『資本論』第2部第15章を精読しています。ここでマルクスは、労働期間と通流期間の長短で資本の回転がどんな影響を受けるかを考察しているのですが、その第3節に出てくる第4表をよくよく眺めていると、変なところがあるのに気がつき… 続きを読む 『資本論』第2部第15章の第4表について考えてみました
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資本論第2部第15章を精読中なのだが…
『資本論』第2部第15章「回転時間が資本前貸しの大きさに及ぼす影響」を、草稿(MEGA II/11所収)とつきあわせながら精読しています。ここは、労働期間と流通期間の長短によってどれだけの追加資本が必要になるか、それによ… 続きを読む 資本論第2部第15章を精読中なのだが…
資本論についてつぶやきました
新日本出版社『資本論』上製版、第二部、375頁10行目「更新する原因とはならない」のあとの「、」は「。」が正しい。新書版(6)372頁は正しく「。」になっている。上製版に移した時の誤植が見逃されたのでしょう。 poste… 続きを読む 資本論についてつぶやきました
「です・ます調」資本論(続き)
すっかり忘れかかっていた「です・ます調」資本論。とりあえず、続きです。^^;
アメリカ副大統領ウェイドは副大統領ではない?!
人から尋ねられて、調べてみました。 『資本論』初版序文(ディーツ版16ページ)に、「奴隷制の廃止以後、資本および土地所有諸関係の変化が日程にのぼっている!」と発言した主として、アメリカ合衆国副大統領ウェイドが登場します。… 続きを読む アメリカ副大統領ウェイドは副大統領ではない?!
ihmかihrか、それが問題だ!
またまた細かい詮索。資本論第2部第4章に次のようなくだりが出てくる。 他国の商品について言えることは、他国の貨幣についても言える。商品資本が他国の貨幣にたいして商品としてのみ機能するのと同様に、この他国の貨幣もこの商品資… 続きを読む ihmかihrか、それが問題だ!
資本論の邦訳について呟きました
資本論の邦訳(新日本出版社の上製版)についてつぶやきました。
マルクスの理論は僕たちが世界をつかみとるための「武器」だ
昨夜は、マルクスの理論を学ぶことの意味について、呟きました。
ですます調『資本論』。第1章第1節完了!
「です・ます」調での『資本論』翻訳の試み。第1章第1節の本文だけですが、完了しました。 やってみると、いわゆる翻訳調の堅苦しい文章のまま文末だけ「です・ます」にすることは不可能なので、全体を平易にせざるをえない。そこが面… 続きを読む ですます調『資本論』。第1章第1節完了!
です・ます調『資本論』
ちょっと思いつきで、『資本論』をです・ます調で訳してみました。やってみると、ただ文末を「です」「ます」に置き換えたというだけではなく、全体がなんだかソフトになったような気がして、文章そのものもそれに相応しく平易にしなけれ… 続きを読む です・ます調『資本論』
イギリスとイングランド
『資本論』を読んでいて、気になるのは、「イギリス」という言葉。地名としては「イギリス」という言葉は英語にもドイツ語にもありません(現在のイギリス国の正式な名称は「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」)。邦訳を原… 続きを読む イギリスとイングランド
高橋秀直『「資本論」研究』を読み終えました
高橋秀直氏の『「資本論」研究――労働価値論・貧困の蓄積論・経済学批判』(弘前大学出版会)についてつぶやいたものをまとめました。途中から、段々と読みやすいか読みにくいかという話ばかりになってしまいました。スミマセン…
守屋典郎『日本マルクス主義の歴史と反省』について
数日前から、守屋典郎氏の『日本マルクス主義の歴史と反省』を読んでいます。その前の『日本マルクス主義理論の形成と発展』は面白かったのですが、『歴史と反省』になると、ちょっと…。
江戸時代と価値法則
どうも、話はうまく理解してもらえなかったようですが、昨日の、江戸時代に価値法則が段々と貫徹するようになるという話の続きです。
資本主義的所有関係を成り立たせている根拠は資本主義的生産関係である
資本主義的所有関係を成り立たせている根拠は資本主義的生産関係である、というある意味自明であることについて、少しつぶやきました。
木暮太一『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』について呟きました
日曜日(6/10)の「しんぶん赤旗」の読書欄で、木暮太一さんの『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』(星海社新書)が取り上げられましたが、僕には上から目線で切って捨てるような乱暴な評に思えてなりませんでした。 と… 続きを読む 木暮太一『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』について呟きました
英語版資本論第3章第1節
エンゲルス監訳の英語版『資本論』の第3章第1節の翻訳です。 英語版資本論第3章第1節 (PDF,540KB) 私のつたない語学力でいえば、英語版の方が英語版よりかなり平易なように感じます。翻訳もなるべく平易にしましたが、… 続きを読む 英語版資本論第3章第1節
マルクスはリカードウ『原理』をどのように読み込んだのだろう
資本論草稿集を読んでみると、マルクスは、恐慌論にしても再生産論にしても、行きつ戻りつ、いろいろと試行錯誤を繰り返しています。ところが、リカードウ批判に関していえば、『57〜58年草稿』の段階でも、すでにほとんど出来上がっ… 続きを読む マルクスはリカードウ『原理』をどのように読み込んだのだろう
久しぶりに『資本論』について囀りました
中心テーマは、DingとSacheについて、あるいはdinglichとsachlichについて。 しかし、「質と量という二重の観点から」の問題は未解決。さらに、馬鹿げている問題も未解決。どなたかご教授を。
本日のお買い物
右から 山内清『拡大再生産表式分析』(大川書房、税込み6,000円) 大西広『マルクス経済学』(慶応大出版会、本体2,400円) 齊藤彰一『マルクス剰余価値論の地層』(八朔社、4,000円) 孫崎享『不愉快な現実』(講談… 続きを読む 本日のお買い物