まれに見るアホ…

河村文科相が、森前首相の「神の国」発言を弁護して、「なぜ物議を醸したのか」と発言しました。呆れるのは、その理由です。

神の国発言「なぜ物議」…河村文科相が森前首相を弁護(読売新聞)

河村文科相によれば、「森前首相の発言は神道関係者に敬意を示したものだろう」というもの、そのどこが問題なのかというのです。

しかし、一国の総理大臣が、特定の宗教や宗派に肩入れしちゃいかんというのが、憲法の政教分離原則の基本です。それを、「神道に敬意を表しちゃあなぜいかんのか」と言われたら、“あんた憲法を一から勉強し直したら…”としか言いようがありません。

もう1つ。森発言が問題になったのは、そこに「天皇中心の神の国」というコメントがついていたこと。熊野路を歩いて神妙な気分になるのは勝手だけれど、それがどうして「天皇中心の」になるのか。その“胡散臭さ”が問題なのです。

神の国発言「なぜ物議」…河村文科相が森前首相を弁護

 河村文部科学相は19日、和歌山県本宮(ほんぐう)町で開かれた世界遺産登録の記念式典のあいさつで、森前首相の「神の国」発言に触れ、「今日、中辺路(なかへち)を歩き、歴史の息づかいを感じた。なぜ、あの『神の国』発言が物議を醸したのかと思った」と述べた。
 式典終了後、河村文科相は報道陣に対し、「森前首相の発言は神道関係者に敬意を払うために言ったものだろう。私も同じで、ここに立つと、日本の歴史と伝統を感じ、ごく自然に出た言葉だ」などと説明した。
 森前首相は首相時代の2000年5月、「日本は天皇中心の神の国」と発言し、批判を浴びた。(読売新聞) – 9月20日10時47分更新

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