきました

先日、初めてマルクスのことを勉強するという人を含む学生さんたちの学習会にお邪魔して、マルクスの紹介をしてきました。

3時間でマルクスの理論について喋れというのは、年末にもやったのですが、なかなか難しい課題。途中の説明をはしょったり、結論を並べるだけになったところもありますが、終わったあと「面白かった」という感想をいただきました。

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エンゲルスの「資本主義の根本矛盾」の定式化をめぐって

先日の古典教室では、エンゲルスが『空想から科学へ』のなかで定式化した「資本主義の根本矛盾」について、講師からかなり立ち入った問題点の指摘がありました。

講師が「私が疑問に思うのは」として指摘したのは、以下の4つの点。

  1. 社会的生産と私的取得との矛盾というエンゲルスの定式には、肝心の剰余価値の搾取が出てこない。
  2. プロレタリアートとブルジョアジーの対立が、根本矛盾の「現象形態」とされているが、しかし、これは資本主義の階級対立そのものであって、何か別の矛盾の「現象形態」だったりするのか?
  3. 生産の無政府性は、商品生産の特徴であり、資本主義以前から商品生産社会では起きていたこと。それが資本主義になるとより大規模に起こる、というだけでは、資本主義の矛盾を説明したことにならない。
  4. このあと、資本主義の枠内ではあれ生産の社会的性格の商品をせまられるとして、株式会社、トラスト、国有化があげられているが、エンゲルスは、これらをもっぱら生産の無政府性を解決するための資本の発展と見ている。それで20世紀から21世紀の資本主義をとらえることができるか?

私が、講義を聞いていて、とくに「なるほど」と思ったのは、この第4の点です。

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何から始めるか?

といっても、レーニンの論文ではない。偉大なるワルモノ大先生がブログで、若者の理論学習について、30年ぶりに再会した学生時代の友人との会話として、こんなことを書かれていた。

はげしく学び はげしく遊ぶ(石川康宏研究室): 熱気あふれる東京学習ツアー

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帰ってきました?

山形出張から帰ってきました。

20人ほどの青年、学生のみなさんに、午前10時から昼食をはさんで午後4時半まで、約5時間あまりで「科学的社会主義の経済学」と現実に起こっているいろいろな経済問題の間をつなぐような話を、ということであれこれ準備したのですが、結局思うように話を展開できず、資料集のあっちをめくったりこっちをめくったり。講師の準備不足で、参加者のみなさんにはすっかりご迷惑をおかけしました。m(_’_)m

しかし、お昼には、参加者のみなさんと一緒にバーベキュー。これまでけっこういろんなところに講師に出かけましたが、こんな楽しい昼食は初めてです。美味しい米沢牛をたっぷり味わわせていただきました。(^_^;)

大いに語り、大いに堪能する

横浜みなとみらいといえば、日本丸と大観覧車(月並みだ?)

晴天の日曜日、午前中は都内某所で、最近の理論的な発展について、2時間余りどしどし語ってゆく。「普通選挙権が実現したのに、労働者階級の政権ができないのはなぜか?」「日本での民主的政権の展望はどう考えたらよいのか?」「生産手段の社会化の具体的なイメージは?」など、なかなか鋭い質問が飛び出す。終わってから、担当者には「あと2時間ぐらいあればよかったですね」と言われる。実際、レジュメを見てもらえば分かるとおり、2時間あまりで語るには中身を詰め込みすぎ。反省せねばなるまい。

で、質問のやりとりで、予定した時間を45分ほどオーバー。昼食をあきらめて、ただちに、横浜をめざして大移動する。

実は、2時から、みなとみらいホールで読響のコンサート。今月の読響はスクロヴァチェフスキが振るので、今日のみなとみらいホリデー名曲コンサート、11日(金)の東京芸術劇場名曲コンサート、18日(金)のサントリー定期演奏会と、全部チケットを押さえてある。(^_^;)

今日のプログラムは、以下のとおり。

  • スクロヴァチェフスキ:コンチェルト・ニコロ(左手のためのピアノ協奏曲)
  • ブルックナー:交響曲第2番 ハ短調 WAB.102

みなとみらいホールは、初めての会場。地下鉄みなとみらい駅の改札を通り過ぎたところで、慌てて戻って駅の窓口でホールの場所を確認。まったく逆の方向へ行こうとしていたので、聞いてなかったら遅刻して会場には入れないところだった。(^_^;)

地下3階からの長いエスカレーターを駆け上がり、会場到着は開演時間の2分過ぎ。オケのメンバーが舞台に入り始めたところで、なんとか滑り込む。

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北海道の学習会のレジュメと資料です

9月に北海道に行ってやってきた学習会のレジュメと資料です。これで約3時間、科学的社会主義の世界観について喋ってきました。

学習会レジュメ(PDFファイル、247KB)
学習会資料集(PDFファイル、1.52MB)

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無事終了

風邪を引いて、昨日の夜に出かけるのをキャンセルし、今朝は今朝で人身事故による運転見合わせで、いったいどうなるのかと思いましたが、とりあえず無事時間どおり会場に到着。なんとか5時間の講義を終えることができました。

この手の講義をするときいつも困るのは、科学的社会主義、マルクス主義の基本として、かつてのような教科書的な講義ができなくなっているということ。長く自明のこととされていた「通説」的な理解も根本的に見直しがすすんでいるいま、そういう“音を立てて発展しつつある”中身を、そういうものとしてつかんでもらう、というのは、初学者にはなかなか大変なことだと思います。

しかし、今の僕には、そんなふうな講義しかできません。消化不良でアップアップしていた人もいましたが、どうもすみませんでした。僕の講義が分からなくても気にせずに、がんばって勉強&活動してください。m(_’_)m

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若者を励ます学習

民主青年新聞(週刊)の9月18日号と25日号に、神戸女学院の石川康宏先生が、連載「『勝ち組・負け組』をのりこえる」シリーズの第2部として、「青年が『人間らしく』働ける社会でこそ」を上下2回で連載されています。

それを読んで、あらためて“なるほどな〜”と感心したのは、石川先生が、若者たちのたたかいを励まし、勇気と確信をあたえる姿勢で原稿を書かれていること。

やっぱり学習会を開くなら、一方的な講義を聞かされて“お勉強”させられるより、自分たちの運動の励みになる方がいいにきまっていますからね。僕は、とかく「体系的な講義」になりがちなので、あらためてどういう角度で若者に学習的な内容を押し出していくか、とても参考になりました。
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こういう工夫も必要かも…

熊本県菊池市議の東ひろひとさんが青年を対象にした学習会の経験を紹介されています。

これまでにおこなった講義は、<1>哲学―自由へ、<2>経済学、<3>未来社会論で、次回、“これまでの哲学・経済学・未来社会論をふまえて、「古典で学ぶ科学的社会主義」と題して講義します”とのこと。

まず科学的社会主義の全体像をつかんでもらい、そのあとあらためて古典に即して勉強する。こういう2段構えの組み立ても必要かも知れません。

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レジュメと講義資料をアップしました

先日おこなった「科学的社会主義の世界観について」のレジュメと講義資料をアップしました。

レジュメ(pdfファイル、88KB)
講義資料(pdfファイル、2968KB)

↑ダウンロードする場合は、リンクのところで右クリックして、「対象をファイルに保存」を選択してください。(Windows IEの場合)
どちらも、PDFファイル作成ソフトの関係で、横書きに変更されています。

資本論学習会のレジュメと資料をアップしました。

先日やった資本論学習会のレジュメと資料集をアップしました。どちらもpdfファイルです。
前にも書いたとおり、これで90分はまるっきり無理です。不破さんの『「資本論」全三部を読む』を読む参考にしていただければ…。 (^_^;)

レジュメ(pdfファイル、73.4KB)
資料集(pdfファイル、332KB)

なお、『「資本論」全三部を読む』のうち『資本論』第1部にあたる部分(第1冊?第3冊)については、以前私が書いた紹介原稿もアップしてあります。ご参考まで。

『資本論』の魅力をちょこっと紹介しました

昨日、「白バラの祈り」を見る前にやってきた仕事というのは、『資本論』学習会での講義。といっても、参加者は僕より年輩のベテランのみなさん。1年かけて第1部を読んできて、引き続き第2部、第3部に進みたいという、いわば折り返し点での学習会に招いていただきました。

そこで、講義では、最近の『資本論』研究がどのような新しい理論的な展望を切り開いてきたかをできるだけ面白く紹介することにポイントを置いてみました。それから、第2部、第3部はこれまで「難しい」という印象があるので、最近の新メガ草稿研究から明らかになってきたエンゲルスの編集上の問題にも触れながら、「分かりやすい」読み方を紹介してみました。
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勉強する上で何が大事か

こないだ学生に講義をやっていて思ったことなのですが、大学に入って勉強していくとき、“分からないことがある”ということに耐えられるかどうかということが意外と大事ではないでしょうか。自分の疑問や「分からないこと」と上手につきあって、うまく育てることができるかどうか、そのあたりが大切なように思います。
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往復16時間半の日帰り出張…疲れた

昨日は、学生対象の講師を務めると言うことで出張してきました。

朝6時に出かけ、帰ってきたのは夜10時半過ぎ…。2時間半かけて出かけて、4時間講義して、2時間余り質問に答えて、また2時間半かけて帰ってくるという強行日程でした。お疲れ様?

しかし、学生諸君の熱心な質問攻めにあって、こちらの方が元気をもらったぐらい。みなさん、しっかり学習して、それをパワーにしてください。時間配分のへたくそな講義につきあってくれてありがとうございました。m(_’_)m
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青年向けの講義はちょっと難しい

青年向けに、「科学的社会主義の世界観」についての講義をするということで、金曜日夜から伊東に出張。講義は土曜日午前中から約5時間。

実を言うと、せっかく伊東まで出かけるのだからと、講義が終わったあと一泊して温泉につかって、とたくらんだのですが、あいにくのお盆休みの週末。しかも1人で泊まれるところというのが、なかなかない。旅館などは、1人で泊まるとめちゃ高くなる…。ということで、温泉宿泊計画は失敗。すごすごと直帰してきました。(^_^;)
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