自衛隊の多国籍軍参加

小泉首相が、サミットで、イラクに派遣中の自衛隊を、来月以降「多国籍軍」に参加させると表明。

現在でも、イラクに派遣された自衛隊の指揮権は曖昧なままですが、多国籍軍に参加したとき、自衛隊の指揮権をどうするつもりなのでしょうか? もしそれを多国籍軍にゆだねるのであれば、治安活動を担う多国籍軍への参加は、自衛隊の海外での武力行使を容認することになるし、自衛隊だけ治安活動に参加しないなら多国籍軍への参加とはいったい何なのか?

多国籍軍というのは、国連決議にもとづいて設立されるものであり、現在の自衛隊の「有志連合」への参加のように曖昧なやり方は許されないはず。いったい小泉さんはどうするつもりなんでしょう?

「9条の会」発足

6月10日、大江健三郎、奥平康弘、小田実、加藤周一、鶴見俊輔の5氏が記者会見し、井上ひさし、梅原猛、澤地久枝、三木睦子さんらと合わせて9人で「9条の会」のアピールを発表。憲法改悪に反対する大きなネットワークをつくる決意を明らかにしました。

「9条の会」アピール(全文)