Google Booksでは「児童労働調査委員会報告書」も見つかる件

マルクスが『資本論』で労働実態を明らかにするために、「工場監督官報告書」や「児童労働調査委員会報告書」などの公的報告書を縦横無尽に活用したことは、よく知られているが、そうした報告書も、Google Booksを検索すると… 続きを読む Google Booksでは「児童労働調査委員会報告書」も見つかる件

Google Booksではいろんなものが見つかってしまう件(続き)

Google Booksで見つかるのは『資本論』の原本だけではない。マルクスが『資本論』を執筆するにあたって利用したさまざまな文献のコピーもGoogle Booksでは見つかる。 マルクスが「機械論」を執筆するさいに勉強… 続きを読む Google Booksではいろんなものが見つかってしまう件(続き)

Google Booksで資本論の各版が見つかる件

Google Booksを検索してみると、マルクス、エンゲルス関係、資本論関係のさまざまな文献が見つかる。まず、『資本論』そのもの。第1部では、初版(1867年刊)は見つからないが、それ以外はコピーが公開されている。 第… 続きを読む Google Booksで資本論の各版が見つかる件

『経済学批判』27ページとはどこか?

『資本論』第3部第19章で、マルクスは、「貨幣制度一般が、どのようにして最初、異なる諸共同体間の生産物交換のなかで発展するかについて、私はかつて指摘したことがある」と述べて、そこに注(42)を付して、『経済学批判』(ベル… 続きを読む 『経済学批判』27ページとはどこか?

資本論第3部第17章「商業利潤」の翻訳について

資本論第3部第17章「商業利潤」を読んでいて、どうしても日本語として意味不明なところにぶつかってしまった。それはヴェルケ版のページで308ページの終わりから309ページにかけて、商人資本が商業労働者の賃金を支払うために前… 続きを読む 資本論第3部第17章「商業利潤」の翻訳について

この間、資本論について呟いたものをまとめておきます

この間、資本論について呟いたものをまとめて貼り付けておきます。 MEW395頁注93、オランダ1万2千台の風車の総馬力が6千馬力となっているが、これは6万馬力が正しい。資本論は初版以来すべて6千になっているが、叙述のもと… 続きを読む この間、資本論について呟いたものをまとめておきます

いろんな賃金があることをマル経的にはどう考えるか?

ということについて、あれこれ呟きました。素人考えなので、まったく見当違いかも知れません。その場合はご容赦ください。 賃金の差はどこから来るのか?本社勤務の社員の給料が現場の労働者の賃金より高いのはなぜか?本社の社員のほう… 続きを読む いろんな賃金があることをマル経的にはどう考えるか?

ディーツ社「資本論補遺」訂正・誤植一覧のチェック完了!

ディーツ社が出しているCD版の「資本論補遺」に、ヴェルケ版資本論第1部の「訂正・誤植一覧」が出ていたので、1つ1つ点検してつぶしていった。えらく面倒な作業だったが、とりあえずチェック完了。 大部分は、マルクスが引用した文… 続きを読む ディーツ社「資本論補遺」訂正・誤植一覧のチェック完了!

マルクスの読み方(1)―革命論

今夜の理論教室について呟きました。 学習会が終わったので、帰ります。本日はマルクスの革命論について大変興味深いお話を聞きました。話としては大変わかりやすく、面白かったのですが、それを実際に自分がマルクスの文献を読む時に生… 続きを読む マルクスの読み方(1)―革命論

資本論2題 − die Kronjuristenとは? それは1848年か?

資本論にかんする疑問を2つツイッターで呟きました。 1つは、資本論第1部第8章「労働日」に出てくるdie Kronjuristenとは何か? もう1つは、同じく資本論題1部第8章で、「1848年の〔工場〕法」と書かれてい… 続きを読む 資本論2題 − die Kronjuristenとは? それは1848年か?

資本論について呟きました

この間資本論について呟いたものを貼り付けておきます。 最初に、新日本版の誤植の指摘。 資本論第3部第8章新日本上製版257頁の訳注で「国内的利潤率」と訂正した理由を「草稿により訂正」とあるのは誤り。草稿も「国際的」となっ… 続きを読む 資本論について呟きました

資本論について呟きました

この間、資本論第3部について呟いたものをまとめて貼り付けておきます。 資本論第3部第6章、新日本新書版225頁後ろから2行目(13ページ)という頁数には出典が書かれていないが、これは『工場監督官報告書』1861年10月3… 続きを読む 資本論について呟きました

『資本論』に書かれた「社会的排除」

資本論を読んでいると、マルクスの言っていることが、本当にいままさに目の前で起こっていることをずばり指摘しているように思えるところにたくさん出くわす。ここでいいたいのは、マルクスの理論の現代性ということではない。 マルクス… 続きを読む 『資本論』に書かれた「社会的排除」

『資本論』第2部第17章でよく分からなかったところを解決

目下、『資本論』第2部第17章を精読中ですが、今日は、これまでよく分からなかったところを1つ解決つけました。それは、新日本新書版でいうと第6分冊539ページ(ヴェルケ版341〜342ページ)。次のような文章で始まる段落で… 続きを読む 『資本論』第2部第17章でよく分からなかったところを解決