米政府は、世界的な米軍再編の一環として、ワシントン州にある陸軍第1軍団司令部のキャンプ座間(神奈川県)への移転を今年11月から開始。
陸軍司令部11月から移転 再編でキャンプ座間
在日米軍の再編問題で、米政府が陸軍第1軍団司令部(ワシントン州)のキャンプ座間(神奈川県)への移転作業を11月から開始し、1年半後の2006年4月までに完了させたいとの意向を政府に伝達していたことが分かった。複数の日米関係筋が15日、明らかにした。
これに対し政府は、米主導の再編を警戒。今月下旬に外務省の海老原紳北米局長と防衛庁の飯原一樹防衛局長がワシントンで米政府高官と会談し、再編に関する「対案」を提示する考えを伝える見通しだ。細田博之官房長官と川口順子外相、石破茂防衛庁長官が、この方針を確認している。
政府筋によると、日本側の提示案が具体化するめどは立っていない。(共同通信)[8月16日2時45分更新]