13日、巨人の渡辺恒雄オーナーが、巨人のスカウトが明治大学・一場靖弘選手(投手)に現金約200万円を与えた事件で引責辞任。同時に、球団社長の土井誠氏、同代表・三山秀昭氏などが解任されました。
しかし、この辞任・解任で終わりにせず、ぜひ事件の全貌を解明してほしいと思います。誰だって、たまたま一場選手の場合にのみ、こういう事件が起きたとは考えないでしょうし、他の選手にたいしてはどうだったのか、過去はどうだったのか、他球団も含め、徹底的に調査してほしいと思います。
もう1つは、この辞任が、現在の球団合併・1リーグ制移行問題にどういう影響をあたえるかですが、僕は早手回しのナベツネ氏の辞任が、かえって「院政」を予想させて、話はますます混迷していくように思われてなりません。渡辺氏は、巨人のオーナーは辞任したとはいえ、読売グループの代表は続ける訳ですし、「球界発展のために引き続き努力したい」とも発言しているし…。むしろ、公的な立場を退いて、かえってナベツネ氏は自由気ままにやれるようになるのでは…と危惧しています。
むしろ、引責辞任したのだからプロ野球のことへの発言は慎むというケジメをはっきりさせることを、メディアに期待したいのですが…。