日本共産党の発行する『女性のひろば』という雑誌の8月号で、エッセイストの朴慶南(パク・キョンナム)さんが、日本共産党への“信頼”を書かれています。なるほど、こういうふうに思っていてくださるのかと、ありがたく思いました。
朴慶南さんの発言は、概略次のようなものです。
自衛隊のイラク派兵から始まって、有事法制が通り、国民の議論も承認もないまま自衛隊が多国籍軍に加わるという、憲法をふみにじってはばからない日本の極端な右傾化に非常な不安を覚えています。北東アジアの安定のためにも、日本はアメリカ言いなりではなくて、アジアの仲間と手をとりあってほしい。そのためにも日本の人たちは、きちんとした政権を選ぶという重い責任があります。憲法を守る立場に立ち、戦時中から一貫して戦争反対を貫いてきた誇りある歴史をもつ日本共産党がその力を発揮すべきときは、今をおいてほかにはないじゃありませんか。
私が日本共産党をとても好きなのは、なによりも人間なんですね。「こんなステキな日本人がいるよ」といわれて訪ねた人の多くは何らかの形で日本共産党とかかわりのある人だったんです。講演会などで心が通い合ったと思う人たちは必ずといっていいほど「赤旗」を読んでいたのです。私にとってそういう人々への信頼は揺るぎないものです。