『マクベス』読み終わりました

2015年5月26日(火) 00:55:08

松岡和子訳『マクベス』

松岡和子さんの訳によるシェイクスピア全集(ちくま文庫)の『マクベス』を読み終わりました。

分かりきっていることだけど、魔女の予言を聞いて、スコットランド王を殺害したマクベスとその妻の関係がテーマ。いろんな解釈があるけれど、やっぱり優柔不断なマクベスを、権力欲に燃えた奥さんが焚きつけたというふうに、僕には読める。しかし、マクベス夫人は気がふれて、マクベスより先に死んでしまう。ということは、やっぱりマクベスが主犯なのか。

ほかにも疑問いろいろ。

バンクフォーの息子フリーアンスはどうなったのか? バンクフォーを殺害する暗殺者が途中で3人になっているが、それはどうして? マクダフはなぜ妻と子どもを置き去りにしたのか、アイルランドに逃げたはずのドナルベインはどうなったのか?などなど。伏線が張られたはずなのに、答えがない…。

シェイクスピア『十二夜』を読了

2015年5月9日(土) 14:28:54

シェイクスピア『十二夜』(ちくま文庫)

松岡和子さんの翻訳(ちくま文庫)で、シェイクスピアの『十二夜』を読了。主人公ヴァイオラ(女性)が男装して、公爵の恋をとりもとうとするが、公爵が惚れた女性は男装したヴァイオラに一目惚れしてしまうというドタバタ劇。この劇中に登場する道化がいちばんの見ものかも。

9月のコンサート

2011年10月2日(日) 22:07:26

東京シティフィル第251回定期演奏会新日本フィルハーモニー第482回定期演奏会読響第507回定期演奏会都響第721回定期演奏会

9月が終わってしまいましたが、9月のコンサート、まとめて報告しておきます。とはいえ、1ヵ月近く前のものもあって、すっかり忘れてしまいましたが…。(^_^;)

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読み終わりました 『リチャード3世』

2011年7月16日(土) 23:17:45

松岡和子訳『リチャード三世』(ちくま文庫)

松岡和子訳『リチャード三世』

『ヘンリー6世』の方を読み終わってないのに、『リチャード3世』の方を先に読み終わってしまいました。(^_^;)

話は、バラ戦争。ランカスター家とヨーク家との対立。イギリス人なら常識の出来事なのかも知れませんが、双方が入り乱れて、登場人物の名前と系図を較べながら読むしかありませんでした。(^_^;) 

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読み終わりました 松岡訳『マクベス』

2011年7月3日(日) 13:02:58

松岡和子訳『マクベス』(ちくま文庫)

松岡和子訳『マクベス』

え〜っと、だんだん惰性になりつつありますが、松岡和子訳のシェイクスピア『マクベス』を読み終わりました。

魔女たちの予言に惑わされ、破滅へと向かうマクベス。どうとでもとれるような魔女の予言に、自分の望むものを見てしまう人間の弱さ。あるいは、優柔不断なマクベスが、柄にもなく大きなことをしでかそうとして、みずから招いた厄災でしょうか。

見せ場は、冒頭の魔女の予言の場面。それから、国王ダンカンを殺した直後のマクベスの「マクベスはもう眠れない!」の台詞が出てくる場面。そして最後のバーナムの森が動き出すところ、などでしょうか。

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読み終わりました 松岡『ハムレット』

2011年6月18日(土) 21:41:36

松岡和子訳『ハムレット』(ちくま文庫)

松岡和子訳『ハムレット』(ちくま文庫)

読み終わってみると、やっぱり筋の通らないところがいろいろ。

亡霊はクローディアスに殺されたと言ったけれど、それ以外には、芝居を止めさせたことしか証拠はない。もしかすると、亡霊を含めて、ハムレットの妄想だったかも知れない。母ガトルードは、ハムレットが思い込んでいるように、クローディアスと一緒になって父王を毒殺したのか?

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原作を読んだ者としては、なんとも… う〜む

2011年6月14日(火) 23:35:56

映画「テンペスト」

映画「テンペスト」、見て参りました。(今年7本目)

原作を読んだばかりの者としては、なんともコメントのしようがないような…。原作を知らずに見た人は、いったいどんなふうに思うでしょうか?

(以下、人によっては「がっかり」のネタバレあり)

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読み終わりました 『リア王』

2011年6月9日(木) 22:32:17

松岡和子訳『リア王』(ちくま文庫)

シェイクスピア4大悲劇の最高峰といわれる『リア王』、読み終わりました。

いやあ、何がすごいって、リア王次々とつきまくる悪態、すごいですねぇ〜 あんなひどい悪態、落語にだって出てきません。リア王は悲劇のヒーロー? ということになるのかも知れませんが、末娘コーデリアを口べただというだけでいきなり勘当してしまうあたりは、我が儘すぎます。そして、ゴルネリとリーガンがいきなり手のひらを返したように父王に冷淡になったり、いろいろご都合主義的なストーリー展開。

それでも、諌言のために追放されながらリア王を守るケント伯爵、エドマンドの計略で乞食に身をやつすエドガーと失明させられたグロスター伯爵、などなど、魅力的なキャラクターがいっぱい登場して、飽きさせないところはさすがシェイクスピアです。狂気におちいったリア王と道化の掛け合いはほんとにおもしろかったです。

笑わせるところは笑わせて、泣かせるところは泣かせる――。さしずめ、藤山寛美の松竹新喜劇といったところ。←年取った関西人にしかわからない (^_^;)

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3つのテンペスト

2011年6月6日(月) 21:51:52

松岡和子訳『テンペスト』(ちくま文庫)池上永一『テンペスト』(角川文庫)
左=松岡和子訳、シェイクスピア『テンペスト』(ちくま文庫)、右=池上永一『テンペスト』第1巻<春雷>(角川文庫)

松岡和子さん訳の『オセロー』のあとは、『テンペスト』を読み終えました。

ミラノ公国の大公位を奪われ、孤島に追いやられたプロスペローのもとに、嵐で遭難して流れ着いた簒奪者である弟のアントニオ、ナポリ王のアロンゾとその弟セバスチャンら一行。いまこそ12年前の復讐の時が来たる…。

ご存じシェイクスピアの(単独著作としては)最後の戯曲。みずから魔法を修め、嵐を起こし復讐を遂げんとする老いたるミラノ公は、精霊たちをあやつり、アントニオにナポリ王弟を唆せて、かつての自分のように兄を裏切らせようとしたり、一人娘ミランダとナポリ王の息子フェルディナンドとが恋するようにしむけたり、さらには間狂言のようにナポリ王の賄い方と道化のドタバタ騒ぎがあったりと、にくいほどの筋立てと演出です。

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読み終わりました 『オセロー』

2011年5月23日(月) 23:38:37

松岡和子訳『オセロー』(ちくま文庫)

松岡和子訳『オセロー』(ちくま文庫)

松岡和子さんの翻訳によるシェイクスピアの『オセロー』。

去年、二期会のオペラで見たときは、オセローがなんであんなにあっさりとイアゴーの嘘を信じてしまうのか、とあきれてしまいましたが、あらためてシェイクスピアの原作を読んでみると、オセローがまんまとだまされてしまうという筋書きはその通りだけれど、「ムーア人」にたいする差別の問題や、女性の描き方、それに松岡さんが解説で指摘されているような、デズデモーナとオセローの「年の差」の問題などなど、いろいろ奥が深いなぁ〜と感心させられました。

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ああ、男はなんと情けない… 二期会オペラ「オテロ」

2010年2月18日(木) 00:13:54

二期会オペラ「オテロ」(ベルディ作曲)

二期会オペラ「オテロ」(ベルディ作曲)

上野の文化会館で、二期会オペラ「オテロ」(ジュゼッペ・ヴェルディ作曲)を見て(聴いて?)きました。

座席は、4階Rの最後列、足下にバーがある“止まり木席”です。舞台をはるか下に見下ろすため、後ろの座席がかなり高くしてあって、足が届きません…。それで、足下にバー(止まり木)があって、そこに足を置いて眺める、という訳です。おかげで舞台はなんとか見渡せますが、ピットのオケは半分ほど隠れて見えません。(^_^;)

お話は、後輩のカッシオが副官に任命されたことを恨んだイアーゴの言葉にまんまと騙されて、ムーア人の将軍オテロが貞淑な妻デズデモナの不貞を疑い殺害にいたる、という悲劇。

どうして男は、女性の愛を素直に信用できないんでしょうねぇ…。

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ちょいと気分転換に…

2009年10月22日(木) 23:56:40

松岡和子訳『ヘンリー6世 全3部』(ちくま文庫)

資本論のドイツ語とにらめっこしていると、その世界に完全に引き込まれてしまって、なかなかそこから抜け出すことが出来ません。

そこで、気分転換に、こんなものを買ってみました。ちくま文庫のシェイクスピア全集の最新刊、松岡和子訳『ヘンリー6世』です。

これまでも、気分転換のために『源氏物語』を読んだこともあります。さすがに、古文では難しいので、円地文子訳でしたが、それでも文章に神経を集中させないと、すぐに筋が分からなくなります。シェイクスピアも同じで、資本論の世界からちょっと気分転換するのに、ほどよい難しさ?です。(^^;)

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映画「ヴェニスの商人」

2005年11月11日(金) 23:59:29

ヴェニスの商人(チケット)

原作ウィリアム・シェイクスピアの、言わずと知れた「ヴェニスの商人」ですが、マイケル・ラドフォード監督にかかると、こんなになるのか!と唸らされる作品です。(今年23本目)

ベニスの商人アントーニオ(ジェレミー・アイアンズ)は、親友のバッサーニオ(ジョセフ・ファインズ)が求婚するために金を貸すことにするが、あいにく彼の全財産は船の上。やむをえず、商売敵のユダヤ人シャイロック(アル・パチーノ)に頼むことに。シャイロックは、もし期限までに金を返せなければ保証人アントーニオの肉1ポンドをもらうという証文と引き替えに、金を貸すことを認めた。バッサーニオは、その金で、見事、金持ちの貴族の娘ポーシャ(リン・コリンズ)との結婚を果たすが、アントーニオの船が難破し、借金が返せなくなる。日頃、アントーニオから「ユダヤ人」「異教徒」と蔑まれていたシャイロックは、証文どおり、アントーニオの肉1ポンドを要求し、裁判に訴える……。

ヴェニスは商業でなりたっている都市であり、何よりも契約を守ることが「正義」とされていた。それゆえ、期限までに金を返せなかったのだから肉1ポンドを寄こせというシャイロックの訴えを、頭から退けることができない。誰もが、シャイロックの勝ち、アントーニオはこれでお終いだと思ったとき、ポーシャ扮する若い法学博士が見事な裁きを申し渡し、アントーニオが救われることはあまりにも有名。

しかし、そう単純にいかないところが、この映画のすごいところ。(以下、ネタばれあり…っていても、筋はもともと誰もが知っていることなのですが)

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