ラムズフェルド米国防長官が、フセイン元大統領とアルカイーダの「つながりを示す証拠はない」と認めたというニュースの続報です。
国防長官は、この発言の後、その発言は誤解だったとして、発言を撤回。あらためて、両者の幹部の接触を示す証拠があると主張しました。
で、結局、証拠はあるの? ないの?
ちなみに、ラムズフェルド氏がフセイン大統領(当時)に接触した証拠、アメリカ政府がフセイン政権に協力していたことを示す証拠はあります!
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イラクとアルカイダの関係で米国防長官、発言にぶれ
ラムズフェルド米国防長官は4日昼、旧フセイン政権と国際テロ組織アルカイダとの関係について、ニューヨークでの講演で「両者を結びつける強力で十分な証拠は見ていない」と発言した。イラク戦争開戦前、両者の結びつきを断定的に認めてきた過去の長官発言を修正したと見られたが、同日夜になって「発言は誤解で、両者には関係がある」とする声明を発表、発言を事実上撤回した。
両者の関係は、ブッシュ米政権が大量破壊兵器とともにイラク戦争正当化の主要な根拠に掲げてきた。その関係をいったんは否定した発言だけに、戦争の正当性やブッシュ政権の信頼性をめぐる大統領選の議論に影響を及ぼすとみられる。
長官は講演で「どんな関係だったかについて、情報機関の中で食い違いがある」と指摘。アルカイダ関係者がイラクに出入りしていたという情報については認めたものの「だから関係があるとも、ないとも言える」と述べ、「強力で十分な証拠」ではないと説明した。
ところが同日夜の声明では、米中央情報局(CIA)の情報分析として「02年9月以来、両者に結びつきがあることを承知していた」と強調。双方の高官、幹部の接触を示す信頼できる証拠があるなどと従来の主張を繰り返した。同時多発テロ事件に関する超党派の調査委員会はすでに「両者が(米国内攻撃の)作戦面で協力した証拠はない」と結論づけている。(asahi.com 10/05 23:00)