立教大学名誉教授の政治学者高畠通敏氏が、7日午前、肝不全のために亡くなられました。
共同通信の配信記事によれば、「東大法学部卒。東大助手を経て立教大教授に。1950年代後半から「思想の科学研究会」に参加。哲学者鶴見俊輔氏らと「転向研究」に取り組んだ。60年安保闘争では、安保改定に反対する市民グループ「声なき声の会」を結成し、事務局長を務めた」ということです。
以前から肝臓ガンを患われ、確か去年、論文集的なものが出たのが最後の著作になったのではないでしょうか。「市民派」ということで、時代の反動化にたいする批判は厳しく、それだけに最後まで「共産党嫌い」を押し通されたのは残念です。