米軍は、イラク中部ナジャフ周辺でのサドル師派民兵組織との2日間の戦闘で武装勢力300人を殺害したと発表しました。ナジャフ県知事は、400人以上が死亡と主張。しており、米軍が相当大規模な軍事作戦を展開したことは確実。こういう事態を放置したまま、イラクは独立したといっても無力です。
米軍が掃討作戦、サドル派300人を殺害
【カイロ=柳沢亨之】イラク駐留米軍は6日、中部のシーア派聖地ナジャフで5日から6日にかけての戦闘で、イスラム教シーア派指導者ムクタダ・サドル師派民兵組織「マフディ軍」など武装勢力推定300人を殺害したと発表した。
AP通信によると、ナジャフ県知事は6日、2日間の米軍との戦闘で400人以上が死亡し、1000人以上が拘束されたとしている。事実とすれば、昨年5月にブッシュ米大統領が大規模な戦闘の終結を宣言して以来、1度の戦闘での死者数としては最大。サドル師派の反発は必至だ。ナジャフでの同師派掃討作戦の拡大で、イラク国内のシーア派教徒全体への影響も懸念される。
米海兵隊報道官によると、2日間の戦闘で、米側は兵士3人が死亡、12人が負傷した。ロイター通信によると、サドル師派民兵組織は、「300人殺害」の米軍情報を否定し、民兵死者は36人としている。サドル師派と米軍との戦闘は、ナジャフ以外にバグダッドなどで行われている。(読売新聞)[8月7日3時7分更新]