フィリピン人の人質解放

イラク国内で武装集団に拉致されていたフィリピン人の人質が解放されました。

フィリピン人人質を解放 比大統領「後悔ない」(共同通信)

フィリピン人人質を解放 比大統領「後悔ない」 (共同通信)

 【バグダッド20日共同】イラクでフィリピン人トラック運転手アンヘロ・デラクルスさん(46)が「ハリド・イブン・ワリド部隊」を名乗る武装集団に拉致された事件で、武装集団は20日、デラクルスさんをバグダッドで解放した。拉致が発覚して以来、13日ぶり。フィリピンのアロヨ大統領は解放を確認、「元気で健康状態もいい」と述べた。
 武装集団は、イラク駐留フィリピン部隊を今月末までに撤退させることを解放の条件としていた。フィリピン政府が要求を全面的にのみ、19日に部隊全員の撤退を完了したことを受けた解放とみられる。
 イラクでは最近、米国や韓国の民間人らが拉致後に殺害されたが、頻発する外国人拉致事件で犯人側の要求を公然と受け入れたのはフィリピンが初めて。米国などはこの対応を「テロに屈した」「同様の犯罪を誘発する」と批判している。
 これに対し、アロヨ大統領は20日「アンヘロを救うために部隊の帰国を決断した。後悔していない」と述べた。[ 2004年7月20日22時14分 ]

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