昨日の選手会とプロ野球機構との交渉で、あらためて選手会長の古田選手の人柄というかキャラクターが見えた気がします。それは…
1つは、近鉄・礒部選手が、最後までバッファローズというチームにこだわり、「プロテクト枠撤廃」「新規参入球団に近鉄選手全員で」と主張したことについて、選手会では誰も説得などできない、できる訳がないという立場をつらぬいたこと。「夕刊フジ」は、礒部「暴走」などと書いていますが、新規球団が参入するなら、なぜバッファローズが無くならなければならないんだ!?というのは、誰だって思うこと。「暴走」などでは絶対にありません。それを大切にするところから、今回の交渉も始まったのだから。
もう1つは、瀬戸山代表にたいする態度のこと。10日の暫定合意のときに、瀬戸山代表から握手を求められて古田選手は受けませんでしたが、昨日は、調印・記者会見の前に瀬戸山代表にそのことを謝罪し、さらに球団が消滅する近鉄・オリックスの選手に配慮して、今回も握手なしでいくということを、あらかじめ打ち合わせていたそうです。
プロ野球スト回避 古田会長「今が球界発展のスタート」(毎日新聞)
こういう配慮のできる選手が選手会長だったればこその“成果”だったといえますね。
ピンバック: 三日坊主の雑記帳