民主党の岡田代表が、訪米中の憲法改正問題に関連した発言にたいする小沢一郎氏の批判について、「私は憲法改正の前については何も語っていない」と発言。
結局、自由党と合流した後の民主党内での小沢一郎の影響力の大きさがあらためて示されたということです。
憲法改正前は改めて議論 武力行使で岡田代表
民主党の岡田克也代表は1日のフジテレビ番組で「憲法改正して国連決議があれば、海外での武力行使を可能にすべきだ」とした自身の訪米中の発言を小沢一郎前代表代行から批判されたことについて「私は憲法改正の前については何も語っていない。党の中でちゃんと議論していけばいい話だ」と釈明した。
岡田氏は、国際貢献での武力行使が自衛隊とは別の国連待機部隊をつくれば現在の憲法でも可能だとしている小沢氏や横路孝弘元副代表の主張について「当時の代表代行や副代表が言われたことだから重い」と述べ、有力な考え方との認識を示した。
これに関連して民主党首脳は同日午前、現在の憲法下での国際貢献の在り方に関する党内議論について「ゆっくりしない方がいい」と述べ、取りまとめを急ぐ考えを示した。(共同通信)[8月1日13時33分更新]