今日の日本プロ野球組織と選手会との交渉で、NPB側が、公正な審査をして参入が認められれば、来季パ6球団もありうるとの態度を示したことで、交渉が前向きの展開をみせる可能性が出てきました。
<プロ野球>新規参入で譲歩案提示 第2波スト回避へ前進(毎日新聞)
<プロ野球>新規参入で譲歩案提示 第2波スト回避へ前進
史上初めて行われたプロ野球のストライキの回避に向けて、日本プロ野球選手会(古田敦也会長=ヤクルト)と日本プロ野球組織(NPB)との協議・交渉委員会(団体交渉)が22日、名古屋市内で再開され、NPB側が新規参入球団の加盟審査について新たな譲歩案を提示した。具体的な内容は明らかにされなかったが、双方が歩み寄りを認めており、23日の交渉で妥結し、25、26日に予定されている第2波ストの回避に向けて大きく前進した。
NPBの瀬戸山隆三・選手関係委員長(ロッテ球団代表)によると、透明性を確保した公正な審査をして参入が認められた場合、来季は「セ・リーグ6球団、パ・リーグ6球団」に戻すことを選手会側に伝えた。「選手やファンにも納得できる審査方法」と言い、プロ野球の改革にも取り組む姿勢を説明したという。
選手会はオリックス、近鉄の合併で減った球団数を増やすため、来季からの新規参入を強く求めている。この日、試合のため途中退席した古田会長は「NPB側から新規参入について具体的な提案があった。『来季は球団数を減らさない』という言葉もあり、信用していいのではないか」と話した。
前回の交渉で来季の新規参入を確約しなかったNPB側は、審査基準の公開や、新たな審査機関の設置などを検討しており、23日の交渉でさらに細部を話し合う。【湯浅聡】(毎日新聞) – 9月22日21時18分更新