結局、楽天なの?

楽天が、仙台宮城球場をホームグラウンドに加盟申請するとの方針を明らかにしましたが、これがいかに突然だったかは、大阪府知事がその直前まで大阪誘致に自信を見せていたことからも明らかです。しかし、なぜ楽天も宮城なのか?

来季12球団維持!『楽天』承認へ、本拠地は仙台(サンケイスポーツ)
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まれに見るアホ…(2)

東京都の「青少年の性行動について考える委員会」(座長=加藤諦三早大教授)の初会合が22日、都庁で開かれました。

中学生の「性」条例で規制 東京都、委員会で議論へ(共同通信)

東京新聞によれば、その会合で委員の1人が「中学生の性行為を禁じるべきだ」と発言したそうです(23日付30面)。しかし、中学生の性行為を禁じるって、どうやって禁止するつもりなんでしょう…? 中学生全員に貞操帯でもつけさせろというのでしょうか。
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巨人、軌道修正か?

巨人のオーナー・滝鼻卓雄氏が、読売新聞のインタビューで、「セ、パ両リーグとも6球団ずつが理想」と、パリーグへの来季からの新規球団加盟を支持すると表明。

「いまさら、何を!」と言いたくなるのは確かですが、まあ、世論に押されての事実上の軌道修正なのだから大目に見てやりましょう。

「パ6球団が理想」滝鼻・巨人軍オーナー、参入に期待(YOMIURI ON-LINE)
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来季パ6球団へ前進?

今日の日本プロ野球組織と選手会との交渉で、NPB側が、公正な審査をして参入が認められれば、来季パ6球団もありうるとの態度を示したことで、交渉が前向きの展開をみせる可能性が出てきました。

<プロ野球>新規参入で譲歩案提示 第2波スト回避へ前進(毎日新聞)
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米軍再編でアメリカの思惑

米軍再編で、アメリカ政府がワシントン州の陸軍第1軍団司令部を日本へ移すなどの構想を進めていますが、そのねらいが「中東、中央アジアなどにも展開する統合部隊の指揮機能をもたせるための計画である」ことが明らかになったと、「朝日新聞」が報道しています。

日本拠点に極東超え部隊指揮 米軍再編で米政府が計画 – asahi.com : 政治
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それでも地球は動く?

小学生4〜6年生の約4割が「太陽が地球の周りを回っている」と考え、半数以上は月の満ち欠けの理由が分かっていないことが、国立天文台の調査で明らかになりました。

天文知識:小4〜6の42%が「天動説」? 国立天文台助教授ら、8都道府県調査(毎日新聞)

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プロ野球スト 新聞各紙は?(追加)

プロ野球ストについての、地方新聞の社説を調べてみました。まずは、「神戸新聞」(兵庫県)と「中国新聞」(広島県)です。

神戸新聞「プロ野球スト/だれがこれを招いたのか」(18日)
「ひと言でいうなら、経営側の独善となるだろう。『初めに合併ありき』で、球界の将来を見通して、当事者である選手会と話し合う姿勢を、経営側が持たなかったことに尽きる。それは交渉決裂の記者会見で、経営側の言葉に象徴に表れている。『合併問題は経営事項』が、それである」。「ストという事態で一番怒るはずのファンの多くが選手会を支持する理由は、選手会の主張に球界の将来を考える姿勢に共感したからに他ならない。経営側はそのことを読み誤ってはならない。 /経営側から違法行為、損害賠償という言葉ばかり出てくることに、この組織の古さを感じざるを得ない」
中国新聞「プロ野球スト決定 残念…やむを得ぬか」(18日「社説」)
「合併凍結の要求は置くとしても、新規参入が再来年ならいいが、なぜ来季ではだめなのか。協議終了後の会見でも球団側の説明は説得力に乏しかった」。「説明によると、だめな最大の理由は『もう時間がない』である。野球協約では新規参入の届け出期限は『前年の11月30日』とある。まだ2カ月以上ある。期限を延ばしてでも新規参入の道を開く柔軟さはあってもよかったのではないか」。「第一、ライブドアが早い段階で近鉄球団の買収に名乗りを上げたにもかかわらず、話を聞こうともせずにそでにしたのは球団側である。……そこはほおかむりし『時間がない』と言っても説得力に欠けよう」。「経営側が両球団の合併を唐突に打ち出したことや、これまでの経過を振り返れば、合併を推進する一部の球団オーナーらの意図は『1リーグ制の導入』にあることは明らかだ」。「ストを構えた選手会をファンの多くが支持したことを球団やオーナーらはもっと重く受け止めなければならない」

ちなみに、広島では、カープの新球場建設が焦点になっているようです。

続いて、青森県の「東奥日報」と宮城県の「河北新報」です。

東奥日報「経営側は参入に門戸開放を」(19日社説)
「『公正な審査をするには時間がない』というNPB側の主張に説得力があろうか。これでファンが納得できるだろうか。十分な時間があるのに、新規参入を1年遅らせるのは、単なる嫌がらせか、職務怠慢のどちらかと受け取られても仕方あるまい」
河北新報「プロ野球スト決行/どうなる宮城への球団進出」(18日社説)
「今回のスト問題は、選手やファンを軽視し、球団合併、再編に向けて、経営者側が問答無用で強行しようとしたことが大きな原因と言える。新規参入に名乗りを上げる企業が出ているにもかかわらず、積極的に対応せず、選手やファンの不信を増す結果となった」

それから、北海道新聞の社説では、根来コミッショナーの提案を「遅きに失した」、あるいは経営者側の「隠れみの」になる危険性があると批判しているのが注目されます。

北海道新聞「プロ野球スト*経営者側の責任は重い」(18日社説)
「動かないと批判された根来泰周コミッショナーは16日、新規参入の条件の緩和や、球界改革に取り組むためのプロ野球有識者会議設置などの提案を行った。しかし、これは遅きに失したといわざるを得ない。/ぎりぎりになって提案し、時間がないことを理由に選手会の要望を顧慮しないのでは、選手会側の疑念をぬぐうことはできない。/有識者会議にしろ、新規加盟球団の審査委員会にしろ、経営者側の息がかかった人間で構成されれば、それは新規加盟を望む企業や選手の要望を排除する隠れみのにしかならない」。「そもそも経営者側がファン、選手を甘く見て独断で事を運んだことが、ここまでこじれた原因である。両者が歩み寄ることができる提案を示せなかった経営者側の責任は極めて重いといわざるを得ない」

読んでみたい本

日曜日の各紙書評から

  • 星野興爾『世界の郵便改革』(郵研社 1,575円)
  • 小倉和夫『グローバリズムへの叛逆』(中央公論新社 2,310円)
  • 香山リカ『<私>の愛国心』(ちくま新書 735円)
  • 鈴木靖民編『倭人のクニから日本へ』(学生社 2,520円)

1冊目は、アメリカ、イギリス、ドイツ、ニュージーランドなどの郵便事業「改革」を紹介したもの。かつてあれほど持ち上げられたニュージーランドの郵政民営化は散々な結果になっているらしい。小倉和夫氏は、国際交流基金理事長。

あと、読売の読書欄で、島田雅彦氏のこれまで書いてきた作品の流れが紹介されていて、役だつ。あと目立ったのは、柳美里『8月の果て』が毎日(高橋源一郎)と日経(清水良典)の2紙で非常に好意的に取り上げられていたこと。読みにくいクセのある小説だが、しかし読んでいて面白いことは間違いない。

もし損害賠償請求で裁判になれば

プロ野球のストライキで、もし球団側が損害賠償請求で裁判を起こしたらどうなるか? 選手会を応援するファンもやきもきしている問題でしょう。これについて、コモエスタ坂本氏が興味深いコメントをしています。

「猿でもわかる選手会ストQ&A」 – [野球・メジャーリーグ]All About Japan
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遁走するオリックス球団経営者

オリックス球団経営側が開設したホームページの掲示板が閉鎖されました。「本来の目的、趣旨から大きく逸脱した内容の投稿が多く見受けられる」というのが理由だそうですが…。

<プロ野球スト>オリックス、HP掲示板を閉鎖(毎日新聞)

ちなみにオリックス球団の公式ホームページはこちら。閉鎖された掲示板は、右上の「Community」から入るようになっています。

http://www.bluewave.co.jp/
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『人間性の起源と進化』

人間性の起源と進化

こないだから、『人間性の起源と進化』(西田正規、北村光二、山極寿一編、昭和堂、2003年)を読んでいます。類人猿研究の最新の成果をもとに、生物種としての〈ヒト〉がいつ、どんなふうに誕生したかを探求しています。新しい知見も含まれていて、興味深い書物です。
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CDを処分して

引っ越しのとき、入り切らなくなっていたCDを、今日、中古CDショップに買い取ってもらってきました。約60枚で1万4,500円。クラシック中心で、一部小比類巻かおるなど1枚20円と言われたものもありましたが、平均で1枚250円。原価の1割弱というのは、古本などに比べれば、ずっといい成績でした。

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