とうとう生徒を立たせろと職務命令

都教委が、学校行事で君が代斉唱のとき生徒に起立するよう指導せよとの職務命令を教員に出すようにと、校長に指示しました。

昨年以来、卒業式・入学式などの行事で、君が代斉唱のときに教員自身も日の丸に向かって起立するようにとの職務命令を出し、違反したとして243人の教職員を処分しています。そのあと、「生徒が起立しないのは教員がそそのかすからだ」と、生徒が起立しなかったら担任を処分するとの“脅し”をかけていましたが、とうとう臆面もなく職務命令を振りかざしてきました。

職務命令さえ出せば何をやってもいいというのは、まったく時代錯誤の発想です。あきれた教育者たちです。

生徒への指導を職務命令 君が代斉唱で都教委(共同通信)

続きを読む

これが「普通の感覚」か?

小泉首相の靖国参拝について、新しく大臣になった町村信孝外相が、「それぞれの国には、それぞれの慰霊の仕方がある。日本では、亡くなった人はすべて神であるとの死生観を持つのが普通の感覚ではないか」と述べて理解を示しました。

「亡くなった人はすべて神である」と言うけれど、靖国神社には、戦闘の犠牲となった一般市民や、軍人でも天皇に背いた人物(たとえば西郷隆盛)などは祀られていません。だから、靖国神社に祀られることはけっして「普通の」日本の死生観ではないのです。

靖国参拝問題:小泉首相の参拝、「普通の感覚」と理解――町村外相(MSN-Mainichi INTERACTIVE)
続きを読む