資本論草稿集を読んでみると、マルクスは、恐慌論にしても再生産論にしても、行きつ戻りつ、いろいろと試行錯誤を繰り返しています。ところが、リカードウ批判に関していえば、『57〜58年草稿』の段階でも、すでにほとんど出来上がっ… 続きを読む マルクスはリカードウ『原理』をどのように読み込んだのだろう
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どうやら限界費用逓増は一般的には成立しないらしい
リカードウ全集の編者であるスラッファの本。かなり前に、新宿のジュンク堂書店で見つけて買ったものの、忙しくて手を出せずにいましたが、この連休に読み始めました。 でも、これが難しい…。マーシャルやピグーについての知識がないの… 続きを読む どうやら限界費用逓増は一般的には成立しないらしい
リカード研究の必要性
最近、菱山泉氏(京都大学名誉教授)の入門書的な本を2冊ばかり読みました。 『近代経済学の歴史――マーシャルからケインズまで』(講談社学術文庫、1997年。親本は有信堂、1965年) 経済学者と現代2『リカード』(日本経済… 続きを読む リカード研究の必要性