フィリピン政府がイラク派遣部隊のうち11人の帰国を指示しました。
<フィリピン>イラク派遣部隊から11人撤退 外相が声明(毎日新聞)
<フィリピン>イラク派遣部隊から11人撤退 外相が声明
【マニラ大澤文護】フィリピンのアルバート外相は16日、イラク派遣部隊43人のうち、隊長を含む11人を同日、フィリピンに呼び戻すと発表した。残りの隊員32人についても「間もなくイラクを出国することになる」と述べた。(毎日新聞)[7月16日13時31分更新]
これにたいし、アメリカやオーストラリアは「テロリストの要求に屈服するもの。テロを助長するだけだ」と非難しています。しかし、同じことは3月の列車爆破事件をきっかけにスペインが撤退を決めたときにも主張されましたが、はたしてスペインはますますテロに狙われるようになったでしょうか? さらに世界各地での爆弾テロを助長したでしょうか? 残念ながら、そうした事実はありません。「テロリストの要求に屈服すれば、さらにテロを助長するだけ」というと、いかにももっともらしく、勇敢で毅然とした態度のように聞こえますが、実はそうではないということです。