小山内美江子さんの“反省”

脚本家の小山内美江子さんが、「男を見る目がなかった」という一文を「東京新聞」に書かれています。
この「男」というのは、小泉首相のこと。

小山内さんは、小泉首相が登場したときに、作家の高村薫氏が「彼は危険である」と発言していたことが分らなかった、「失礼ながら、それまでの首相よりハッキリと物を言うし、フットワークも軽い。ヘアスタイルの好みは別として、彼に代えるべき人材はないじゃないかという思いだった」と言います。しかし

「『よかった!』『感動した!』などのワンフレーズに、いまや感動する人も少なく、多国籍軍参加を閣議持ち回りで済ませて平然としている人間に不信を募らせている者が多い。もちろん私もその一人」だと言い、小山内さんは、こう主張されています。

若者たちに出会えば戦争をさせられるのはあンたたちなのだから7・11には棄権するなと片っ端からくどきまくっている。
憲法がいじられる前、表現の自由が保障されている間に言いたいことを言っておこう。誠意のない人間は政界からリストラしよう! 庶民の痛みが分らない者には何事も託すな。

日ごろ、平和の問題や市井の人々の生活感覚に敏感な小山内さんをしても、“小泉フィーバー”にそういう感覚をもたれていたのかと思うとともに、この3年間に、小泉政治の真の姿にたいする目覚めが広がっていることに思いを強くしました。

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