光の速さを超えるニュートリノ?!

ニュートリノが光より早く到達することが観測されたというニュース。「マイムマシン」云々はともかく、事実だとすれば、相対性理論を考え直さなければならないという大発見なのだが、光の速さと比べるにしては730kmという距離はあま… 続きを読む 光の速さを超えるニュートリノ?!

『素粒子物理学をつくった人びと』

ハヤカワ文庫で『素粒子物理学をつくった人びと』(上・下)が出ました。親本は、1986年刊の原著の邦訳として1991年に出版されたものですが、文庫版は1996年に出た原著改定版の翻訳となっています。さらに、下巻には、鎮目恭… 続きを読む 『素粒子物理学をつくった人びと』

坂田教授から学んだこと

ノーベル賞受賞で、益川さんも小林さんもあっちこっちの対談やインタビューに登場されていますが、そのなかでも、いろいろと大事なことを言っておられます。気のついたかぎりで、ピックアップしておきます。 1つめは、「日本経済新聞」… 続きを読む 坂田教授から学んだこと

南部、小林、益川3氏がノーベル物理学賞を受賞

2008年のノーベル物理学賞を、素粒子理論研究の南部陽一郎・米シカゴ大名誉教授、小林誠・高エネルギー加速器研究機構(高エネ研)名誉教授。益川敏英・京都大学名誉教授が受賞。 益川さんと小林さんは、名古屋大学の坂田昌一門下。… 続きを読む 南部、小林、益川3氏がノーベル物理学賞を受賞

検証しうる予測を出さない「超ひも理論」は科学でさえない?

「超ひも理論」について、疑問を投げかける本を2冊読みました。両書に共通しているのは、「超ひも理論は、検証しうる予測を何も示さない」ということ。およそ、理論が正しいかどうかを論じるためには、その理論に基づいて何らかの予測をおこない、それが実験的に検証される(もしくは検証されない)ことが必要です。ところが…

「超ひも理論」は確かか?

偶然本屋で見つけたもの。著者のローレンス・M・クラウスは、アメリカのケース・ウェスタン・リザーヴ大学の宇宙論・天体物理学教育研究センター所長で、ポピュラー・サイエンスの書き手でもあるそうです。 で、いま話題の「宇宙は実は… 続きを読む 「超ひも理論」は確かか?

素粒子論の歴史

仕事の関係でいろいろ探していたら、こんな記事を見つけました。「しんぶん赤旗」日曜版の2004年10月10日号に載ったものです。 記事全体は、「素粒子物理最前線」ということで、宇宙の誕生と物質・反物質の「対称性の破れ」を取… 続きを読む 素粒子論の歴史