この間読んだもの 賃金論と富塚恐慌論

1つめは、60年代末に出た『講座 現代賃金論』(青木書店)の第1巻「賃金の理論」。いまさら、40年近く前の本をなぜと思われるかも知れませんが、前にも書いたように、賃金論そのものを勉強したことがないので、とりあえず昔の講座… 続きを読む この間読んだもの 賃金論と富塚恐慌論

読んでいます 大谷禎之介編著『21世紀とマルクス』

発売になったばかりの大谷禎之介編著『21世紀とマルクス―資本システム批判の方法と理論』(桜井書店)を、読み始めています。 本書は、大谷禎之介氏の法政大学退職(2005年3月)記念の論文集ですが、『資本論』の理解にもかかわ… 続きを読む 読んでいます 大谷禎之介編著『21世紀とマルクス』

実質賃金率について 置塩信雄『蓄積論(第2版)』(1)

実質賃金率はいかに決定されるか。 マルクスも古典派も、労働力市場の需給の緩急によって実質賃金率は下落、上昇するという見解をとっている。しかし、これは承認しがたい。(p.57) 実質賃金率は貨幣賃金率とは別の概念で、労働1… 続きを読む 実質賃金率について 置塩信雄『蓄積論(第2版)』(1)

置塩信雄『蓄積論』(第1版)

置塩信雄『蓄積論』(第一版)を読み終えました。感想を一言でいうなどと言うことはできませんが、マルクス経済学が、資本主義経済の体制的な特徴、基本的性格を明らかにするだけでなく、景気変動の局面を動態的に分析できるんだというこ… 続きを読む 置塩信雄『蓄積論』(第1版)

置塩信雄『蓄積論』(10)

第2章 資本制的拡大再生産 4、「均衡」蓄積軌道 d、蓄積均衡軌道――技術変化のある場合 生産技術が変化してゆく場合の均衡蓄積経路について(184?185ページ)

置塩信雄『蓄積論』(2)

第2章 資本制的拡大再生産 4、「均衡」蓄積軌道 d、均衡蓄積軌道――技術変化のある場合 生産技術が毎期一定率で変化する場合、実質賃金率が一定だとすれば、生産財部門の比重 λ は毎期上昇してゆく。つまり、このばあいには消… 続きを読む 置塩信雄『蓄積論』(2)

置塩信雄『蓄積論』

置塩信雄先生の『蓄積論』を読んでいますが、これはなかなか相当な本ですね。 これじゃあ意味不明(^^;)ですが、こんなすごい中身だったとは…、なんでいままでちゃんと読まなかったんだろうと後悔することしきりです。この本の中で… 続きを読む 置塩信雄『蓄積論』