楽劇「さまよえるオランダ人」

さまよえるオランダ人

昨日は横浜の神奈川県民ホールで、ワーグナーの楽劇「さまよえるオランダ人」を鑑賞。悪魔の呪いによって永遠に海をさまよい死ぬこともかなわない男に、唯一の救済は永遠の愛をささげる女性と結ばれること。彼は、ノルウェー船長ダーラントの娘ゼンタと出会い、ついに救わるかに思われたが…、というお話。

青山貴さんは、ぽっちゃり体型に白塗りメイクがオランダ人に不釣り合いに見えたが、歌い出したら、そんな違和感は吹き飛んでしまった。ダーラント・妻屋秀和さんがいいのは言うまでもなく、ゼンタ・橋爪ゆかさんも力強い声で存在感をアピールした。しかし、何よりも素晴らしかったのはオケ(神奈川フィル)。ホルン隊は全員女性のようだったが、豪勢に煌めく良い音を響かせて、これぞワーグナーという感じをいやが上にも盛り上げた。

続きを読む

「ワルキューレ」見てきました!

ワルキューレ(神奈川県民ホール)

日曜日(15日)、神奈川フィル×日本センチュリー響×二期会のオペラ「ワルキューレ」(全三幕)を見てきました。台風がやってくるということで天気が心配されましたが、朝のうちは雨模様だったものの、出かける頃には止んで、横浜に着いたときには晴れ間も見えるほどの天気になりました。比較的素直な演出で筋が分かりやすかったことと、ヴォータン役のグリア・グリムズレイとブリュンヒルデ役のエヴァ・ヨハンソンが上手かったので、大いに盛り上がりました。

続きを読む

どちらも充実した演奏でした!!

新日本フィル第478回定期演奏会(2011年6月17日)

先週末、2つのコンサートを聴いてきましたが、どちらも大変充実した演奏でした。

まず17日は、すみだトリフォニーホールで新日本フィルの定期演奏会。指揮は、ダニエル・ハーディング。

  • ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(1890年、ノヴァーク版)

ハーディングがブルックナーを振るのは初めてだとか。あの日、日本にいて震災を体験し、それでも当日夜にはコンサートを実施したハーディングが、ふたたび来日して、どんなふうに新日本フィルを振るのか、というのも期待でした。

続きを読む

う〜む、何がアレなのか…

日本フィルハーモニー交響楽団第598回定期演奏会

先週の金曜日、サントリーホールで日フィルの定期演奏会を聞いてきました。2008年春季シリーズの始まりです。プログラムは以下のとおり。指揮は、日フィル正指揮者の沼尻竜典氏。

  • ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調
  • R・シュトラウス:交響詩≪ツァラトゥストラはかく語りき≫

続きを読む