沖縄本島沖の海上で、米軍のF15戦闘機2機が接触し、嘉手納基地に緊急着陸。
米戦闘機2機が沖縄沖で接触、嘉手納基地に緊急着陸 YOMIURI ON-LINE / 社会
米戦闘機2機が沖縄沖で接触、嘉手納基地に緊急着陸
4日午後2時45分ごろ、米空軍エレメンドルフ空軍基地(米国アラスカ州)所属のF15戦闘機2機が訓練飛行中、沖縄本島近海の海上上空で接触した。
2機は、主翼や尾翼の一部が破損したが、約15分後、米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)に相次いで緊急着陸した。けが人はいないという。同基地報道部は「2機は民間の住宅地を避け、海上から安全に帰還した。原因は調査中」とし、事故の状況や訓練空域は明らかにしていない。
2002年8月には、同基地所属のF15戦闘機が沖縄本島南約100キロの海上に墜落、乗員1人が事前に脱出し、救助される事故が起きている。◆稲嶺県知事「がく然とした」◆
沖縄県内では8月13日、宜野湾市の沖縄国際大で米軍ヘリ墜落事故が起きたばかり。稲嶺恵一知事は県庁で「がく然とした。強い衝撃と激しい憤りを覚えており、県民の不信感と怒りは頂点に達している。日米両政府は、こうした状況を重く受け止めるべきだ」と強い口調で話した。その上で「住宅地上空での飛行中止を含め、米軍機の運用のあり方の再検証を強く求める」と述べ、5日、外務省や防衛庁など関係機関に要請するとした。 (2004/10/4/21:21 読売新聞)