衆議院が戦後60年決議を採択

衆議院が、共産党を除く自民・民主・公明・社民などの賛成で、戦後60年の国会決議を採択。

メディアではまだ要旨しか流れていませんが、10年前の決議に比べても明らかに後退。歴史に残る無意味な決議になりそう…。

衆院で戦後60年決議採択 50年決議「想起」(共同通信)

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「満州はドイツの権益を譲り受けた」――安倍晋三氏、珍説を開陳

サンデープロジェクトで、自民党の安倍晋三幹事長代理と共産党の志位和夫委員長とが対決。そのなかで、安倍氏は、「満州は攻め入ってつくったわけではない」「満州の権益は、第1次大戦で日本がドイツの権益を譲り受けた」と発言していました。

しかし、第1次世界大戦で「戦勝国」として、日本が中国から取り上げたドイツ権益は山東省の青島・膠州湾地域のもの(ベルサイユ講和条約第4篇8款、参照)。日本が中国につきつけた「対華21カ条要求」でも、山東省のドイツ権益以外に、日本が寄こせと要求したドイツの権益はありません。それに、そもそもドイツは「満州」(中国東北地方)に「権益」など持っていなかったのですから、もともと譲り受けようもなかったのです。

安倍晋三ともあろうお方が、この程度の知識で「歴史問題」を論じていたとは…。「無知(無恥?)より強いものはない」。あれこれいう前に、まず歴史のお勉強をしましょう。
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朝日新聞の検証記事

朝日新聞が、NHK特番への介入問題で、取材・報道の詳しい検証記事を載せています。

中川昭一氏とのやり取りを読むかぎり、中川氏が、放送前にNHKにたいし放送中止を含めた圧力をかけたことは明白。安倍晋三氏についても、10日の段階で「正確を期すために」として出したコメントを読むかぎり、NHKから放送内容の説明を聞いたうえで番組内容に具体的に踏み込んで「言うべき意見を言った」ことも動かしがたいように思います。

19日からのNHK内部での再編集作業がどうしておこなわれることになったのかは、依然として不明です。しかし、再編集作業が始まった直後から、右翼の抗議などが始まっているのは、偶然と言うのには余りにタイミングが良すぎると思います。

NHK番組改変問題、本社の取材・報道の詳細(朝日新聞)

中川昭一氏との一問一答 NHK番組改変問題(朝日新聞)

安倍晋三氏の主な発言 NHK番組改変問題(朝日新聞)

↓これは検証記事ではありませんが、関連記事として。

「NHK側から放送前に説明」自民・考える議員の会幹部(朝日新聞)
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北朝鮮の工作だって?

NHK特番への介入問題で、サイトのあちこちに、NHKの「反日報道」を改めさせようとしたことにたいする北朝鮮の工作だ、などという意味不明な書き込みがあって、疑問に思っていたのですが、なんと出所は、安倍晋三・幹事長代理ご本人でした! 呆れて、塞がった口も開かない…。

安倍晋三 自由民主党 衆議院議員 – ニュース

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報道ステーションでの安倍晋三・幹事長代理の“釈明”

昨日、テレ朝の報道ステーションに、安倍晋三・自民党幹事長代理が出席し、NHK問題についても、古館一郎キャスターなどから質問を受けました。

しかし、中川氏が昨日になって急に言い出した「NHKと初めてあったのは2月2日だ」という主張を前提にしており、「釈明」になっていないと思います。

中川発言について言えば、「朝日新聞」が書いているように、中川氏も、10日の段階では、事前に会ったことを認めていたのだし、古館キャスターも指摘したように、数日前までは事前に会ったことそれ自体は認めるニュアンスの発言をしていたのだから、NHKと初めて会ったのは2月2日だというのは、“あと知恵”であることは明らかです。したがって、その“あと知恵”にのった安倍氏の釈明も、釈明になっていないということです。それどころ、NHKまでもが昨日になって“中川氏と会ったのは2月2日です”と言い出したことは、再度、NHKに「圧力」が加えられ“口裏合わせ”をしたのではないかと思わせるに十分です。

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自民党がNHKに圧力

NHKが2001年1月に放送した特集番組で、日本軍の従軍慰安婦問題で昭和天皇の責任を追及した民衆法廷を取材しながら、昭和天皇を有罪とした判決を放送しないなど、事前の説明と異なる放送を行った問題で、当時、安倍晋三・官房副長官(当時、現・自民党幹事長代理)と中川昭一・「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」代表(当時、現・経済産業相)がNHK幹部(総局長ら)にたいして、「一方的な放送はするな」「公平で客観的な番組にするように」「それができないならやめてしまえ」などと発言し、圧力をかけていたことが明らかになりました。

NHK番組に中川昭・安倍氏「内容偏り」 幹部呼び指摘(朝日新聞)

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どうして「一気に解決」なのだろう?

北朝鮮「制裁」論の急先鋒、安倍晋三・自民党幹事長代理が「レベル5を発動し、一気に解決させるという手もある」と発言したそうですが、実際の問題として、どうやって「一気に解決させる」というのかよく分かりません。

外交問題は交渉を通じて解決するしかないのだから、「意味がない」と思う相手であっても、「制裁あるのみ」と席をけってしまえば、こちらの負け。もちろんだからと言って、ただ「話し合いましょう」と言うだけが交渉でないことも自明のことで、そこで外交的な「かけひき」が生まれるのです。ところが、まだ「かけひき」も始まってないうちから、与党幹部が「交渉は意味がない! 制裁だ!」と言って回るのは、「下策中の下策」だと思うのですが。

<安倍晋三氏>経済制裁、「レベル5で一気に解決も手だ」(毎日新聞)
北との交渉継続「意味がない」=安倍自民幹事長代理(毎日新聞)
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